10月4日は何の日?
10件の記念日があります
制定:国連総会(1999年)
由来・理由
1999年12月6日の国連総会決議により、10月4日から10日までを「世界宇宙週間(World Space Week)」と定めた。1957年10月4日のソビエト連邦による世界初の人工衛星「スプートニク1号」打ち上げと、1967年10月10日の宇宙条約発効という、宇宙開発史上重要な2つの出来事を記念する期間で、その初日にあたる。なお、日本独自の「宇宙の日」は毛利衛の初スペースシャトル搭乗(1992年9月12日)にちなむ9月12日で、これとは別の記念日である。
雑学・小話
スプートニクの打ち上げは世界に衝撃を与え、「スプートニクショック」としてアメリカが宇宙開発に本腰を入れるきっかけとなった。日本初の人工衛星「おおすみ」は1970年2月11日に打ち上げられ、ソ連・アメリカ・フランス・中国に次ぐ世界5番目の宇宙進出国となった。現在JAXAが運用する小惑星探査機「はやぶさ2」は小惑星「リュウグウ」から試料を持ち帰り、太陽系誕生の謎に迫る成果を上げている。
由来・理由
1931年、イタリア・フィレンツェで開かれた国際動物保護会議で制定された国際デー。動物・環境保護の守護聖人とされるアッシジのフランチェスコの聖名祝日にちなむ。
雑学・小話
アッシジのフランチェスコは、人間だけでなくあらゆる生き物が神の前では平等な兄弟姉妹であると説いた13世紀のイタリアの聖人で、動物と対話したという数々の逸話が伝えられている。世界各地の教会ではこの日に近い日曜日、ペットや家畜のための祝福式が行われる。動物福祉への関心が高まる現代では、保護犬・保護猫の譲渡会や、野生動物の保護活動を呼びかけるイベントが各国で開催されている。
制定:建設省(現・国土交通省)(1990年)
由来・理由
「と(10)し(4)」(都市)と読む語呂合わせにちなみ、建設省(現・国土交通省)が1990年(平成2年)に制定した。都市の景観を見直し、人々の景観への意識を高めることを目的とする。
雑学・小話
制定を受けて発足した「都市景観の日」実行委員会は、1991年度から2000年度までの10年間、優れた景観づくりの取り組みを表彰する「都市景観100選」を実施した。街並みの美しさは観光資源であると同時に、そこで暮らす住民の日常の質にも直結する。電線の地中化や歴史的建造物の保存、緑化など、都市景観をめぐる取り組みは今も全国各地の自治体で続けられている。
制定:厚生省(現・厚生労働省)(1950年)
由来・理由
1948年(昭和23年)10月4日に里親制度の運営に関する厚生事務次官通告が施行されたことを記念し、厚生省(現・厚生労働省)が1950年に制定した。
雑学・小話
里親制度は、さまざまな事情で親と暮らせない子どもを家庭的な環境で養育する仕組みで、施設養育に比べて特定の大人との愛着関係を築きやすいとされる。厚生労働省は10月を「里親月間」と位置づけ、制度の周知と里親登録の呼びかけを集中的に行っている。近年は里親と特別養子縁組の違いについての理解も進み、社会的養護が必要な子どもたちを地域全体で支える意識が広がりつつある。
制定:日本証券業協会(1996年)
由来・理由
「とう(10)し(4)」(投資)と読む語呂合わせにちなみ、日本証券業協会が1996年(平成8年)に制定した。株式や投資信託などの証券投資に関する知識を広く普及させることを目的とする。
雑学・小話
制定当初は「投資の日」の名称で親しまれ、日本記念日協会には2003年に認定された。かつて「貯蓄から投資へ」というスローガンが掲げられたように、日本は預貯金中心の資産形成が根強い国とされてきたが、NISAをはじめとする税制優遇制度の広がりとともに、若い世代を中心に証券投資への関心が高まっている。この日を中心にセミナーや相談会など、投資の基礎知識を学べる催しが各地で開かれている。
