5月10日は何の日?
7件の記念日があります
由来・理由
5月の第2日曜日。アメリカでアンナ・ジャービスが亡き母を偲んで1908年に始めた運動が起源。日本では1949年頃から普及し、カーネーションを贈る習慣が定着した。
雑学・小話
母の日の花がカーネーションになったのは、アンナ・ジャービスが母の葬儀に白いカーネーションを供えたことによる。日本では赤いカーネーション(存命の母)・白いカーネーション(亡くなった母)を贈り分ける慣習がある。母の日のカーネーション市場は年間約100億円規模。近年はカーネーションだけでなくスイーツや体験ギフトなど多様化している。「お母さん、いつもありがとう」とメッセージを書いたカードを添えるのが定番。
制定:日本地質学会・産業技術総合研究所地質調査総合センター(2007年)
由来・理由
1876年(明治9年)5月10日にお雇い外国人地質学者ライマンらが日本初の広域地質図「日本蝦夷地質要略之図」を完成させ、1878年5月10日には内務省地理局に地質課が設置されたことを記念し、日本地質学会と産総研が2007年に共同制定した。
雑学・小話
日本列島は太平洋・フィリピン海・ユーラシア・北アメリカの4枚のプレートがぶつかる地帯に位置し、世界でも有数の地質的多様性を誇る。その複雑な地殻構造ゆえに地震・火山・土砂災害が多い一方、温泉や金属鉱物など豊富な地下資源にも恵まれている。1876年完成の「日本蝦夷地質要略之図」は縮尺200万分の1の大規模な地質図で、北海道の石炭・鉄鉱石資源の把握に貢献した。現在、産総研が整備した「20万分の1日本シームレス地質図」はウェブ上で無料公開されており、スマートフォンから全国の地質情報を手軽に確認できる。地質の日前後には全国各地のジオパークで観察会や体験イベントも開催され、岩石や化石への関心を高める機会となっている。
制定:日本紡績協会(1995年)
由来・理由
「コッ(5)トン(10)」という語呂合わせと、5月が夏物衣料の需要期を迎えることにちなみ、日本紡績協会が1995年に制定。天然繊維コットンの吸湿性・通気性などの魅力を消費者に広くアピールし、需要拡大を図ることを目的としている。
雑学・小話
コットン(綿)は約5000年前から栽培・利用されてきた天然繊維で、現代でも世界の繊維生産量の約24%を占める。吸湿性・通気性・肌触りのよさが特徴で、蒸し暑い日本の夏に特に適している。日本の綿業は江戸時代に大阪(河内・摂津地方)や愛知(三河地方)を中心に普及し、明治維新後は紡績業が近代産業の主力となった。大阪紡績(現・東洋紡)は1882年に蒸気機関を動力とする日本初の近代的紡績工場を稼働させ、産業革命を牽引した。現在ではオーガニックコットンへの注目が高まり、環境負荷の低さや肌への優しさを重視する消費者に支持されている。GOTS(グローバル・オーガニック・テキスタイル・スタンダード)認証製品の流通も拡大しつつある。
制定:鳥類保護連絡協議会(1950年)
由来・理由
毎年5月10日〜16日の「愛鳥週間」は、野鳥の保護と自然環境への関心を高めることを目的に、鳥類保護連絡協議会が1950年(昭和25年)に定めた。5月10日はその初日にあたり、現在は環境省が主唱する全国的な自然保護キャンペーンの幕開けを告げる。
雑学・小話
愛鳥週間の起源はアメリカの「バード・デー」にさかのぼり、渡り鳥の飛来が多い春の時期に設定された。日本では期間中、全国各地で野鳥観察会・自然体験イベント・展示会が開催される。1972年からは「全国野鳥保護のつどい」として毎年開催地を変えながら継続されており、地域の野鳥情報の発信の場となっている。日本では約700種の野鳥が確認されており、スズメやカラスのような身近な種から、特別天然記念物のコウノトリ・トキまで多様な鳥類が生息する。近年はバードウォッチングがアウトドア人気の高まりとともに愛好者を増やしており、専用双眼鏡や野鳥ガイドの市場も拡大している。環境省が毎年更新する「国内希少野生動植物種」にも多くの鳥類が指定され、保全の重要性が増している。
制定:沖縄県黒砂糖協同組合(2024年)
由来・理由
