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5月10日の記念日

沖縄黒糖の日

カテゴリ

食べ物・飲み物制定:沖縄県黒砂糖協同組合(2024年)

由来・理由

「コク(5)トウ(10)」という語呂合わせにちなむ日で、2010年に沖縄県含みつ糖対策協議会が沖縄黒糖の新糖が出回る時期にあわせて「黒糖の日」として制定したのが始まり。沖縄県内の伊平屋島・伊江島・粟国島・多良間島・小浜島・西表島・波照間島・与那国島の8離島で作られる黒糖の生産者団体・沖縄県黒砂糖協同組合が窓口となり、2024年(令和6年)に日本記念日協会へ「沖縄黒糖の日」として届け出て認定・登録された。サトウキビの搾り汁を煮詰めて作る黒糖は、精製された白砂糖と異なりミネラルやビタミンが豊富に含まれる。

雑学・小話

黒糖はサトウキビを搾ったまま精製せずに煮詰めた砂糖で、鉄・カリウム・マグネシウムなどのミネラルやビタミンB群が白砂糖と比べて豊富に含まれる。沖縄では、王府に仕えた儀間真常が1623年に中国・福建へ人を派遣して製糖法を学ばせたことで黒糖生産が始まったとされ、400年以上のサトウキビ栽培と製糖の歴史を持つ。琉球王国時代、黒糖は交易の重要な資源として王府の専売制度下に置かれ、薩摩藩との貿易における財源としても利用された。 この記念日が対象とするのは沖縄県内8つの離島(伊平屋島・伊江島・粟国島・多良間島・小浜島・西表島・波照間島・与那国島)で作られる黒糖で、8島合計の年間生産量は約8,000〜9,000トンとされる。同じ製法でも島ごとにサトウキビの品種・土壌・気象条件が異なるため、色や食感、風味に個性が生まれる。伊平屋島は硬く大粒で香りが強く、波照間島は大粒でシャリシャリとした食感、与那国島は明るい黄土色で柔らかく甘さ控えめ、粟国島はクセの少ないあっさりとした味わいが特徴とされ、8島の黒糖を食べ比べる楽しみ方も土産物として人気を集めている。 黒糖独特のコクある甘みは沖縄料理(ラフテーなど)や泡盛との相性が抜群で、近年は血糖値の急上昇を抑える「低GI食品」として健康志向の消費者にも注目されている。一方で生産現場は、農家の高齢化や後継者不足、製糖期の人手不足に加え、天候不順による収穫時期のずれなど構造的な課題を抱えており、離島によっては生産量が数年で4割以上減少し、製糖工場の経営が赤字に陥るケースも報告されている。なお鹿児島県・奄美群島(与論島・加計呂麻島など)でも黒糖は特産品として知られ黒糖焼酎の原料にも使われるが、こちらは沖縄県黒砂糖協同組合の対象地域とは別の産地にあたる。

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