11月1日は何の日?
17件の記念日があります
制定:日本紅茶協会(1983年)
由来・理由
1791年11月1日、嵐に遭い漂流した大黒屋光太夫が女帝エカチェリーナ2世の茶会に招かれ、日本人として初めて正式な場で紅茶を飲んだとされることにちなむ。
雑学・小話
大黒屋光太夫は伊勢の廻船問屋の船頭で、1782年に江戸へ向かう途中で嵐に遭い漂流。アリューシャン列島に漂着後、シベリアを横断してペテルブルクへ。エカチェリーナ2世に謁見して帰国を許され、1792年に約10年ぶりに帰国した。この波乱万丈の旅は井上靖の小説「おろしや国酔夢譚」にも描かれた。紅茶の主要産地はインド・スリランカ・中国・ケニアで、日本は世界有数の紅茶輸入国。
制定:海上保安庁(1949年)
由来・理由
1868年(明治元年)11月1日、日本初の洋式灯台「観音埼灯台」(神奈川県横須賀市)が起工したことにちなみ、海上保安庁が1949年に制定したとされる記念日。
雑学・小話
観音埼灯台は江戸幕府が欧米諸国と結んだ条約により建設が義務づけられた灯台のひとつで、フランス人技師レオンス・ヴェルニーの設計により造られたとされる。当初の灯台は関東大震災で倒壊したが、1925年に再建され現在も現役で船を導いている。日本には現在約3,000基の灯台があるとされ、GPSが普及した現代でも夜間や悪天候時の航行の目印として重要な役割を担っているという。海上保安庁は毎年この日を中心に灯台の一般公開や見学会を各地で開催しているとされる。
制定:ペットフード協会(旧ペットフード工業会)など6団体(1987年)
由来・理由
犬の鳴き声「ワンワンワン」を数字の「11(ワンワン)1(ワン)」に見立てた語呂合わせにちなみ、ペットフード工業会(現・一般社団法人ペットフード協会)など6団体が1987年に制定したとされる記念日。
雑学・小話
同工業会は2月22日の「猫の日」も同様の語呂合わせで制定しており、ペット業界を代表する2つの記念日として知られる。犬の日には保健所や動物愛護団体で譲渡会やイベントが開催されることが多く、飼い主に正しい知識や愛犬との向き合い方を見つめ直してもらう狙いがあるとされる。日本では長らく犬が猫よりも飼育頭数で上回っていたが、近年は住宅事情などから猫の飼育頭数が犬を上回る傾向にあるという。
制定:全国すし商生活衛生同業組合連合会(1961年)
由来・理由
新米が実り、ネタとなる海や山の幸が美味しくなる季節であることから、全国すし商生活衛生同業組合連合会が1961年の熊本大会で「実りの秋・収穫の秋」に感謝する日として11月1日を「すしの日」に定めたとされる。
雑学・小話
由来には歌舞伎の名作「義経千本桜」の一場面も関わっているという説がある。劇中で平維盛が名を捨てて鮓屋に身を寄せ「弥助」と名乗った日が11月1日とされることにちなむとも言われる。すしはもともと魚を塩や飯とともに発酵させて保存する「なれずし」が起源とされ、江戸時代に酢を使った「早ずし」が考案されたことで現在の握り寿司に近い形へと発展したとされる。今では世界中で「SUSHI」として親しまれ、日本の代表的な食文化のひとつになっている。
制定:防衛庁(1966年)
由来・理由
防衛庁・自衛隊は1954年7月1日に発足したが、台風など災害対応が多い夏から秋を避け、行事にふさわしい時期として11月1日を「自衛隊記念日」に定めたとされる。1966年の訓令による。
雑学・小話
自衛隊記念日には防衛省・自衛隊の各基地や駐屯地で観閲式や祝賀行事が行われ、近年は一般向けの装備品展示やイベントも開催されることが多いという。諸外国の「建軍記念日」の多くは法律で定められた国民の祝日に近い扱いを受けるが、自衛隊記念日は内部の訓令に基づくものであり、法的な祝日ではないとされる。防衛省の対外広報活動の中でも重要な位置づけの一日とされる。
制定:特定非営利活動法人日本点字普及協会(2013年)
由来・理由
1890年(明治23年)11月1日、盲人教育者・石川倉次が考案した日本語点字案が点字選定会で採用され、日本独自の点字が確立したことにちなむ。2013年に特定非営利活動法人日本点字普及協会が日本記念日協会に申請し認定された。
雑学・小話
