10月10日は何の日?
9件の記念日があります
制定:中央盲人福祉協会(1947年)
由来・理由
「10」を横に倒すと眉と目の形に見えることにちなむ記念日。1931年に「視力保存デー」として始まり、1938〜1944年は9月18日の「目の記念日」を経て、1947年に中央盲人福祉協会が10月10日を「目の愛護デー」として改めて制定した。
雑学・小話
目の愛護デーは戦前・戦後を通じて長い歴史を持つ記念日で、名称や日付が何度か変遷してきた点が特徴とされる。現在は厚生労働省や日本眼科医会などが中心となり、視力低下の予防や定期的な眼科検診の呼びかけ、失明予防への理解を広める活動が全国で行われているという。スマートフォンやパソコンの長時間使用による目の疲れ(眼精疲労)は現代特有の課題ともいわれ、意識的に画面から目を離す休憩や、適切な照明環境を整えることの大切さが呼びかけられている。同じ10月10日には、視覚障害者の生活を支える盲導犬について理解を深める「アイメイト・デー」も、この目の愛護デーにあわせて制定されている。
制定:日本転倒予防学会(旧・転倒予防医学研究会)(2004年)
由来・理由
「てん(10)とう(10)」と読む語呂合わせにちなみ、2004年に発足した転倒予防医学研究会(現・日本転倒予防学会)が制定した。高齢者の転倒・骨折を予防し、寝たきりの防止につなげることを目的としている。
雑学・小話
高齢者の転倒は、骨折をきっかけに要介護状態へとつながる大きなリスク要因のひとつとされ、特に大腿骨頸部の骨折は寝たきりの原因として重視されているという。転倒の背景には筋力やバランス感覚の低下だけでなく、住まいの中の小さな段差や滑りやすい床材、視力の低下なども関わっているとされる。日本転倒予防学会はこの日を中心に、厚生労働省や消費者庁とも連携しながら、転倒予防体操の普及や住環境の見直しを呼びかける活動を続けている。転倒予防は高齢者だけの課題ではなく、働く世代の労働災害としても近年注目されており、職場での転倒事故防止への意識も高まっているという。
制定:日本鰹鮪漁業協同組合連合会(1986年)
由来・理由
726年(神亀3年)10月10日、聖武天皇の一行に随行した歌人・山部赤人が、播磨国印南野(現在の兵庫県)の藤井の浦で鮪漁がにぎわう様子を「鮪釣ると 海人船騒き」と『万葉集』に詠んだことにちなみ、日本鰹鮪漁業協同組合連合会が1986年に制定した。
雑学・小話
この歌は『万葉集』巻六・938番の歌に収められており、当時から播磨国印南野周辺がまぐろ漁で栄えていたことをうかがわせる貴重な記録とされる。まぐろは日本近海だけでなく世界中の海を回遊する大型の魚で、赤身・中トロ・大トロと部位によって味わいが大きく異なることも人気の理由のひとつとされる。近年は天然資源の減少が懸念され、国際的な漁獲規制が強化される一方、完全養殖技術の確立によって資源保護と安定供給の両立を目指す取り組みも進んでいるという。この日にあわせて、鮮魚店や回転寿司チェーンなどでまぐろにちなんだキャンペーンが各地で行われている。
制定:日本缶詰びん詰レトルト食品協会(1987年)
由来・理由
1877年(明治10年)10月10日、北海道開拓使が石狩(現・石狩市)に建てた缶詰工場で、日本で初めて本格的な鮭の缶詰製造が始まったことにちなみ、1987年に日本缶詰協会(現・日本缶詰びん詰レトルト食品協会)が制定した。
雑学・小話
石狩缶詰所ではアメリカから輸入した製缶機械を用いて、石狩川で獲れる鮭を原料とした缶詰づくりが行われたとされる。当時の缶詰は貴重な保存食として軍需や輸出向けに重宝され、その後の食品産業の発展とともに、果物・水産物・畜肉などさまざまな缶詰が全国で作られるようになったという。長期保存が可能で調理の手間もかからない缶詰は、日常の食卓はもちろん、災害時の備蓄品としても重要な役割を担っている。近年はそのまま食べられるおしゃれなデザインの缶詰や、高級食材を使ったプレミアムな缶詰も登場し、贈答用としても人気を集めているとされる。
制定:全国トマト工業会(2005年)
由来・理由
「ト(10)マト(10)」と読む語呂合わせにちなみ、2005年(平成17年)に全国トマト工業会が制定した。10月は「食生活改善普及月間」にもあたり、健康への関心が高まる時期であることも背景にある。
雑学・小話
