10月31日は何の日?
9件の記念日があります
由来・理由
古代ケルト人の祭り「サウィン」が起源とされる。10月31日は夏の終わり・冬の始まりを告げる日とされ、死者の霊が戻ってくる夜という説も広く語られるが、学術的には強い裏付けがあるわけではないとされる。キリスト教の「万聖節(All Hallows)」前夜(Even)が変化して「Halloween」になった。
雑学・小話
日本でハロウィンが一般化したのは1990年代以降。ディズニーランドのハロウィンイベント(1997年開始)やコンビニのハロウィン商品が普及に貢献した。渋谷スクランブル交差点での仮装パレードは2010年代に爆発的に盛んになったが、2018年のトラブルを受けて渋谷区が自粛を呼びかけるまでになった。日本のハロウィン市場規模は年間1,200億円前後とされ、2010年代半ばにはバレンタインデーと並ぶ、あるいは上回る規模に成長したともいわれる。
由来・理由
ハロウィンの日(10月31日)に関連して、日本独自に発展した「コスプレ文化」と「仮装」の祭典としての側面を持つ。原宿・渋谷・大阪アメリカ村などで大規模な仮装イベントが行われる。
雑学・小話
ハロウィンを「コスプレの祭り」として楽しむ文化は日本が世界に誇る独自の発展形。アニメ・ゲームキャラクターや歴史上の人物など多様なコスプレが見られ、クオリティの高さは世界的に注目される。一方、2018年の渋谷スクランブル交差点での軽トラ横転事件以降、渋谷区は「ハロウィンに渋谷に来ないで」と異例の呼びかけを行うようになった。2015年時点でハロウィン市場は1,220億円規模と報じられ、バレンタインデーと並ぶ、あるいは上回る規模に成長したともいわれる。
制定:日本ガス協会(1972年)
由来・理由
1872年(明治5年)9月29日(新暦10月31日)、横浜の馬車道で日本初のガス灯が点灯されたことを記念し、日本ガス協会が1972年(昭和47年)に制定したとされる記念日。
雑学・小話
馬車道に設置されたガス灯は、実業家・高島嘉右衛門が設立した会社によって点灯されたと伝えられ、当時の人々は炎の灯りに大きく驚いたといわれる。ガス灯はやがて東京・銀座など各地に広がり、夜の街を明るく照らす近代化の象徴として親しまれたとされる。現在の都市ガスは炊事や給湯、暖房など生活のさまざまな場面で使われており、日本ガス協会はこの記念日にあわせて安全なガスの使い方などを啓発する取り組みを行っているとされる。ガス灯の炎が照らした明治の夜は、電気照明が普及する以前の日本の近代化を象徴する光景だったといえる。
由来・理由
臨済宗の開祖・栄西が中国(宋)から茶の種と喫茶の作法を持ち帰ったことにちなむとされる記念日だが、10月31日という日付や1191年という制定年、持ち帰ったのが種か茶樹かについても歴史資料上の裏付けは確認されておらず、由来・制定団体とも判然としない。
雑学・小話
栄西は「喫茶養生記」を著し、茶を薬用・養生の飲み物として日本に広めた人物として知られるが、その功績と「10月31日」という特定の日付を結びつける根拠は、複数の茶文化史の専門書を確認しても見当たらないという。栄西自身は同書の中で茶樹は古来日本にあったが利用法が知られていなかったと記しており、実際に持ち帰ったのは茶の種や茶樹そのものではなく喫茶の製法・作法だった可能性も指摘されている。なお10月1日にも、豊臣秀吉が1587年に催した大茶会「北野大茶湯」にちなみ伊藤園が2002年に制定した、日本記念日協会公認の別の「日本茶の日」がある。こちらは典拠となる史料が多数残っており、10月31日版とは裏付けの確かさの点で対照的とされる。
制定:出雲ぜんざい学会(2007年)
由来・理由
「1031」を「ぜん(千)ざ(3)い(1)」と読む語呂合わせにちなみ、島根県出雲市の出雲観光協会内に事務局を置く出雲ぜんざい学会が2007年(平成19年)に制定した記念日。
雑学・小話
