8月27日は何の日?
5件の記念日があります
制定:日本ジェラート協会
由来・理由
1953年8月27日に映画『ローマの休日』がアメリカで公開されたことにちなむ。劇中でアン王女がローマのスペイン階段でジェラートを口にする場面がよく知られ、その魅力を広めたいとの思いから制定されたとされる。日本記念日協会に登録されている。
雑学・小話
ジェラートは、イタリア生まれの冷たい菓子で、アイスクリームに比べて空気の含みが少なく、なめらかでしっとりとした口あたりが特徴だとされる。果物や木の実、チョコレートなど、素材そのものの風味を生かした多彩な味わいで親しまれている。 この記念日のもとになった映画では、王女が街なかでジェラートを味わう場面が印象的に描かれたと伝えられる。そのひとときが、自由で気ままな時間の象徴のように受けとめられ、ジェラートはローマの街歩きに欠かせない楽しみのひとつとして世界に知られていった。 暑い季節にひんやりとした一口を味わう喜びは、今も昔も変わらない。色とりどりに並ぶジェラートから好みの味を選ぶ時間そのものが、ちょっとした楽しみといえる。この記念日は、身近になった冷たい菓子の魅力に、あらためて目を向けてみる一日といえる。
由来・理由
1969年(昭和44年)8月27日、映画『男はつらいよ』のシリーズ第1作が公開されたことにちなむ。山田洋次監督、渥美清主演による人情喜劇で、「寅さんの日」とも呼ばれる。
雑学・小話
『男はつらいよ』は、テキ屋を生業とする「車寅次郎(寅さん)」を主人公にした映画シリーズだとされる。旅から旅へと各地をめぐる寅さんが、ふるさとの東京・葛飾柴又に帰っては騒動を起こし、また旅立っていく――その繰り返しのなかに、人情やおかしみがにじむ物語として親しまれてきた。 もともとはテレビドラマとして作られ、その最終回で主人公が命を落とす展開に惜しむ声が多く寄せられ、映画として生まれ変わったと伝えられる。以来シリーズは長く続き、数多くの作品が作られて、世界でも有数の長編シリーズとして知られるようになった。 寅さんの不器用な優しさや、家族とのやりとり、旅先での出会いと別れは、時代をこえて見る人の心に響くとされる。この記念日は、笑いとほろ苦さがまじりあう人情喜劇の魅力に、あらためてふれてみる一日といえる。
制定:沖縄県観光おみやげ品公正取引協議会(2025年)
由来・理由
2024年8月27日、沖縄の伝統菓子「ちんすこう」が、地域の特産品を保護する地理的表示(GI)保護制度の対象に、菓子類として初めて登録されたことにちなむ。この登録日を記念して2025年に日本記念日協会に認定・登録された。
雑学・小話
ちんすこうは、小麦粉と砂糖、ラード(豚の脂)を主な材料にして焼き上げる、沖縄を代表する伝統的な焼き菓子だとされる。さっくりとした口あたりとほのかな甘さが特徴で、沖縄のおみやげとして広く親しまれてきた。 そのルーツは琉球王朝の時代にさかのぼると伝えられる。もともとは宮廷で作られていた特別な菓子だったものが、時代とともに形を変え、一口大の焼き菓子として多くの人の手に届くようになっていったといわれる。沖縄で豚を大切に食べる文化が根づいていたことも、ラードを使うこの菓子の背景にあるとされる。 地理的表示として登録されたことは、その土地ならではの伝統や品質が認められたことを意味する。この記念日は、長い歴史のなかで受け継がれてきた沖縄の味わいと、それを守り伝える取り組みに目を向けてみる一日といえる。
由来・理由
1957年(昭和32年)8月27日、茨城県東海村の日本原子力研究所に設けられた研究用原子炉「JRR-1」が、日本で初めて臨界に達したことにちなむ。日本における原子力研究の出発点とされる出来事である。
雑学・小話
原子炉が「臨界に達する」とは、核分裂の連鎖反応が一定の割合で安定して続く状態になることを指すとされる。この日、日本で初めてその状態が実現し、研究のための「原子の火」がともったと伝えられる。 JRR-1は出力の小さな研究用の原子炉で、発電を目的としたものではなく、原子力に関するさまざまな実験や、技術者を育てるための訓練に用いられたといわれる。ここで積み重ねられた研究や経験が、その後の日本における原子力の歩みの土台になっていったとされる。 原子力は、大きなエネルギーを生み出す一方で、安全への深い配慮を欠かせない技術でもある。役目を終えたJRR-1は現在、記念の展示施設として保存されているとされる。この記念日は、科学技術の節目となった出来事をふり返り、エネルギーとの向き合い方を考えてみる一日といえる。
由来・理由
1991年8月27日、東ヨーロッパの国モルドバが、ソビエト連邦からの独立を宣言したことにちなむ。モルドバの国の祝日とされる。
雑学・小話
モルドバは、ルーマニアとウクライナにはさまれた、東ヨーロッパの内陸にある国だとされる。なだらかな丘陵地が広がり、古くからぶどう作りとワイン造りがさかんな土地として知られている。 この地は歴史のなかでさまざまな国の支配を受け、長くソビエト連邦の一部に組みこまれていたと伝えられる。やがて連邦が大きく揺らぐなかで独立への動きが高まり、1991年にモルドバは独立を宣言したといわれる。この日は、国の歩みのはじまりを記す大切な節目とされる。 独立後のモルドバは、自らの言葉や文化を見つめ直しながら、新しい国づくりを進めてきたとされる。この記念日は、ふだんあまりなじみのない国の成り立ちに目を向け、世界には多様な歴史を歩んできた国々があることを知るきっかけといえる。