「コク(5)トウ(10)」という語呂合わせにちなむ日で、2010年に沖縄県含みつ糖対策協議会が沖縄黒糖の新糖が出回る時期にあわせて「黒糖の日」として制定したのが始まり。沖縄県内の伊平屋島・伊江島・粟国島・多良間島・小浜島・西表島・波照間島・与那国島の8離島で作られる黒糖の生産者団体・沖縄県黒砂糖協同組合が窓口となり、2024年(令和6年)に日本記念日協会へ「沖縄黒糖の日」として届け出て認定・登録された。サトウキビの搾り汁を煮詰めて作る黒糖は、精製された白砂糖と異なりミネラルやビタミンが豊富に含まれる。
雑学・小話
黒糖はサトウキビを搾ったまま精製せずに煮詰めた砂糖で、鉄・カリウム・マグネシウムなどのミネラルやビタミンB群が白砂糖と比べて豊富に含まれる。沖縄では、王府に仕えた儀間真常が1623年に中国・福建へ人を派遣して製糖法を学ばせたことで黒糖生産が始まったとされ、400年以上のサトウキビ栽培と製糖の歴史を持つ。琉球王国時代、黒糖は交易の重要な資源として王府の専売制度下に置かれ、薩摩藩との貿易における財源としても利用された。 この記念日が対象とするのは沖縄県内8つの離島(伊平屋島・伊江島・粟国島・多良間島・小浜島・西表島・波照間島・与那国島)で作られる黒糖で、8島合計の年間生産量は約8,000〜9,000トンとされる。同じ製法でも島ごとにサトウキビの品種・土壌・気象条件が異なるため、色や食感、風味に個性が生まれる。伊平屋島は硬く大粒で香りが強く、波照間島は大粒でシャリシャリとした食感、与那国島は明るい黄土色で柔らかく甘さ控えめ、粟国島はクセの少ないあっさりとした味わいが特徴とされ、8島の黒糖を食べ比べる楽しみ方も土産物として人気を集めている。 黒糖独特のコクある甘みは沖縄料理(ラフテーなど)や泡盛との相性が抜群で、近年は血糖値の急上昇を抑える「低GI食品」として健康志向の消費者にも注目されている。一方で生産現場は、農家の高齢化や後継者不足、製糖期の人手不足に加え、天候不順による収穫時期のずれなど構造的な課題を抱えており、離島によっては生産量が数年で4割以上減少し、製糖工場の経営が赤字に陥るケースも報告されている。なお鹿児島県・奄美群島(与論島・加計呂麻島など)でも黒糖は特産品として知られ黒糖焼酎の原料にも使われるが、こちらは沖縄県黒砂糖協同組合の対象地域とは別の産地にあたる。
沖縄黒糖の日の単独ページを見る →由来・理由
1962年(昭和37年)5月10日に「住居表示に関する法律」が施行されたことを記念した日。バラバラだった住所表示を「○丁目○番○号」に統一し、郵便・消防・救急活動の効率化を目的として制定された。
雑学・小話
住居表示制度が導入される以前の日本では、町名や地番の付け方が全国でバラバラで、目的地を特定するのが困難なケースも多かった。1962年の法制定により「○○市△△町□丁目○番○号」という形式が普及し、緊急車両の到着時間短縮や郵便配達の効率化に大きく貢献した。青い街区表示板は現在も全国の道路脇や建物壁面に設置されており、街の「ナビゲーション装置」として機能している。一方、京都市は古くからの「通り名」文化を守るため住居表示を採用しておらず、「御池通り烏丸上ル」といった独自の地番表示を今も使い続けている。デジタル地図・カーナビが普及した現代でも、住居表示は119番・110番通報時に欠かせない情報として生活インフラを支えている。
由来・理由
「ファイ(5)と(10)」という語呂合わせから生まれた記念日。スポーツや日常生活における「ファイト!」の掛け声に由来し、挑戦する意欲や頑張る姿勢を社会全体で称え合い、互いを応援するきっかけにすることを目的としている。
雑学・小話
「ファイト!」という言葉は英語の "fight" に由来するが、日本では激励・応援の意味として独自の進化を遂げた和製英語的な使い方が定着している。「頑張れ!」と同じように使われ、スポーツの試合から受験・仕事まで幅広いシーンで用いられる。語呂合わせを使った記念日は日本特有の文化であり、5月10日にはこの他にも「コットンの日(コッ5トン10)」「黒糖の日(コク5トウ10)」などが同じ手法で制定されている。一方で、プロボクシングやプロレスの試合前に放たれる「ファイト!」の掛け声は観客と選手をひとつにする独特の一体感を生む。「ファイトの日」には大切な人に応援のメッセージを送り、挑戦を続ける気持ちを互いに育む一日にしたい。