9月15日は何の日?
7件の記念日があります
制定:改正老人福祉法(2001年)
由来・理由
2003年の「祝日法」改正により「敬老の日」が9月第3月曜日に変更されるのに伴い、9月15日を「老人の日」として残すため、2001年改正の老人福祉法で制定された。9月15日から21日までを「老人週間」とする。国民の間に老人福祉への関心と理解を深め、老人自身の生活向上意欲を促すことが目的。
雑学・小話
「老人の日」の起源は1947年、兵庫県多可郡野間谷村(現・多可町)が設けた「としよりの日」にさかのぼる。地域の敬老意識が全国に広まり、1966年には9月15日が「敬老の日」として国民の祝日に制定された。その後、祝日の連休化(ハッピーマンデー制度)によって第3月曜日に移行したが、9月15日という日付は老人福祉法の記念日として残された。総務省の調査によると2024年時点で65歳以上の高齢者は約3,625万人で、総人口の約29.3%を占め世界最高水準とされる。
制定:三重県ひじき協同組合(1984年)
由来・理由
「ひじきを食べると長生きする」という言い伝えと、当時の敬老の日(9月15日)を結びつけて、三重県ひじき協同組合が1984年(昭和59年)に制定した。ひじきの一大産地である三重県から、健康食材としてのひじきを全国にPRするために始まった。
雑学・小話
ひじきは鉄分がほうれん草の約6倍、カルシウムが牛乳の約12倍とも言われる栄養豊富な海藻。三重県・千葉県・長崎県などが主な産地で、三重県尾鷲市や志摩市沿岸は特に上質なひじきの産地として知られる。乾燥状態では黒褐色だが、水で戻して煮物にすると独特のうまみとシャキシャキした食感が楽しめる。薄揚げや大豆との「ひじき煮」は日本の家庭料理の定番で、栄養価の高さから現代でも改めて注目されている。
由来・理由
1973年(昭和48年)9月15日、国鉄(現・JR東日本)中央線快速電車に、高齢者・身体障害者のための優先席が本格導入されたことを記念する日(同日、私鉄の伊豆箱根鉄道でも同名の座席が導入された)。座席に使われたシルバーグレー色の布地と「高齢者(シルバー世代)」をかけて「シルバーシート」と名付けられた。
雑学・小話
設置当初は車両の端に4人分の専用席が設けられ、シルバーグレーの布が他の座席と見分けがつくよう張られた。このアイデアが全国の鉄道・バスへ波及し、日本の公共交通における思いやり文化の原型となった。1990年代には「優先席」という呼称が普及したが、「シルバーシート」という言葉は長く親しまれた。設置から半世紀以上が経ち、現在では車椅子スペースや多目的設備も拡充され、バリアフリー化が進んでいる。
制定:関西厚焼工業組合
由来・理由
押し寿司・バッテラなど生魚を使わない「大阪寿司」は高齢者も安心して食べられるとして、かつての敬老の日であった9月15日を記念日と定めた。関西厚焼工業組合が関西の食文化を代表する大阪寿司の魅力を広く伝えることを目的に制定した。
雑学・小話
大阪寿司は江戸前寿司(握り寿司)と対をなす「押し寿司」の文化。代表格のバッテラ(サバ)や鯛の押し寿司は、型に酢飯と具を入れて重石で圧力をかけて形を整える。生魚を酢で締めるか加工するため日持ちがよく、大阪商人が弁当として携帯したことで広まったとされる。「厚焼き玉子」を重ねた箱寿司も大阪寿司の代名詞で、切り分ければそのまま持ち運べる実用性も魅力。手間のかかる職人仕事が凝縮された、関西が誇る寿司の文化。
制定:フジパン株式会社(2015年)
由来・理由
1975年(昭和50年)9月15日にフジパン株式会社が日本初の携帯サンドイッチ「スナックサンド」を発売した日にちなむ。発売40周年となる2015年に制定され、日本記念日協会に認定・登録された。
雑学・小話
食パンの耳を落とし、具を挟んで四方を圧着する製法は「ランチボックス不要のサンドイッチ」というコンセプトから生まれた。イーストフード・乳化剤不使用で、タマゴ・ツナ&マヨ・ピーナッツなど多彩なフレーバーが展開され、50年にわたって愛されるロングセラー商品となった。正方形のコンパクトな形と手軽さが、運動会・遠足・ドライブのお供として世代を超えて親しまれている。「あの四角いサンドイッチ」として記憶している人も多い、昭和生まれのロングセラー。
制定:あき味の会(石狩鍋復活プロジェクト)(2008年)
由来・理由
北海道石狩市の「石狩鍋復活プロジェクト・あき味の会」が2008年に制定した。「く(9)い(1)ご(5)ろ」と読む語呂合わせに加え、鮭が旬を迎える9月であることも日付の理由となっている。
雑学・小話
石狩鍋は北海道石狩川流域の郷土料理で、鮭の身・アラ・野菜を昆布だしの味噌汁で煮込んだ鍋。生姜・山椒で鮭の臭みを消し、仕上げにバターを落とすのが定番のスタイル。鮭の皮・エラ・中骨など捨てられがちな部位を使い切るという漁師の知恵から生まれたとされ、江戸時代末期から石狩川河口近くの番屋で食べられてきた歴史を持つ。秋鮭が最もおいしくなる季節に、体を芯から温めてくれる一杯。
制定:千里パブリックデザイン(一般財団法人)(2022年)
由来・理由
1962年(昭和37年)9月15日、大阪府吹田市・豊中市にまたがる「千里ニュータウン」に日本で初めて住民が入居したことにちなむ。日本初の大規模ニュータウン開発のチャレンジ精神を未来へつなぐことを目的に、千里パブリックデザインが制定し、2022年に日本記念日協会に認定・登録された。
雑学・小話
千里ニュータウンは高度経済成長期に大阪府が計画した約1,160ヘクタールの大規模住宅地で、当時の日本最大のニュータウン開発だった。住宅・公園・学校・商業施設を計画的に配置する「近隣住区論」を採用し、新しい都市の在り方を示した。入居開始から60年以上が経ち、住民の高齢化・建物の老朽化という「ニュータウン問題」の先進事例として注目される一方、リノベーションとコミュニティ再生の先駆けともなっている。