5月10日の記念日
黒糖の日
カテゴリ
由来・理由
「コク(5)トウ(10)」という語呂合わせにちなんで制定された記念日。サトウキビの搾り汁を煮詰めて作る黒糖は沖縄・奄美地方を代表する伝統的な甘味料で、精製された白砂糖と異なりミネラルやビタミンが豊富に含まれる。
雑学・小話
黒糖はサトウキビを搾ったまま精製せずに煮詰めた砂糖で、鉄・カリウム・マグネシウムなどのミネラルやビタミンB群が白砂糖と比べて豊富に含まれる。沖縄・奄美地方では400年以上のサトウキビ栽培と製糖の歴史があり、現在も波照間島産・与論島産・加計呂麻島産などブランド黒糖として知られる。黒糖独特のコクある甘みは沖縄料理(ラフテー・ちんすこう)や泡盛との相性が抜群で、土産品としても人気が高い。近年は血糖値の急上昇を抑える「低GI食品」として健康志向の消費者にも注目されている。奄美地方では黒糖を原料とした「黒糖焼酎」も有名で、その独特のコクと甘みが愛飲されている。離島の農家が手間をかけて作る島黒糖は、職人的な特産品としての評価も高まっている。
食べ物・飲み物の記念日について
食にまつわる記念日は、日本でもっとも数が多いジャンルのひとつです。語呂合わせで日付が決められたもの(たとえば「11(いい)」や「29(にく)」など)、旬の食材が出回る季節に合わせたもの、業界団体が消費拡大を願って制定したものなど、その成り立ちはさまざまです。背景には、その食材や料理がたどってきた歴史、産地の人々の思い、そして食文化を次の世代へ伝えたいという願いが込められています。記念日をきっかけにいつもの食卓を少し見直してみると、何気なく口にしているものの奥深さに気づくはずです。旬を意識して食材を選ぶことは、月のリズムに合わせた暮らしと同じように、自然の巡りと自分の体を結び直す小さな実践でもあります。