✦ ツキヨミ ✦

726日の記念日

日光の日

カテゴリ

文化・芸術

由来・理由

820年(弘仁11年)7月26日、弘法大師(空海)が現在の栃木県日光市にある「二荒山(ふたらさん、現在の男体山)」に登った際、その山名を「日光山(にっこうさん)」と改めたと伝わることに由来する。ただし空海の日光来訪自体は確たる史料による裏付けがなく、伝承の域を出ないとされる。山岳信仰の聖地に光り輝く名を与えたとされる出来事として記念されている。

雑学・小話

日光は、奈良時代末期の767年(神護景雲元年)に僧・勝道が男体山(二荒山)への登頂を試みたのが始まりとされる。781年の再挑戦も失敗に終わったが、782年(延暦元年)3月、三度目の挑戦でついに登頂に成功し、日光開山の祖と仰がれるようになったと伝わる。 「二荒」の由来には複数の説があり、有力とされるのは、観音菩薩の浄土を意味するサンスクリット語に由来する「補陀落(ふだらく)」が「ふたら」に転訛したとする説である。ほかに、二つの峰(男体山・女峰山)の荒々しい姿にちなむとの説も唱えられている。 近世には、駿府城で75歳の生涯を終えた徳川家康が久能山に葬られたのち、遺言により一年後の1617年(元和3年)、久能山から日光へと遷座し、東照大権現として祀られた。三代将軍・家光による「寛永の大造替」(1636年〔寛永13年〕)で現在の絢爛な社殿群が完成し、「日光を見ずして結構と言うな」という言葉が広く使われるほどの美しさで知られるようになった。 国宝の陽明門には500点を超える彫刻が施され、一日中見ていても飽きない美しさから「日暮門(ひぐらしもん)」の異名を持つ。神厩舎の「三猿(見ざる・言わざる・聞かざる)」や東回廊の「眠り猫」も広く知られる彫刻で、いずれも江戸時代の名工・左甚五郎の作と伝えられるが、実際の作者は判明していない。 日光東照宮を含む「日光の社寺」(東照宮・二荒山神社・輪王寺の二社一寺と付随する建造物群、国宝9棟・重要文化財94棟)は、1999年12月2日、モロッコ・マラケシュで開催された第23回世界遺産委員会で世界文化遺産に登録された。

空海日光東照宮世界遺産山岳信仰
726日の記念日一覧記念日一覧へ