トマトには抗酸化作用があるとされるリコピンが豊富に含まれ、加熱して油と一緒に調理することで吸収率が高まるといわれる。原産地は南米アンデス山脈の高地とされ、日本には江戸時代に観賞用として伝わったが、当時は独特の青臭さから食用としてはあまり広まらなかったとされる。食用トマトが本格的に普及したのは、洋食文化が浸透した明治以降から昭和にかけてのこととされる。全国トマト工業会は、トマト加工品の製造・販売を手がける企業で構成される業界団体で、トマトジュースやケチャップなど加工品の普及を通じて、トマトの栄養価と美味しさを広く伝える活動を行っている。
制定:東京都浴場組合(1991年)
由来・理由
「1010(せんとう)」と読む語呂合わせと、1964年の東京オリンピック開会式が行われた「体育の日」(当時)にちなみ、東京都浴場組合が1991年に制定した。銭湯文化への親しみを広めることを目的としている。
雑学・小話
かつて銭湯は各家庭に浴室が普及していなかった時代、地域の生活インフラとして欠かせない存在だったとされる。家庭風呂の普及にともない銭湯の数は年々減少しているが、大きな湯船でゆったり湯につかる開放感や、地域の人との交流の場としての役割は今も根強い人気を保っているという。東京都内の銭湯ではこの日にあわせて「ラベンダー湯まつり」が恒例行事として開催され、香り高いラベンダー湯を楽しみながら記念のタオルが配られることもある。近年はデザイン性の高いリノベーション銭湯やサウナブームも相まって、若い世代にも銭湯の魅力が再発見されつつあるとされる。
制定:全日本釣り団体協議会・日本釣振興会(1977年)
由来・理由
魚を意味する幼児語「とと」と「1010」の語呂合わせにちなみ、全日本釣り団体協議会と日本釣振興会が1977年に制定した。釣りを通じた自然とのふれあいと、釣り文化の健全な発展を目的としている。
雑学・小話
日本には海・川・湖など多様な釣り場があり、堤防釣りから渓流釣り、船釣りまで幅広いスタイルが楽しまれているとされる。近年はキャンプブームとも重なり、初心者向けの手ぶら釣り体験施設や、家族で楽しめるレンタル竿サービスも各地に広がっているという。一方で、釣り糸や仕掛けの放置によるゴミ問題、外来魚の拡散といった環境面の課題も指摘されており、日本釣振興会などはマナー向上のための啓発活動にも力を入れているとされる。釣りは季節や場所によって狙える魚種が変わることも醍醐味のひとつで、自然の変化を肌で感じられるレジャーとして根強い人気を保っている。
制定:デジタル庁(2021年)
由来・理由
2進数を構成する「1」と「0」の組み合わせにちなみ、2021年に発足したデジタル庁が10月10日・11日を「デジタルの日」として制定した。2022年以降は「10月の第一日曜日・月曜日」に変更され、10月を「デジタル月間」としている。
雑学・小話
デジタルの日は、デジタル改革関連法案をめぐる有識者会議で、メディアアーティストの落合陽一氏の発案をきっかけに、座長を務めた村井純氏らの議論を経て創設されたとされる。単なる行政のデジタル化にとどまらず、暮らしの中でデジタル技術に触れ、その使い方や楽しみ方を再発見してもらう趣旨で始まったという。初年度の2021年には、官民が連携して各種のセールやキャンペーン、デジタル活用に関するイベントが全国で展開された。マイナンバーカードの活用やキャッシュレス決済の普及など、デジタル化をめぐる話題は年々広がりを見せており、世代を問わずデジタル技術と向き合うきっかけの日として位置づけられている。
制定:独立行政法人日本スポーツ振興センター(2001年)
由来・理由
「to(10)to(10)」と読む語呂合わせにちなみ、サッカーくじ「toto」を運営する独立行政法人日本スポーツ振興センターが2001年から実施している記念日。totoのPRとスポーツ振興への理解を広めることを目的としている。
雑学・小話
totoはJリーグをはじめとするサッカーの試合結果を予想して購入する公的なスポーツ振興くじで、売上の一部はスポーツ施設の整備や競技団体への助成、地域のスポーツ振興事業などに活用されているとされる。制度が始まった2001年当初は賛否の議論もあったとされるが、その後は対象試合数を絞った「BIG」など多様な商品も登場し、幅広い層に親しまれるようになったという。10月10日は、かつて「体育の日」の起源となった1964年東京オリンピック開会式の日でもあり、スポーツへの関心が高まるこの時期にあわせてtotoのPR活動が行われている。売上金の一部が草の根のスポーツ振興に還元される仕組みは、日本のスポーツ振興財源の一翼を担っているとされる。