5月27日の記念日
ドラゴンクエストの日
カテゴリ
由来・理由
1986年(昭和61年)5月27日、ファミリーコンピュータ用RPG「ドラゴンクエスト」第1作がエニックス(現スクウェア・エニックス)から発売されたことにちなむ記念日。発売から32年後の2018年、一般社団法人日本記念日協会が認定・登録した。
雑学・小話
1986年5月27日、「ドラゴンクエスト」はキャッチコピー「今、新しい伝説が生まれようとしている」とともにファミコン向けに発売された。当時ファミリーコンピュータは発売から3年目を迎え、1986年半ばの時点で国内世帯の約19%(約650万世帯)に普及していた急成長期にあり、アクションゲームが主流だった市場に、コマンド選択式の本格的なロールプレイングゲームというジャンルを持ち込んだ。発売直後の売れ行きは当初それほど目立たなかったが、原作者の堀井雄二自身が『週刊少年ジャンプ』のライターとしてRPGというジャンルの面白さを紹介する記事を書いたこともあり、子どもたちの間で評判が口コミで広がって次第に売り上げを伸ばしていった。 シナリオは堀井雄二、キャラクターデザインは『Dr.スランプ』『ドラゴンボール』で知られる漫画家の鳥山明、音楽はすぎやまこういちという豪華な布陣で制作され、鳥山の起用には担当編集者・鳥嶋和彦の仲介があったとされる。当時の国産RPGの常識を塗り替えるコマンド式の戦闘システムと物語への没入感が評判を呼んだ。初代の販売本数は約150万本に達し、続編「ドラゴンクエストII 悪霊の神々」発売時には店頭に長蛇の列ができ、「ドラクエ社会現象」として各紙が報じた。 すぎやまこういちは同年10月、ゲームの楽曲をオーケストラで演奏する「組曲『ドラゴンクエスト』」を発表した。NHK交響楽団の選抜メンバーで編成された東京弦楽合奏団が演奏を手がけ、以後シリーズの新作が出るたびに交響組曲としてアルバム化される恒例のシリーズとなっている。 シリーズを重ねるごとにファン層は拡大し、スクウェア・エニックスの発表によれば2022年3月時点でシリーズ全世界累計出荷本数は8,500万本を超えている。「ドラゴンクエスト」の成功は日本のロールプレイングゲーム文化の礎となり、後続の多くのRPGに影響を与えた。鳥山明氏(2024年逝去)のスライム・ドラキー・メタルスライムといったモンスターデザインは今やJ-Popカルチャーの一部として世界でも認知されている。 シリーズはその後も繰り返しリメイク・移植されており、2024年11月には「ドラゴンクエストIII そして伝説へ…」のHD-2D版が、2025年10月には「ドラゴンクエストI&II」のHD-2D版が発売されるなど、世代を超えて遊び継がれている。スクウェア・エニックスは記念日に合わせてSNSキャンペーンや限定コラボを実施し、往年のファンと新世代のゲーマーをつなぐ機会としている。
出典
- ドラゴンクエストの日 - 日本記念日協会
- ドラゴンクエストシリーズ - Wikipedia
- 組曲「ドラゴンクエスト」 - Wikipedia
- HD-2D版『ドラゴンクエストI&II』10月30日(木)発売決定&予約開始! - SQUARE ENIX
情報更新日:2026-09-14