10月9日は何の日?
9件の記念日があります
制定:万国郵便連合(UPU)(1969年)
由来・理由
1874年10月9日、スイス・ベルンで万国郵便条約が締結され、万国郵便連合(UPU)が設立されたことを記念する日。UPUが1969年に「UPUの日」として制定し、1984年に「世界郵便の日」へと改称した。
雑学・小話
万国郵便連合の設立以前は、国境を越える郵便物のやり取りは国ごとに個別の取り決めが必要で、複雑で不便なものだったとされる。UPU設立により、世界のほぼすべての地域を一つの郵便地域とみなし、統一的な料金体系や国際郵便・国内郵便の同等な取り扱いなどのルールが定められたことで、国際郵便の仕組みが大きく整備されたといわれる。現在は190を超える国と地域が加盟する国際機関となっており、国際郵便の規格統一や新興国への技術協力などにも取り組んでいるとされる。日本は1877年(明治10年)にアジアで最初のUPU加盟国となり、以来国際郵便網の一員として発展を続けてきた。
制定:公益社団法人全日本トラック協会(1992年)
由来・理由
「ト(10)ラック(9)」と読む語呂合わせにちなみ、公益社団法人全日本トラック協会が1992年に制定した。物流の基幹産業であるトラック運送業への理解と関心を広めることを目的としている。
雑学・小話
日本国内の貨物輸送量はトンベースで約91%をトラックが担っているとされ、宅配便からコンビニへの商品配送、工場間の部品輸送まで、暮らしと産業のあらゆる場面を支えているという。一方でドライバーの高齢化や人手不足、長時間労働の是正といった課題も指摘されており、2024年には時間外労働の上限規制が適用され、いわゆる「物流の2024年問題」が社会的な関心を集めた。全日本トラック協会はこの日を中心に、全国各地で交通安全教室や絵画コンクール、優良運転者の表彰などのイベントを開催し、交通事故防止や労働環境の改善に取り組む業界の姿を広く伝えている。
制定:公益社団法人全国学習塾協会(1989年)
由来・理由
「じゅ(10)く(9)」と読む語呂合わせにちなみ、1988年に設立された公益社団法人全国学習塾協会が1989年に制定した。学習塾業界の健全な発展と社会的信頼の向上を目的としている。
雑学・小話
全国学習塾協会は、学習塾に通う生徒・保護者や、塾で働く講師・スタッフを支える唯一の業界団体とされ、講師の指導力向上研修や、塾同士が学び合う場づくりに取り組んでいるという。日本では公教育を補完する存在として学習塾が広く普及しており、受験対策だけでなく、学び直しや不登校の子どもの居場所としての役割を担う塾も増えているとされる。同協会はこの日にあわせて「塾の日シンポジウム」を毎年開催しており、全国の学習塾運営者や教育行政の関係者が一堂に会し、教育の質向上について議論する場となっている。
制定:東京商工会議所渋谷支部(シブヤ散歩会議)(2015年)
由来・理由
「て(10)くて(9)く」と読む語呂合わせにちなみ、東京商工会議所渋谷支部の「シブヤ散歩会議」が制定し、2015年に日本記念日協会に認定された。渋谷の街歩きの魅力を発信することを目的としている。
雑学・小話
明治期の渋谷には小説家・国木田独歩が暮らしており、その代表作『武蔵野』にも当時の武蔵野の風景を歩く「散歩」の描写が登場するなど、渋谷は散歩文化と縁の深い土地とされる。目的地を定めず、気の向くままに街を歩く散歩は、普段素通りしてしまう路地裏の店や小さな神社など、新たな発見につながる楽しみ方として親しまれている。健康面でも、ウォーキングは特別な道具や場所を必要とせず、生活習慣病の予防や気分転換に役立つ手軽な運動として推奨されている。渋谷区に限らず、この日を機に自分の暮らす街をあらためて歩いてみる人も多いという。
制定:東京合羽橋商店街振興組合
由来・理由
「10(どう)9(ぐ)」と読む語呂合わせにちなみ、調理器具専門店が軒を連ねる東京・浅草の「かっぱ橋道具街」を運営する東京合羽橋商店街振興組合が制定した。
雑学・小話
