5月29日は何の日?
5件の記念日があります
制定:全国こんにゃく協同組合連合会・一般財団法人日本こんにゃく協会(1989年)
由来・理由
「こ(5)んに(2)ゃく(9)」の語呂合わせと、こんにゃく芋の植えつけ時期にあたる5月にちなむ。全国こんにゃく協同組合連合会と一般財団法人日本こんにゃく協会が1989年(平成元年)に制定した記念日。日本記念日協会認定。
雑学・小話
こんにゃくは日本に伝わって1,000年以上の歴史をもつ伝統食品で、原料となるこんにゃく芋(コンニャクイモ)はサトイモ科の多年草だ。国内主産地は群馬県で、全国生産量の約90%を占める。芋は種芋を5月頃に植え、収穫まで3〜4年をかけて育てる。こんにゃくの主成分は水分(約97%)とグルコマンナン(水溶性食物繊維)で、カロリーはほぼゼロ。食物繊維が豊富なことから「胃腸の砂払い」とも呼ばれ、江戸時代から便秘解消や美容効果を期待して食されてきた。現代ではダイエット食材として注目され、こんにゃくステーキ・こんにゃく麺・こんにゃく米など低カロリー代替食品として多様な商品が開発されている。板こんにゃく・しらたき・糸こんにゃく・刺身こんにゃくなど形状も多彩で、煮物・おでん・すき焼き・刺身と幅広い料理に活用される。群馬県では「こんにゃくパーク」が観光スポットとして人気を集め、製造工程の見学から試食まで楽しめる施設として年間多数の観光客が訪れる。
こんにゃくの日の単独ページを見る →制定:全国呉服小売組合総連合会
由来・理由
「ご(5)ふ(2)く(9)=呉服」の語呂合わせから、全国呉服小売組合総連合会が制定した記念日。和服・きもの文化の普及と呉服業界の振興を目的とし、日本記念日協会に認定されている。
雑学・小話
「呉服」という言葉は、古代中国の「呉」(現在の江蘇省・浙江省周辺)から伝わった絹織物に由来する。日本には古墳時代に養蚕・機織りの技術が朝鮮半島経由で伝わり、奈良・平安時代には絹織物が貴族文化の中心を担った。江戸時代には木綿や麻の普及により庶民にも和服が広まり、各地で特色ある染織技術が発展した。西陣織(京都)・結城紬(茨城)・大島紬(鹿児島)・加賀友禅(石川)などは現在も国の伝統的工芸品に指定されている。しかし明治以降の洋装化が進み、現代では日常的に和服を着る人は大幅に減少した。高度経済成長期以降に着物着用者は激減しており、現在は成人式・結婚式・七五三などの特別な晴れの日に限られる傾向がある。この記念日は着物文化の魅力を再発見し、次世代に伝えていくための取り組みの一つとして位置づけられている。近年はレンタル着物の普及や観光地での着物体験ブームを背景に、若い世代の関心が再び高まっている。
制定:株式会社ヒューモニー(現・佐川ヒューモニー株式会社)
由来・理由
「こ(5)うふ(2)く(9)=幸福」の語呂合わせから、グリーティング電報サービス「VERY CARD」を運営する株式会社ヒューモニーが制定した記念日。世界中の人々が幸せに暮らせるようにとの願いを込めた記念日。日本記念日協会認定。
雑学・小話
幸福感をめぐる研究は20世紀後半から「ポジティブ心理学」として体系化され、マーティン・セリグマン博士らによって幸福の構成要素が科学的に分析されるようになった。研究によれば、幸福感を高める要因として人との繋がり・感謝・達成感・自己成長などが挙げられ、物質的な豊かさだけでは幸福は完結しないことが示されている。国連は2012年から毎年3月20日を「国際幸福デー」と定め、「世界幸福度報告書」で各国の幸福度を発表している。この記念日を制定した株式会社ヒューモニー(現・佐川ヒューモニー)は、祝電・弔電・祝い花などを届ける「VERY CARD」サービスを通じて人と人の感謝や祝福の気持ちを繋ぐ事業を展開している。電報は明治時代に日本に伝わった通信手段だが、現代では冠婚葬祭など特別な場面で格式あるメッセージ手段として根強く利用されている。この記念日が、日常の中で「幸せ」を見つめ直すきっかけとなることを目指している。
制定:一般社団法人日本エスニック協会
由来・理由
「エス(5)ニ(2)ック(9)」の読みに掛けた語呂合わせから、一般社団法人日本エスニック協会が制定した記念日。民族料理・エスニック文化の普及と多文化共生社会の実現を目的とし、日本記念日協会認定。
雑学・小話
「エスニック料理」とはアジア・中東・アフリカ・中南米などの民族的・文化的背景をもつ料理の総称で、日本ではタイ料理・インド料理・ベトナム料理・メキシコ料理などが広く親しまれている。日本にエスニック料理が本格的に普及したのは1980〜90年代で、アジア各国との交流増加や海外旅行ブームが背景にある。パクチー・ナンプラー・ガラムマサラといった食材は現在スーパーでも手軽に入手でき、家庭料理にエスニックの風味を取り入れる人が増えた。一般社団法人日本エスニック協会は毎年「流行するエスニック料理ランキング」を発表し、「おいしいエスニック料理グランプリ」を7部門で開催するなど、エスニック食文化の啓発活動を行っている。エスニック料理は単なる「外国料理」にとどまらず、各民族の歴史・宗教・農業・気候を映した文化遺産でもある。この記念日は食を通じた異文化理解と多文化共生の促進を目指している。
由来・理由
2002年、国連総会が5月29日を「国連平和維持要員の国際デー」に制定。PKO活動に従事する軍人・警察・文民の貢献を称え、任務中に命を落とした要員を追悼する国際的な記念日。1948年5月29日の国連初PKO開始日にちなむ。
雑学・小話
国連平和維持活動(PKO)は1948年に始まり、紛争地域での停戦監視・選挙支援・人道支援・法の支配確立など多岐にわたる任務を担ってきた。設立以来100か国以上の国が兵士・警察・文民職員を派遣し、任務中に命を落とした要員はこれまでに4,000人以上に上る。日本は1992年(平成4年)、カンボジアへのPKO参加を機に国際平和協力法を施行し、以来カンボジア・モザンビーク・東ティモール・ゴラン高原などへの派遣を行ってきた。5月29日が記念日とされたのは、1948年5月29日に最初の国連休戦監視機構(UNTSO)の活動が中東で開始されたことにちなむ。毎年この日、国連本部では追悼式典が行われ、任務中に亡くなった要員の名前が刻まれたダグ・ハマーショルド・メダルが遺族に授与される。PKO活動は今日も世界各地の紛争地で継続されており、「平和のために働く人々を支える」という国際社会の連帯を示す象徴的な記念日となっている。