7月1日の記念日
東海道本線全通記念日
カテゴリ
文化・芸術
由来・理由
1889年(明治22年)7月1日、新橋〜神戸間の東海道本線が全線開通した。当初は中山道経由で計画されていたが山間部の難工事のため東海道経由に変更され、第1回帝国議会開会(1890年)前の完成が急がれた。
雑学・小話
全通時の新橋〜神戸間の所要時間は20時間5分で、最安の下等(三等)運賃は3円76銭。1872年の新橋〜横浜間開通からわずか17年で東西幹線が完成し、明治政府の殖産興業・富国強兵を支える大動脈となった。当初は中山道ルートで建設が進められていたが、急峻な山間部での難工事が相次いだため東海道ルートへ変更された経緯がある。1930年代には特急「燕(つばめ)」が8時間15分まで短縮。1964年に東海道新幹線が開業し、現在の最速「のぞみ」では東京〜新大阪間を約2時間20分台で走り、全通時の約8〜9分の1にまで短縮された。鉄道が日本の近代化を文字通り走って支え、世界に誇る新幹線技術へとつながった歴史を象徴する記念日である。
芸術と出会う記念日
文化・芸術に関する記念日は、歴史の中で生まれた名作や、それにまつわる出来事を今に伝える役割を担っています。芸術施設の開館日や、著名な作品の発表日にちなむものも多く、日付そのものが小さな物語になっています。忙しい日常の中では見過ごされがちな芸術との出会いも、記念日という区切りがあることで意識のスイッチが入ります。月の満ち欠けを愛でる感性と、芸術を味わう感性はどこか似ていて、どちらも日々の暮らしに静かな彩りを添えてくれます。
東海道本線鉄道明治新橋神戸近代化殖産興業