制定:全国古書籍商組合連合会(2003年)
由来・理由
「古」の字を「十」と「口」に分解して組み合わせると「田」の字になり、これを4冊の本に見立てられることから、全国古書籍商組合連合会が2003年(平成15年)に10月4日を記念日として制定した。
雑学・小話
全国の古書店が加盟する同連合会は、10月を「古書月間」と定め、各地の古書店街で古本まつりや即売会を開催している。なかでも東京・神田神保町は世界有数の古書店街として知られ、毎年秋には「神田古本まつり」に多くの本好きが集まる。新刊書店では出会えない絶版本や希少本、古い雑誌のバックナンバーなど、一点物との出会いも古書店ならではの魅力とされる。
制定:大阪府多獲性魚有効利用検討会(現・大阪おさかな健康食品協議会)(1985年)
由来・理由
「い(1)わ(0)し(4)」の語呂合わせにちなみ、大阪府多獲性魚有効利用検討会(現・大阪おさかな健康食品協議会)の提唱を受け、いわし食用化協会(現・いわし普及協会)が1985年(昭和60年)に制定した。
雑学・小話
イワシは大阪湾でも水揚げの多い大衆魚で、安価ながらDHA・EPAなどの不飽和脂肪酸やカルシウムを豊富に含む栄養価の高い魚として知られる。梅煮や丸干し、つみれ汁など日本各地で古くから親しまれてきた食べ方も多く、稚魚は「しらす」「ちりめんじゃこ」としても食卓に上る。水産資源の有効利用への理解を深めるとともに、旬のイワシを味わってもらうことを目的とした記念日である。
制定:日本陶磁器卸商業協同組合連合会(1984年)
由来・理由
陶器の古称「陶瓷(とうし)」にちなみ、「陶」を「とう(10)」、「瓷」を「し(4)」になぞらえて、愛知県瀬戸市の提唱を受け日本陶磁器卸商業協同組合連合会が1984年(昭和59年)に制定した。
雑学・小話
日本には瀬戸(愛知)・美濃(岐阜)・有田(佐賀)・信楽(滋賀)・益子(栃木)など、地域ごとに個性豊かな焼き物の産地が数多く存在する。土や釉薬、焼成温度の違いによって色・質感・音まで異なるのが陶器の奥深さで、日々の食卓を彩る器としてだけでなく、贈答品や美術品としても親しまれてきた。記念日にあわせて各地の産地では陶器市や特売イベントが開かれ、掘り出し物を求める人々で賑わう。
制定:全日本刀匠会(2018年)
由来・理由
「とう(10)しょう(4)」(刀匠)と読む語呂合わせにちなみ、日本刀を鍛える刀匠らでつくる全日本刀匠会が2018年(平成30年)に制定した。
雑学・小話
日本刀は玉鋼を何度も折り返し鍛えることで生まれる独特の地肌と、美しい刃文を特徴とする日本古来の鍛造技術の結晶だ。武器としての役割を終えた現代では、美術品・工芸品としての価値が国内外で高く評価され、海外の美術館でも日本刀コレクションが展示されている。一方で刀匠の数は減少傾向にあり、玉鋼の原料となる砂鉄や炭など材料の確保も課題とされる中、後継者の育成と技術継承への理解を広げることがこの記念日の狙いとなっている。
制定:スウェーデン家庭製パン協議会(Hembakningsrådet)(1999年)
由来・理由
スウェーデンで「Kanelbullens dag」と呼ばれる記念日。1959年設立のスウェーデン家庭製パン協議会(Hembakningsrådet)が1999年に制定した。
雑学・小話
シナモンロール(カネールブッレ)は1920年代のスウェーデンで生まれたとされる菓子パンで、シナモンとカルダモンの香りが効いた甘い生地が特徴。スウェーデンでは日常的にコーヒーと甘いものを楽しむ「フィーカ」という休憩習慣が根づいており、シナモンロールはその定番メニューとされる。10月4日は他の秋の行事(りんご祭りやザリガニパーティーなど)と重ならないよう選ばれた日付で、制定初年の1999年は奇しくも「世界こどもの日」とも重なっていた。