8月9日は何の日?
5件の記念日があります
由来・理由
1945年8月9日午前11時2分、長崎市に2発目の原子爆弾が投下された日。毎年長崎市の平和公園で「長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典」が開催される。
雑学・小話
長崎への原爆投下では当年内に約7万4千人(推計)が犠牲となった。当初の目標は小倉市だったが、当日の天候不良により長崎に変更されたという経緯がある。長崎の「平和の像」は平和・戦争廃絶・人類愛を表す彫刻家・北村西望の作品で、天に向けた右手は原爆の脅威を示し、水平にのばした左手は平和を示す。「ナガサキ」は広島とともに世界の反核・平和運動の象徴的な言葉になっている。
制定:株式会社ライツ・アンド・ブランズ(2005年)
由来・理由
『ムーミン』シリーズの原作者である作家トーベ・ヤンソンの誕生日(1914年8月9日)にちなんだ記念日。ムーミン誕生60周年にあたる2005年に、世界共通の記念日として8月9日に定められ、日本では2022年に日本記念日協会に認定・登録された。
雑学・小話
ムーミンは、フィンランドの作家トーベ・ヤンソンが生み出したカバのような姿の妖精「ムーミントロール」とその仲間たちの物語だ。1945年に第一作の小説『小さなトロールと大きな洪水』が発表され、その後の小説・コミックを通じて世界中で愛される作品となった。 物語の舞台「ムーミン谷」では、自由を愛する旅人スナフキン、おしゃまなリトルミイ、心優しいムーミンママなど個性豊かな登場人物が、自然とともにのびやかに暮らしている。冬眠する習性や、孤独と友情を静かに見つめる哲学的なまなざしなど、北欧の風土と自然観が物語の根底に流れている。 日本では以前、「ムー(6)ミ(3)ン」の語呂合わせから6月3日を独自の「ムーミンの日」としていたが、世界中のファンが同じ日を一緒に祝えるようにという思いから、2005年の生誕60周年を機にトーベ・ヤンソンの誕生日である8月9日に統一された。 作者トーベ・ヤンソンは、画家・イラストレーターとしても活躍した多才な人物だった。ムーミンは絵本・アニメ・テーマパークへと広がり、日本でも長く親しまれている。穏やかでありながら人生の機微をすくいとる作品世界は、世代を超えて読み継がれ、8月9日は世界各地でその誕生を祝う日となっている。
ムーミンの日の単独ページを見る →制定:株式会社味のちぬや
由来・理由
「ハ(8)ンバーグ(9)」の語呂合わせにちなみ、冷凍食品メーカーの株式会社味のちぬや(香川県三豊市)が制定した。夏休みの期間中に、子どもから大人まで好きなハンバーグをもっと食べてほしいという願いが込められている。
雑学・小話
ハンバーグの起源は、ドイツの港湾都市ハンブルクに由来するとされる。18〜19世紀ごろ、この地で食べられていた刻んだ肉を焼く料理が、移民とともにアメリカへ渡り「ハンバーグステーキ」として広まった。日本へは明治時代に西洋料理として伝わったが、家庭料理として定着したのは戦後のことだ。 日本のハンバーグは独自の進化を遂げた。ひき肉に玉ねぎ・パン粉・卵・牛乳などを加えてふっくらと焼き上げ、デミグラスソースや和風おろしソースで味わうスタイルが家庭の定番となった。子どもが好きなおかずの代表格であり、お弁当やレストランのメニューとしても不動の人気を誇る。 同じひき肉料理のハンバーガーが「アメリカ生まれのファストフード」として普及したのに対し、ナイフとフォークで味わうハンバーグは「洋食」として独自の地位を築いた。手ごねの食感、肉汁あふれるジューシーさを追求した専門店も各地で人気を集めており、家庭でもごちそうでも楽しめる懐の深い料理として親しまれている。
制定:ハグの会(2007年)
由来・理由
「ハ(8)グ(9)」の語呂合わせにちなみ、広島市の民間団体「ハグの会」が2007年(平成19年)に制定した。人ともっと積極的にハグをして、感謝や愛情を伝え合い、お互いの絆を深めてほしいという願いが込められている。
雑学・小話
ハグは、抱きしめ合うことで愛情や感謝、支え合いの気持ちを言葉以上に伝えるスキンシップだ。欧米では挨拶や別れの場面でごく自然に交わされる文化があるが、日本では家族や親しい間柄に限られることが多く、やや照れくさい行為とされてきた。 近年の研究では、ハグやスキンシップによって「オキシトシン」と呼ばれるホルモンの分泌が促されることが知られている。オキシトシンはもともと分娩や授乳の際に分泌されるホルモンとして知られてきたが、人との触れ合いによっても分泌が促され、ストレスをやわらげ、安心感や信頼感を高める働きがあるとされる。「幸せホルモン」「愛情ホルモン」とも呼ばれ、近年はハグに限らず人やペットとの触れ合い全般が心身の健康に寄与する可能性があるとして研究が続けられている。 アメリカにも1986年に牧師のケビン・ザボーニー氏が提唱した「National Hugging Day(全米ハグの日)」が1月21日にあり、感情表現に控えめなアメリカ人にもっと素直にハグをしてほしいという思いから始まったとされる。日付は違えど、言葉にしづらい気持ちを抱擁で伝えようという願いは共通している。大切な人と過ごす時間が忙しさの中で後回しになりがちな現代だからこそ、ハグの日はあらためて身近な人とのつながりを見つめ直すきっかけになる。
- 8月9日はハグの日!ハグで得られる意外な効果とは? - @DIME
- ハグの日(8月9日)|意味や由来 - PR TIMES MAGAZINE
- National Hugging Day - Wikipedia
制定:エスポートミズノ(ミズノ)
由来・理由
「や(8)きゅう(9)」の語呂合わせと、この時期に全国高校野球選手権大会が開催されることにちなみ、スポーツ用品メーカー・ミズノの直営店「エスポートミズノ」が制定した。野球のさらなる発展と普及を願った記念日。
雑学・小話
野球はアメリカで発展したスポーツで、日本には明治初期に伝わった。「ベースボール」の訳語「野球」は、第一高等中学校の野球部員だった中馬庚(ちゅうまんかなえ)が1895年(明治28年)に用いたのが最初とされる。歌人・正岡子規が名付けたと広く信じられているが、これは子規が「野球(のぼーる)」という雅号を用いたことから生まれた誤解とされる。やがて学生野球を中心に人気が広がり、日本独自の発展を遂げて国民的スポーツへと成長した。 8月は野球が最も熱気を帯びる季節だ。阪神甲子園球場で開かれる全国高校野球選手権大会(夏の甲子園)は、全国から勝ち上がった代表校が真夏の日差しのもとで熱戦を繰り広げる夏の風物詩となっている。土を持ち帰る敗者の姿や、応援団・ブラスバンドの響きは、毎年多くの人の記憶に刻まれる。 プロ野球も夏場はペナントレースが佳境を迎え、球場には大勢のファンが詰めかける。野球はプレーする楽しさだけでなく、観戦し、語り合い、地域や世代をつなぐ文化としても根づいている。野球の日は、そんな野球の魅力をあらためて感じる一日となっている。