9月16日は何の日?
7件の記念日があります
制定:日本中央競馬会(JRA)(1954年)
由来・理由
1954年(昭和29年)9月16日、農林省(現・農林水産省)の監督のもとで日本中央競馬会(JRA)が発足し、国営競馬から移行したことを記念する日。競馬を公正かつ健全なスポーツ・レジャーとして発展させることを目的として制定された。
雑学・小話
日本の競馬の歴史は明治時代にさかのぼり、欧米文化の流入とともに競馬場が各地に整備された。戦後復興期に国民娯楽として再整備され、JRA発足後は中央競馬として定着した。東京・中山・阪神・京都など10か所の競馬場を持ち、日本ダービーや有馬記念などのG1レースは年間最大のイベントとなっている。売上規模は年間3兆円を超え、農業振興や馬産地の経済を支える産業でもある。馬と騎手が一体となって疾走する光景は、見る者の胸を高鳴らせてくれる。
制定:通商産業省(現・経済産業省)
由来・理由
ハイビジョン(高精細テレビ)の画面の縦横比が「9:16」であることにちなみ、通商産業省(現・経済産業省)が9月16日を「ハイビジョンの日」と制定した。
雑学・小話
ハイビジョンの研究開発は1964年の東京オリンピック後にNHK放送技術研究所で本格化した。従来のテレビが4:3の縦横比(走査線525本)だったのに対し、ハイビジョンは16:9・走査線1,125本で、人間の視野に近い横長の臨場感あふれる映像を実現した。日本主導で国際標準化が進み、2003年からはデジタル放送が開始。2011年のアナログ放送終了とともにハイビジョンは地上波の標準となった。現在は4K・8K放送も始まり、映像技術の進歩は続いている。
由来・理由
1948年(昭和23年)9月16日、戦時中から続いていたマッチの配給・統制が解除され、自由販売が認められたことを記念する日。食料や日用品が配給された戦時経済のひとつの終焉を告げた出来事だった。
雑学・小話
マッチは1826年にイギリスの化学者ジョン・ウォーカーが偶然に発見し、日本には明治初期に伝来した。日本のマッチ産業は明治・大正期に輸出産業として急成長し、最盛期には世界市場の大きなシェアを占めたとされる。戦時中は砂糖・塩とともにマッチが最初期の配給品目に指定され(1940年)、焚き付けの自由さえ制限された時代があった。自由販売の解禁は、戦後の日常生活が少しずつ取り戻された象徴的な出来事のひとつ。今は百円ライターに押されて生産量は激減したが、マッチを擦る音と硫黄のにおいには独特の懐かしさがある。
制定:国連総会(1994年)
由来・理由
1987年9月16日、オゾン層を破壊する物質(フロンガスなど)の規制を定めた「モントリオール議定書」が採択されたことを記念して、1994年に国連総会が制定した国際デー。日本では9月を「オゾン層保護対策推進月間」としている。
雑学・小話
地球上空のオゾン層は太陽からの有害な紫外線(UV-B)を吸収し、地上の生態系を守る役割を果たしている。1970〜80年代に冷蔵庫やスプレーに使われるフロンガスがオゾン層を破壊することが判明し、南極上空にオゾンホールが確認された。モントリオール議定書の締結・各国の協力によりフロンの生産は大幅に削減され、21世紀に入るとオゾン層の回復傾向が観測されるようになった。環境問題において国際条約が実際に効果を上げた成功例として科学者や政策立案者から高く評価されている。
制定:有限会社十勝スロウフード(2018年)
由来・理由
「ぎゅう(9)と(1)ろ(6)」と読む語呂合わせから、北海道十勝の食肉加工・販売会社・有限会社十勝スロウフードが制定し、2018年に日本記念日協会に認定・登録された。提携牧場と共同開発した「牛とろ」の美味しさを広く知ってもらうことが目的。
雑学・小話
「牛とろ」は北海道十勝発の牛肉製品で、肥育期間を十分に取った牛の特定部位を職人の技で仕上げた非加熱食肉製品。粗く削ったフレーク状に加工した「牛とろフレーク」は、ご飯に乗せてそのまま食べられると人気を博し、北海道みやげの定番となった。ユッケに近い食感と濃厚な旨みで、白いご飯との相性は抜群。食品の安全管理を徹底した製法により非加熱でも安心して食べられる。北の大地が育てた牛のおいしさを、ひとさじ試してみたくなる日。
制定:株式会社フルッタフルッタ(2019年)
由来・理由
1929年(昭和4年)9月16日、第一回移民船がアマゾン川河口の都市ベレンに到着したことにちなむ。アマゾンフルーツの輸入・販売を行う株式会社フルッタフルッタが制定し、2019年に日本記念日協会に認定・登録された。アマゾンへ渡った日本移民がアサイーの産業化に尽力した功績を称えることが目的。
雑学・小話
アサイーはブラジル・アマゾン原産のヤシ科植物の果実で、濃い紫色の小さな実にポリフェノール・鉄分・ビタミンE・食物繊維が豊富に含まれるとされるスーパーフード。アマゾンに渡った日本移民がアサイーの産業化・普及に大きく貢献し、現在ブラジルでは日常的に飲まれるジュースやスムージーの原料として定着している。日本でも2000年代以降にアサイーボウル(凍らせてすり潰したアサイーにフルーツやグラノーラを乗せた料理)が健康志向ブームに乗って広まった。
制定:SC.Cosmetics(エスシーコスメティクス)株式会社(2017年)
由来・理由
「ク(9)リー(1)ム(6)」と読む語呂合わせ。化粧品の製造・販売・輸入を手がけるSC.Cosmetics(エスシーコスメティクス)株式会社が、2017年に日本記念日協会へ申請し正式に認定された。季節の変わり目に肌の保湿ケアを見直すきっかけとするために設けられた。
雑学・小話
秋口は夏の紫外線ダメージが現れやすく、空気の乾燥が進み始める時期。保湿クリームは肌の水分蒸発を防ぐ閉塞成分と、水分を引きつける保湿成分の組み合わせが鍵となる。セラミド・ヒアルロン酸・スクワランなどさまざまな成分が知られ、肌質や季節に応じた選び方が大切とされる。日本の化粧品技術は世界でもトップクラスとされ、ドラッグストアで手に入る市販品でも高い保湿力を持つ製品が揃っている。乾燥が本格化する前の秋口に、スキンケアを見直してみたくなる日。