かっぱ橋道具街は大正時代の初め頃、新堀川沿いに古道具を扱う店が集まったのが始まりとされ、現在は調理器具・食器・厨房設備・食品サンプルなど、飲食業に関わるあらゆる道具を扱う専門店街として、プロの料理人から一般客まで幅広く利用されている。全長約800メートルの通りに170店以上の専門店が並ぶといわれ、海外からの観光客にも人気の高い観光スポットとなっているという。この日をはさんだ時期には恒例の「かっぱ橋道具まつり」が開催され、道具街全体で福引やセールなどの催しが行われる。日々の料理や食事を支える「道具」への感謝を込めた記念日とされている。
制定:全日本マカロン協会(2018年)
由来・理由
マカロンを立てて横から見ると「1」、置いて上から見ると「0」に見えることから10月、吉兆の象徴とされる勾玉の形に例えて「9」日とし、二十四節気の「寒露」の時期にあたり「甘露」にも通じることにちなみ、全日本マカロン協会が2018年に制定した。
雑学・小話
マカロンはアーモンドパウダーと卵白、砂糖を主原料とする焼き菓子で、発祥はイタリアとされ、16世紀にフランスの宮廷に伝わり独自の発展を遂げたといわれる。現在よく知られる、2枚の生地でクリームやガナッシュを挟んだ「マカロン・パリジャン」という形式は、20世紀初頭にパリの菓子店が考案したとされる。日本でも洋菓子店やコンビニスイーツとして定着しており、色とりどりの見た目と繊細な食感から、贈り物としても人気が高い。全日本マカロン協会は、マカロンの魅力をより多くの人に知ってもらうことを目的にこの記念日を制定し、専門店によるフェアなどが各地で行われている。
制定:フルタフーズ株式会社(2011年)
由来・理由
「10(ドッ)9(グ)」と読む語呂合わせにちなみ、アメリカンドッグなどの製造・販売を手がける富山県のフルタフーズ株式会社が2011年に制定した。
雑学・小話
アメリカンドッグは、串に刺したソーセージにトウモロコシ粉を使った衣をつけて揚げた食べ物で、実は和製英語であり、発祥国のアメリカでは「コーンドッグ」と呼ばれているとされる。名前の由来には諸説あるが、犬の散歩用の杖に形が似ていたためという説や、屋台の売り子が客寄せのために考えた名称という説などが伝わる。日本では昭和30年代にアメリカの屋台文化を参考に広まったとされ、祭りの屋台や給食の定番メニューとしても長く親しまれてきた。フルタフーズはアメリカンドッグの製造・販売を専門に手がける食品メーカーで、家庭で温めるだけで食べられる冷凍食品としても広く流通させている。
制定:一般社団法人日本セルフストレージ協会(JSSA)(2021年)
由来・理由
「ト(10)ランク(9)ルーム」と読む語呂合わせにちなみ、一般社団法人日本セルフストレージ協会(JSSA)が制定し、2021年に日本記念日協会に認定された。
雑学・小話
トランクルームは、荷物を預けて保管できる収納スペースを個人や企業向けに貸し出すサービスで、都市部の住宅事情から収納スペースが不足しがちな家庭や、書類・在庫を保管したい企業などに利用が広がっているとされる。屋内型・屋外型(コンテナ型)などの形態があり、温度・湿度が管理された高機能な施設も増えているという。近年はミニマリズムの浸透で「物を減らす」需要が注目される一方、思い出の品や季節家電など、頻繁には使わないが手放したくない物を保管するニーズも根強いとされる。JSSAはこの日にあわせて、トランクルームの適切な選び方や活用法を発信する取り組みを行っている。
制定:株式会社牛心
由来・理由
「じゅ(10)く(9)せい」と読む語呂合わせにちなみ、黒毛和牛を扱う焼肉店を展開する株式会社牛心が制定した。
雑学・小話
熟成肉は、と畜した牛肉を一定期間、温度・湿度・風通しを管理した環境で寝かせることで、肉自体が持つ酵素の働きによってタンパク質が分解され、旨味成分が増すとともに肉質が柔らかくなるとされる調理法である。表面に生えたカビや乾燥した部分を削り落として使う「ドライエイジング」と、真空パックの状態で熟成させる「ウェットエイジング」の大きく2つの手法があるという。管理を誤ると腐敗につながるため、専用の熟成庫と徹底した衛生管理が欠かせず、手間と時間のかかる技術とされる。近年は熟成肉を専門に扱う焼肉店やレストランも増え、深いコクと香りを楽しむ食文化として定着しつつある。