7月24日は何の日?
4件の記念日があります
由来・理由
1964年(昭和39年)7月24日、劇画雑誌『月刊漫画ガロ』が創刊されたことに由来する。創立者は漫画家の白土三平で、青林堂の長井勝一が初代社長兼編集長を務めた。水木しげる・つげ義春らも登場し、子ども向けとは一線を画した大人向けの「劇画」ジャンルの拠点となった。
雑学・小話
「劇画」という言葉は1957年に漫画家・辰巳ヨシヒロが提唱した表現で、従来の児童向け漫画とは異なる、写実的で社会性のある作品群を指す。それまでの漫画が「子どものもの」とされていた時代に、劇画は青年層へと読者層を広げ、漫画文化に革命をもたらした。 1964年7月24日に創刊された『月刊漫画ガロ』は、白土三平の大河劇画『カムイ伝』を看板作品とし、水木しげる・つげ義春・楠勝平ら後に名を残す作家たちの発表の場となった。特につげ義春の短編「ねじ式」(1968年)は、シュールでナンセンスな表現で漫画の可能性を大きく広げた作品として今なお語り継がれる。 ガロは商業誌ではなく、作家の個性と実験的な表現を優先する姿勢を貫き、1970年代の「劇画ブーム」期には部数10万部を記録した。2002年に休刊したが、その精神は後のインディーズ漫画やアートコミックに受け継がれている。
由来・理由
毎月24日は地蔵菩薩の縁日とされており、旧暦7月24日はお盆の時期と重なることから特に「地蔵盆」と呼ばれる。子どもの守り神である地蔵菩薩に感謝し、子どもたちの健やかな成長を願う近畿地方を中心とした伝統的な年中行事。
雑学・小話
地蔵盆は京都を発祥とし、近畿・北陸・中部地方の一部に伝わる夏の伝統行事だ。町内や辻々に祀られた地蔵さんの前にテントを張り、赤いよだれかけや花で飾って供物を並べる。子どもたちが主役のお祭りとして、数珠繰り・ゲーム・お菓子の配布など地域ごとの行事が行われる。 地蔵菩薩は仏教において、釈迦入滅後から弥勒菩薩が現れるまでの「無仏の時代」に衆生を救う菩薩とされる。日本では道端や辻に祀られ、旅人の守り神・子どもの守り神として民間信仰に深く根付いた。「賽の河原」で石を積む子どもを守る地蔵というイメージはその象徴だ。 地蔵盆は関西圏の子どもたちにとって夏休みの思い出と結びついた大切な行事で、現代でも京都・大阪・奈良などの路地裏で地蔵盆の提灯が灯る光景が見られる。少子化やマンション化により規模が縮小する地域もあるが、地域コミュニティをつなぐ行事として受け継がれている。
制定:日本OTC医薬品協会(2017年)
由来・理由
日本OTC医薬品協会が制定し2017年に日本記念日協会が認定。「セルフメディケーションは週7日・24時間の取り組み」という考え方から7月24日(7→週7日・24→24時間)を記念日とした。OTC医薬品(市販薬)を賢く活用する意識を広めることが目的。
雑学・小話
セルフメディケーションとは、軽い症状や体の不調を自分で判断・対処する考え方だ。頭痛・発熱・風邪症状・胃腸の不調など、日常的な健康問題をドラッグストアの市販薬(OTC医薬品)で対処することがその典型例になる。 2017年から始まった「セルフメディケーション税制」は、健康診断などを受けた人が対象のOTC医薬品を購入した場合に所得控除が受けられる制度で、医療費の個人負担軽減と医療保険財政の健全化を目的としている。 一方で、市販薬の乱用や依存が問題となる側面もある。風邪薬・鎮痛剤・睡眠改善薬などの過量服用が若者の間で問題視されており、適切なセルフメディケーションには薬剤師への相談や正確な情報収集が欠かせない。「7日24時間」を日付とするこの記念日は、健康への日常的な関心を促すシンボルとなっている。
セルフメディケーションの日の単独ページを見る →由来・理由
869年(貞観11年)、京都で疫病が猛威を振るった際に疫神を鎮める御霊会として始まり、八坂神社の祭礼「祇園祭」となった。7月24日は後祭の山鉾巡行と、3基の神輿が御旅所から八坂神社へ帰る「還幸祭」が行われる日。
雑学・小話
祇園祭は毎年7月1日から31日まで1か月にわたり京都・八坂神社で行われる日本三大祭のひとつで、ユネスコ無形文化遺産にも登録されている。クライマックスの山鉾巡行では、高さ20メートルを超える巨大な鉾が四条通・河原町通を練り歩く壮観な光景が国内外から多くの観光客を集める。 7月17日の「前祭(さきまつり)」に続き、7月24日の「後祭(あとまつり)」が行われる。昭和41年から1回に統合されていたが、2014年(平成26年)に49年ぶりに後祭が復活した。後祭では大船鉾が150年ぶりに復興し、11基の山鉾が巡行する。同日夕方には三基の神輿が御旅所から八坂神社へ帰還する「還幸祭」が執り行われ、1か月にわたる祇園祭のクライマックスを締めくくる。 各山鉾には「動く美術館」と呼ばれるほど精巧な懸装品(タペストリー・刺繍・工芸品)が飾られており、室町時代から続く町衆文化の粋が凝縮されている。