それまで日本の視覚障害者は欧米点字をローマ字表記で代用しており、日本語の読み書きには不向きだったとされる。東京盲唖学校の教師だった石川倉次は、仮名の五十音に対応する独自の配列を考案し、他の候補を抑えて採用されたという。点字は6つの点の組み合わせで文字を表す体系で、現在は書籍や公共施設の案内表示、エレベーターのボタンなど生活のさまざまな場面で使われている。11月1日前後には点字に関する啓発イベントが各地の福祉団体によって開催されることが多いとされる。
制定:古典の日推進委員会(2012年)
由来・理由
平安時代の日記「紫式部日記」の寛弘5年(1008年)11月1日の記述に、源氏物語の存在を示す一節があるとされることにちなみ、古典に親しむ日として2012年に「古典の日に関する法律」で制定された。
雑学・小話
きっかけは2008年の「源氏物語千年紀」で、京都府などが中心となり記念事業を進めたことにあるとされる。紫式部日記の該当箇所には、藤原公任が紫式部に「若紫はいらっしゃいますか」と声をかけた逸話が記されており、これが源氏物語の存在を裏付ける最古の記録とされている。古典の日は国民の祝日ではないが、法律に基づく記念日としては珍しく、文学・音楽・演劇など幅広い「古典」への関心を高める日と位置づけられているという。図書館や文化施設では関連イベントが開催されることが多い。
制定:経済産業省(1952年)
由来・理由
計量記念日は通商産業省(現・経済産業省)が1952年(昭和27年)に、計量法公布日(1951年6月7日)にちなむ6月7日として制定。1993年に計量単位を国際単位系(SI)に統一した新しい計量法が施行されたことにあわせ、日付が11月1日へ変更された。
雑学・小話
電気記念日(3月25日)、発明記念日(4月18日)、貿易記念日(6月28日)と並ぶ経済産業省の「4大記念日」のひとつに数えられる。経済産業省は11月を「計量強調月間」とし、はかりの無料点検や計量に関する自由研究の呼びかけなど、暮らしに欠かせない「はかる」文化を見直す啓発活動を行っているとされる。
制定:サンリオ(1974年)
由来・理由
サンリオのキャラクター「ハローキティ」が1974年11月1日にデザインされたとされることにちなみ、サンリオがこの日を公式の誕生日と定めている。
雑学・小話
設定ではロンドン郊外生まれで、身長はりんご5個分、体重はりんご3個分とされる。11月1日という日付は、初代デザイナー・清水侑子氏の誕生日にちなむという説があるが公式には明言されていないとされる。1974年の発売当初は数あるキャラクターグッズのひとつに過ぎなかったが、その後世界130以上の国と地域で親しまれる看板キャラクターへと成長した。誕生日には毎年サンリオピューロランドなどでバースデーイベントが開催されるという。
制定:日本酒造組合中央会(1987年)
由来・理由
仕込みが始まった新酒(本格焼酎ヌーボー)が飲み頃を迎える時期であることと、旧暦10月の「神無月」を経て神々が出雲から国へ帰る11月1日にあたることから、日本酒造組合中央会が1987年に制定したとされる記念日。
雑学・小話
本格焼酎は米・麦・芋・そばなど原料の風味を生かした単式蒸留の焼酎で、清酒などと違い添加物を加えない造り方が特徴とされる。同じ日には沖縄県酒造組合連合会が制定した「泡盛の日」もあり、両者はまとめて「本格焼酎&泡盛の日」として業界横断のPRイベントが行われることが多いという。11月1日前後には全国の蔵元による新酒の試飲会やキャンペーンが各地で開催され、秋から冬にかけて飲み頃を迎える焼酎を楽しむ機会になっている。
制定:沖縄県酒造組合連合会(1989年)
由来・理由
泡盛の仕込みが最盛期を迎える時期であることと「いい(11)月一(1)日」の語呂合わせにちなみ、沖縄県酒造組合連合会が1989年に制定したとされる記念日。
雑学・小話
泡盛はタイ米を原料に黒麹菌で仕込む沖縄独自の蒸留酒で、琉球王朝時代から東南アジアとの交易を通じて伝わったとされる。長期熟成させたものは「古酒(クース)」と呼ばれ、3年以上寝かせたものだけがこの名を名乗れるとされる。同じ11月1日には日本酒造組合中央会が制定した「本格焼酎の日」もあり、両記念日はあわせて「本格焼酎&泡盛の日」として飲食店や酒販店でPRされることが多いという。
制定:生命保険協会(1947年)
由来・理由
戦後の混乱で低迷していた生命保険業界を立て直すため、生命保険協会が1947年に11月1日から30日までを「生命保険の月」と定め、その初日を「生命保険の日」としたとされる。
雑学・小話
