5月9日は何の日?
7件の記念日があります
制定:東京アイスクリーム協会(現・日本アイスクリーム協会)(1964年)
由来・理由
1869年(明治2年)5月9日、横浜・馬車道近くで日本初の「あいすくりん」が販売されたことに由来。東京アイスクリーム協会が1964年に連休明けのアイスシーズン到来を告げる日として制定した。
雑学・小話
日本へのアイスクリーム伝来は文明開化の象徴の一つ。1869年当時、「あいすくりん」1個の価格は2分(現在価値で約8,000〜10,000円相当)と非常に高価で、当時の新聞にも「舶来の珍品」として記事が掲載された。現在の日本のアイスクリーム市場は年間約5,000億円規模に成長し、コンビニや量販店では季節ごとに数十種類の新商品が登場する。日本には「チョコミント論争」「アイスを温めて食べる」「夏でも冬でもアイスを食べる」など独自のアイス文化が根付いており、1人あたりの年間消費量は世界的にも上位水準だ。横浜・馬車道では今も「あいすくりん」を模した復元商品が販売され、発祥の地としての歴史を伝えている。
制定:全国黒板工業連盟(2000年)
由来・理由
「こ(5)く(9)ばん」と読む語呂合わせと、1872年(明治5年)5月頃にアメリカから黒板が初めて輸入されたことにちなんで、全国黒板工業連盟が創立50周年を記念して2000年に制定した。
雑学・小話
日本の黒板産業は「緑色の黒板」という独自進化を遂げており、目に優しい緑色の面は日本のメーカーが考案したとされる(元々は黒かった)。黒板はその後ホワイトボードに置き換えられ、さらに電子黒板(インタラクティブホワイトボード)へと変遷しているが、チョークの書き心地や消す動作がもたらす「黒板文化」は根強く残る。卒業式の「黒板アート」は全国の学校で受け継がれる日本独自の風習で、クラス全員が寄せ書き・イラストで黒板を飾る様子はSNSでも毎年話題となる。「黒板」という言葉自体は矛盾しているが、この不思議な名前が日本語として定着した経緯も語源学的には興味深い。
制定:東映株式会社(2015年)
由来・理由
「ご(5)く(9)う」という語呂合わせから、東映株式会社が劇場アニメ「ドラゴンボールZ 復活のF」の公開を機に制定。2015年5月9日に日本記念日協会の認定を受けた。
雑学・小話
鳥山明が1984年に連載開始した漫画「ドラゴンボール」の主人公・孫悟空は、世界中で最も知名度の高い日本漫画キャラクターの一人。シリーズの世界累計発行部数は3億部を超え、ゲームや映画を含むフランチャイズ全体の収益は1兆円規模ともいわれる。2024年に鳥山明氏が逝去した際には各国首脳や世界各地のファンから追悼メッセージが寄せられ、その文化的影響力を改めて示した。「悟空」の名前は中国古典小説「西遊記」の孫悟空(サン・ウーコン)に由来し、「かめはめ波」「超サイヤ人」など作品生まれの言葉は日本語の日常会話にも浸透している。
制定:NPO法人日本呼吸器障害者情報センター
由来・理由
「こ(5)きゅう(9)」と読む語呂合わせから、NPO法人日本呼吸器障害者情報センターが制定。呼吸器に障害を持つ人々への理解を深め、よりよい呼吸について考える日。
雑学・小話
人間は1日に約2万〜2万5,000回呼吸しており、そのほとんどを無意識に行っている。しかし喘息・COPD(慢性閉塞性肺疾患)・間質性肺炎などの呼吸器疾患を抱える人にとって、呼吸は日常の難題だ。COPDは主に喫煙が原因で、日本には推定530万人以上の患者がいるとされるが、実際に治療を受けているのは約30万人にとどまるといわれる。鼻呼吸か口呼吸かは免疫力・睡眠の質・歯並びにも影響するとされ、近年「鼻呼吸の重要性」が広く注目されている。横隔膜を意識した「腹式呼吸」はストレス軽減・血圧低下・集中力向上の効果があるとされ、ヨガや瞑想の基礎でもある。
制定:ユニリーバ・ジャパン(AXEブランド)
由来・理由
「こく(59)はく」と読む語呂合わせから、男性用フレグランスブランド「AXE(アックス)」を展開するユニリーバ・ジャパンが制定。告白する勇気を後押しするプロモーション記念日として広まった。
雑学・小話
「告白する」という行為は文化圏によって大きく異なり、日本では交際前に明示的な「告白」を行う文化が定着している。これはドラマ・映画・漫画で繰り返し描かれる「定番シーン」だが、欧米では必ずしも一般的ではなく、自然な交際の深まりの中で関係が形成されるケースも多い。「告白」という言葉自体は宗教の文脈(罪の告白)から転じたもので、恋愛における意思表示という意味では明治以降に定着したとされる。スマートフォン・SNSの普及で「LINEで告白」が増加する一方、「直接言わなければカウントしない」という意識を持つ人も多く、告白の方法をめぐる価値観は世代を超えて多様化している。
制定:池田千恵(図解化コンサルタント)
由来・理由
「ゴ(5)ク(9)ゴク」と読む語呂合わせから、図解化コンサルタントの池田千恵が制定。初夏の日差しのなかで飲み物をゴクゴク飲む爽快感を楽しむと同時に、水資源に恵まれない地域への思いを巡らせる日。
雑学・小話
人間の体重の約60%は水で構成されており、1日に必要な水分量は約2.5リットルとされる。喉の渇きを感じる時点ですでに軽度の脱水状態にあるとされており、「ゴクゴク飲む」行為は体への必要な補給でもある。一方、世界では約7億人が安全な飲料水にアクセスできない状況に置かれており(WHO推計)、日本で水道水を気軽に飲める環境は世界的に見て非常に恵まれている。ビールをゴクゴク飲む爽快感は炭酸の刺激と苦みの組み合わせで生まれ、5〜8度という適切な温度で最大限の爽快感が得られるとされる。「プシュッとゴクゴク」は日本の夏の風物詩として缶ビールCMでも定番のイメージになっている。
制定:富山県(2013年)
由来・理由
1883年(明治16年)5月9日に現在の富山県が設置(置県)されたことを記念して、富山県が置県130周年の節目にあたる2013年に制定した記念日。
雑学・小話
富山県は1871年の廃藩置県では石川県に統合されていたが、1883年5月9日に分離・独立して現在の富山県となった。江戸時代から「富山の薬売り(売薬)」で全国に知られ、「先用後利(先に薬を置き、後で代金を受け取る)」という独自ビジネスモデルで全国の信用を得た。現在も富山は医薬品産業の集積地として全国有数で、医薬品製造品出荷額は全国上位を維持している。「チューリップの球根生産日本一」「鱒の寿司」「ホタルイカの漁獲」など多彩な特産も盛んで、県民ふるさとの日には美術館・博物館など県の施設14か所が無料開放される。