ぜんざいの語源は出雲地方の神事に由来するという説があり、旧暦10月に全国の神々が出雲に集まるとされる「神在祭(かみありさい)」で振る舞われた「神在餅(じんざいもち)」がなまって「ぜんざい」になったと伝えられる。出雲弁(ずーずー弁)特有の訛りによって「じんざい」が「ずんざい」となり、京都に伝わる過程で「ぜんざい」という呼び名が定着したといわれる。出雲地方では小豆と餅を使ったシンプルな味わいのぜんざいが親しまれ、観光客向けに提供する店舗も多いとされる。この記念日をきっかけに、ぜんざい発祥の地とされる出雲の歴史に触れてみるのも良いかもしれない。
制定:国際貯蓄銀行協会(ロンバルディ貯蓄銀行提唱)(1924年)
由来・理由
1924年(大正13年)、イタリア・ミラノで開催された国際貯蓄銀行協会の貯蓄会議の最終日にあたることから、この日を「世界勤倹デー」とすることが決定されたことに由来する国際デー。
雑学・小話
国際貯蓄銀行協会は各国の貯蓄銀行が加盟する国際組織で、現在は世界貯蓄・リテール銀行協会(WSBI)として活動を続けているとされる。日本は1952年(昭和27年)にこの協会に加盟したといわれる。世界勤倹デーは、日々の暮らしの中でお金を計画的に使い、将来に備えて貯蓄する習慣の大切さを呼びかける日とされる。国や時代によって貯蓄率には差があるとされ、日本は比較的貯蓄志向の強い国のひとつともいわれる。家計の見直しや将来設計を考えるきっかけになる日といえる。
制定:江崎グリコ株式会社(2016年)
由来・理由
ハロウィンの定番料理がなかったことから、食材が出そろうこの時期に家族で楽しめる「クレアおばさんのシチュー」を食卓に、との思いを込めて江崎グリコ株式会社が2016年(平成28年)に制定した記念日。
雑学・小話
「クレアおばさん」シリーズは1999年(平成11年)に発売されたシチュー・ハヤシルウのブランドで、温かみのあるキャラクター「クレアおばさん」と、じっくり煮込んだブイヨンの深いコクが特徴とされる。ハロウィンには元々決まった行事食がなかったことから、この記念日は仮装やお菓子だけでなく、家族で温かい料理を囲む時間も提案したい考えで制定されたといわれる。シチューは野菜や肉を煮込むだけで作れる手軽さから、子育て世代を中心に長く親しまれてきたとされる。肌寒くなるこの時期に、温かいシチューで一息つくのも良いかもしれない。
制定:KDDI株式会社(2023年)
由来・理由
「au Design project」の第1弾モデルとして発売された携帯電話「INFOBAR」の発売日(2003年10月31日)にちなみ、発売20周年を機にKDDI株式会社が2023年(令和5年)に制定した記念日。
雑学・小話
初代INFOBARはプロダクトデザイナー・深澤直人氏が手がけ、キャンディのようなカラフルな配色と独特のキー配列で「デザインケータイ」の先駆けとして大きな話題を呼んだとされる。グッドデザイン賞やiFデザインアワードなど国内外の賞を多数受賞し、2007年にはニューヨーク近代美術館(MoMA)の永久収蔵品にも選ばれたといわれる。その後もシリーズとして新機種が発売され、スマートフォン全盛の時代となった今も根強いファンを持つ端末とされる。20周年を記念した展覧会や復刻商品も展開され、当時のデザインの新しさが改めて注目されているという。
制定:国連(国連総会決議)(2013年)
由来・理由
2010年に開催された上海万博の閉幕日(10月31日)にちなみ、都市化への国際的な関心を高めることを目的に、2013年(平成25年)の国連総会決議により制定された国際デー。
雑学・小話
中国政府が上海万博閉幕にあたり発表した「上海宣言」を受けて国連に提唱した、中国発の初めての国際デーとされる。国連ハビタット(UN-Habitat)が中心となり、毎年異なる開催都市と連携してイベントやメッセージ発信を行っているといわれる。世界の人口の半数以上がすでに都市部で暮らしているとされ、今後も都市化はさらに進むと見込まれている。持続可能な都市開発や都市間協力の重要性を考えるきっかけとして、国連事務総長からも毎年メッセージが発表されているという。