9月22日は何の日?
6件の記念日があります
由来・理由
1887年(明治20年)9月22日、宮崎県出身の医学生・石井十次が、四国巡礼の途中で出会った女性から一人の男児を引き取ったことをきっかけに、岡山市三友寺に「孤児教育会」(のちの岡山孤児院)を創設した。日本最初の私設孤児院とされる。
雑学・小話
石井十次は生涯で孤児救済に全力を捧げ、最盛期には岡山孤児院で1,200名もの子どもたちを預かった。ハウス方式(擬似家族単位での共同生活)や労働教育、農業訓練など当時としては先進的な養護理念を実践し、「児童福祉の父」と呼ばれる。1906年の関西大水害では孤児1,000名以上を宮崎県茶臼原に移送した「大移送」でも知られる。石井の実践は後の児童福祉法(1947年)の精神的な源流のひとつとなり、現在の児童養護施設の原型を作った人物として福祉史に名を刻む。
由来・理由
1895年(明治28年)9月22日、東京・神田の基督教青年会館で宣戦式が行われ、キリスト教プロテスタントの慈善組織「救世軍」の日本支部が正式に設立された。救世軍はイギリスの牧師ウィリアム・ブースが1878年に組織した社会福祉団体で、軍隊式の階級制度を持つ。
雑学・小話
救世軍が世界に知られるのは、クリスマスシーズンに行う「社会鍋」(街頭募金)の活動。赤い鍋と鈴の音は日本でも冬の風物詩として定着しており、集められた寄付金は生活困窮者支援に充てられる。日本では明治期から路上生活者・貧困層への食事提供、売春防止運動にも取り組み、社会福祉の黎明期を支えた。現在も世界130か国以上で活動し、災害支援・ホームレス支援・薬物依存回復支援などを展開する国際慈善組織として機能している。
由来・理由
1997年にフランスのラ・ロシェルで行われた「マイカーなしで市内を移動する」社会実験が起源。1998年にフランス環境省の呼びかけで全国一斉実施となり、9月22日が定着した。現在は世界約2,000都市が参加する国際的な環境啓発デー。
雑学・小話
世界では年間約700万人が大気汚染関連の疾患で死亡しており(WHO推計)、都市部の自動車交通は温室効果ガスと粒子状物質の主要な発生源となっている。カーフリーデーに合わせて多くの都市が公共交通の無料化や自転車・徒歩ルートの拡充を実施し、渋滞や騒音のない街を一日体験できるイベントを開催する。欧州ではオスロ・ヘルシンキなどが市街地の恒久的なカーフリー化を進めており、日本でも一部の自治体や商店街がこの日に参加して環境と都市のあり方を考える機会としている。
制定:Susan P. Crawfordほか(OneWebDay Inc.)(2006年)
由来・理由
インターネット文化の保護・発展を目的とする国際デー。2006年に米国の法学者・活動家Susan Crawfordらが提唱し、9月22日をインターネット生活を祝い・その自由を守る重要性を考える日と定めた。
雑学・小話
OneWebDayは世界各地でネット中立性・デジタル人権・情報へのアクセスの自由についての議論を促すイベントを開催する。SNS普及以前から「オープンなインターネット」の価値を問い続けてきた記念日で、2010年代以降プラットフォームの寡占化やAIによる偽情報問題が深刻化する中で、インターネットの健全な発展について考える日としての意義が増している。日本でも若者のデジタルリテラシー教育や情報の真偽を見分ける力を育む活動と結びついて紹介されることがある。
制定:公益社団法人日本フィットネス協会(JAFA)(2014年)
由来・理由
フィットネス指導者の育成・資格認定などを行う公益社団法人日本フィットネス協会(JAFA)が、自らの設立記念日である9月22日にちなみ2014年に制定。同協会は1987年に社団法人として設立され、2012年に公益社団法人へ移行した。9月は厚生労働省が推進する「健康増進普及月間」でもあり、夏の暑さが落ち着いて運動に最適な時季でもある。
雑学・小話
日本のフィットネス人口は近年増加傾向にあり、スポーツジムやフィットネスクラブの会員数はコロナ禍を経て回復・拡大している。2020年代にはオンラインフィットネスやアプリを活用したパーソナルトレーニングが普及し、自宅での運動習慣が広がった。厚生労働省の「健康日本21」では成人の週2日以上・30分以上の運動習慣を目標としているが、現状は男性約35%・女性約28%にとどまる(2022年度)。フィットネスの日は運動習慣の大切さを改めて見直すきっかけとして、各地でイベントや無料体験レッスンが開催される。
制定:ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ(2017年)
由来・理由
男子プロバスケットボールリーグ「B.LEAGUE(Bリーグ)」のリーグ初年度の開幕日(2016年9月22日)にちなみ、2017年に日本記念日協会が認定・登録。バスケットボールの発展と普及を目的とする。
雑学・小話
Bリーグ誕生以前、日本の男子バスケットボールはbjリーグとNBLの2リーグに分裂し、国際試合への参加資格停止(FIBA制裁、2014年)という前代未聞の事態に陥っていた。この危機を受けて川淵三郎氏が初代チェアマンに就いて統合を主導し、2016年に開幕した。以降、観客動員数は毎年増加し2024年にはシーズン累計来場者数が500万人を突破。2024年にはトップリーグが「Bプレミア(B.PREMIER)」としてリニューアルされ、欧州からの選手獲得や放映権収入の拡大など、スポーツビジネスとしても注目を集めている。