10月28日は何の日?
7件の記念日があります
制定:日本速記協会(1888年)
由来・理由
1882年(明治15年)10月28日、田鎖綱紀が東京・日本橋で自ら考案した速記法「日本傍聴筆記法」の第1回講習会を開いたことにちなみ、1888年(明治21年)の講習会7周年記念会で「速記記念日」として制定されたとされる記念日。
雑学・小話
田鎖綱紀は独自の速記法を考案し、その筆記速度の速さから「電筆将軍」と呼ばれたと伝えられる。速記は話し言葉を特殊な符号で瞬時に書き取る技術で、国会や裁判所の議事録作成など、正確な記録が求められる場で長く活用されてきたとされる。現在は録音技術やAIによる音声認識も普及しているが、速記者による同時記録は今なお高い信頼性を持つといわれる。日本速記協会はこの日にあわせて講演会や表彰などのイベントを行っているとされる。
制定:一般社団法人日本ABC協会(1988年)
由来・理由
1952年(昭和27年)10月28日に日本ABC協会(JABC)の前身となるABC懇談会が発足したことにちなみ、同協会が1988年(昭和63年)に制定した記念日。
雑学・小話
ABCとは「Audit Bureau of Circulations」の略で、新聞や雑誌などの発行部数を第三者機関が調査・公査する仕組みを指すとされる。1914年(大正3年)にアメリカで生まれた制度で、現在は世界34か国に広がっているといわれる。日本ABC協会は発行社・広告主・広告会社の3者で構成され、公正な立場から部数を調査・公表することで、広告取引の透明性を支えているとされる。普段は目にすることの少ない仕組みだが、新聞や雑誌の広告料金の基準を支える縁の下の存在といえる。
制定:群馬県(1985年)
由来・理由
1871年(明治4年)10月28日(旧暦)、廃藩置県により「群馬県」の名称が初めて使われたことにちなみ、群馬県が1985年(昭和60年)に制定した記念日。
雑学・小話
1983年に県内で開催された「あかぎ国体」を機に県民意識が高まったことが制定の背景にあるとされる。郷土の歴史への理解と関心を深め、自治の意識を高めることを目的に定められたといわれる。この日には県内の多くの公立学校が休校となり、県立施設や協賛する民間施設の多くが入場料を無料・割引にするなど、県を挙げた催しが行われるとされる。旧暦の10月28日は新暦では12月10日にあたるが、年の暮れで慌ただしく積雪の恐れもあることから、あえて旧暦の日付をそのまま新暦にあてはめて県民の日としたという。
制定:株式会社PR TIMES(2021年)
由来・理由
「近代PRの父」と呼ばれるアメリカ人アイビー・リーが1906年(明治39年)10月28日に世界初とされるプレスリリースを配信したことにちなみ、株式会社PR TIMESが2021年(令和3年)に制定した記念日。
雑学・小話
アイビー・リーは、鉄道事故を起こした企業の代理人として、事実を隠さず報道機関に説明する対応を助言したことで知られ、この誠実な情報公開の姿勢が近代広報(PR)の礎になったとされる。プレスリリースは企業や団体が報道機関やウェブメディアに向けて新しい情報を発信する文書で、現在はインターネットを通じて誰でも手軽に配信できる時代になったといわれる。PR TIMESはこの記念日にあわせて優れたプレスリリースを表彰する「プレスリリースアワード」を開催しているとされる。情報発信の手段が多様化した今も、正確で誠実な発信の重要性は変わらないといえる。
制定:株式会社太鼓亭(2016年)
由来・理由
和食の要である「おだし」の魅力を広めることを目的に、かつお節の「燻乾(ばいかん)カビ付け製法」を考案したとされる紀州印南浦(現・和歌山県印南町)の漁民・角屋甚太郎の命日(1707年10月28日)にちなみ、株式会社太鼓亭が2016年(平成28年)に制定した記念日。
雑学・小話
燻乾カビ付け製法は、魚を燻して水分を抜いたうえで良質なカビを付着させ、雑菌の繁殖を防ぎながら熟成させる製法とされ、現在のかつお節づくりの基礎になったといわれる。おだしは昆布や煮干し、椎茸などさまざまな素材からとられ、素材の旨み成分(グルタミン酸やイノシン酸など)を活かした和食の基本とされる。化学調味料に頼らずおだしの旨みを活かすことで、減塩しながらもおいしい料理を作れるといわれる。この記念日をきっかけに、家庭でも丁寧にだしをとる時間を楽しんでみるのも良いかもしれない。
制定:恩賜上野動物園(2012年)
由来・理由
1972年(昭和47年)10月28日、日中国交正常化を記念して中国から贈られたジャイアントパンダ「ランラン」と「カンカン」が日本で初めて上野動物園に来園したことにちなみ、同園が2012年(平成24年)に制定した記念日。
雑学・小話
「ランラン」「カンカン」の来園は日本中に一大パンダブームを巻き起こし、来園から数か月で上野動物園の入園者数は大きく増加したと伝えられる。当時は連日長い行列ができるほどの人気で、パンダはその後も日中友好の象徴的な存在として親しまれてきたといわれる。上野動物園ではその後も複数のジャイアントパンダを飼育しており、繁殖や生態研究にも取り組んでいるとされる。2022年には来園50周年を迎え、記念イベントも開催されたという。白と黒のふわふわした愛らしい姿は、今も国内外で高い人気を誇っている。
制定:株式会社aito&Co.(2018年)
由来・理由
「トウ(10)ファ(28)」と読む語呂合わせにちなみ、台湾の伝統的なスイーツ「豆花(トウファ)」を全国に広めることを目的に、名古屋市などで飲食店を展開する株式会社aito&Co.が2018年(平成30年)に制定した記念日。
雑学・小話
豆花は豆乳を凝固剤で固めた台湾のデザートで、豆腐よりも柔らかくゼリーのような口当たりが特徴とされる。日本では「豆腐脳(ドウフナオ)」「豆腐花(ドウフホワ)」などとも呼ばれることがあるといわれる。台湾では屋台やスイーツ店の定番メニューとして親しまれ、黒糖シロップやタピオカ、フルーツなどをトッピングして食べるのが一般的とされる。制定した企業は自社のコーヒーショップで豆花を提供することを通じて、日本国内での認知拡大を目指していたが、2023年に同社は破産手続きの開始決定を受けており、2026年現在、日本記念日協会の登録記念日としては確認できない状態にある。