当時は農業が主産業で、生命保険の保険料は年払いが中心だったとされる。米農家が供出米の代金を受け取る11月にあわせて新規契約の募集を呼びかけたことが、この時期が選ばれた理由のひとつだという。制定の背景にはGHQ(連合国軍総司令部)の保険担当官による助言があったとも言われる。戦後まもない時期に「生命保険の思想を広める」ことを目的に始まったこの記念日は、現在も生命保険への理解を深める啓発活動の起点になっているとされる。
制定:かんぽ生命保険(2018年)
由来・理由
1928年(昭和3年)11月1日、昭和天皇の即位を祝う事業の一環として、当時の逓信省簡易保険局が「国民保健体操」(後のラジオ体操)の放送を開始したことにちなみ、放送90周年を機にかんぽ生命保険が2018年に制定した記念日。
雑学・小話
ラジオ体操はもともと簡易保険加入者の健康増進を目的に、アメリカの保険会社の体操企画を参考に考案されたとされる。1928年の放送開始以来、学校の夏休みや職場の朝礼など日本人の生活に深く根づき、現在は「みんなの体操」を含む複数の体操が全国各地で親しまれている。近年は健康寿命を延ばす手軽な運動として、高齢者向けの介護予防にも活用されているという。
制定:書店新風会(2017年)
由来・理由
数字の「1」が本棚に並ぶ本の背表紙に見立てられることと、「1冊の本から想像力が始まる」という意味を込め、全国の書店有志でつくる書店新風会が制定し、2017年に日本記念日協会が認定した。
雑学・小話
認定の翌2018年から全国の書店で本格的に活動が始まったとされる。制定の目的は書店への来店促進とあわせて、子どもたちの読書習慣を育む「情操教育」の一環とされる。毎年この日にあわせて全国の書店で「ブックカバー大賞」など読者参加型の企画が行われることが多いという。電子書籍が普及する中でも、紙の本と書店に足を運ぶきっかけをつくる日として位置づけられている。
由来・理由
「教育・文化週間」(11月1日〜7日)の初日にあたることから、多くの都道府県が独自に「教育の日」を条例や要綱で制定している。例えば大分県は2005年(平成17年)施行の「おおいた教育の日条例」で11月1日を「おおいたの教育の日」と定めている。
雑学・小話
北海道・秋田・岩手・宮城・福島・茨城・群馬・埼玉・石川・滋賀・奈良・大分・熊本など、全国の多くの自治体がそれぞれ「◯◯県教育の日」といった条例や要綱を定めており、全国共通の制定団体があるわけではない。代表例の一つである大分県の「おおいた教育の日条例」は2005年3月31日に施行され、11月1日を「おおいたの教育の日」、11月1日から7日までを「おおいた教育週間」と定めている。条例では、学校・家庭・地域社会が相互に協力しながら子どもたちを育てることを目的に掲げ、県・市町村・県民それぞれの役割も定めている。一方、埼玉県の「彩の国教育の日」(同じく11月1日)は条例ではなく2003年制定の要綱にもとづくもので、制定の形式は都道府県によって異なる。各地域では学校・家庭・地域が連携し、公開授業や講演会、作品展示など教育への理解を深める行事が行われることが多い。文化の日(11月3日)を挟む「教育・文化週間」全体を通じて、教育とあわせて文化活動への関心を高める狙いもあるとされる。
教育の日の単独ページを見る →制定:株式会社うおすけ
由来・理由
数字の「111」が漢字の「川」の形に似ていることの語呂合わせにちなみ、鮎の甘露煮など川魚加工品を手がける三重県の株式会社うおすけが制定した記念日。
雑学・小話
川は古くから飲み水や漁業、農業用水など人々の暮らしを支えてきた存在で、鮎・鮭・うなぎなど川の恵みを生かした食文化が各地に根づいている。一方で水質汚染や護岸工事による生態系の変化など、川を取り巻く環境は課題も抱えている。この記念日は、川の恩恵に感謝するとともに、身近な自然環境について考えるきっかけとして制定された。
制定:日本医師会(2017年)
由来・理由
日本医師会の設立記念日と「いい(11)医(1)療」の語呂合わせにちなみ、日本医師会が2017年に11月1日を「いい医療の日」として制定した。
雑学・小話
日本の医療保険制度は国民皆保険として世界的に評価が高く、誰もが一定の負担で医療を受けられる。日本の平均寿命は男性81.09歳・女性87.14歳(2023年)で世界トップクラス。一方で医師不足・医師の偏在・診療科偏在が課題となっている。「かかりつけ医」(身近な町医者)の重要性が高まっており、大病院への患者集中を解消するための施策が進められている。