6月13日は何の日?
5件の記念日があります
由来・理由
1987年(昭和62年)6月13日、プロ野球・広島東洋カープの衣笠祥雄選手が2131試合連続出場を達成し、アメリカ大リーグのルー・ゲーリッグが保持していた世界記録を更新したことにちなむ。その不屈の精神から「鉄人」と呼ばれた衣笠選手を讃えて制定された。
雑学・小話
衣笠祥雄は1947年(昭和22年)京都府生まれ。1965年に広島東洋カープに入団し、強打の一塁手・三塁手として活躍した。連続試合出場は1970年から始まり、骨折・死球・ケガを押してもグラウンドに立ち続けた。1987年6月13日、ニューヨーク・ヤンキースのルー・ゲーリッグが1939年に引退するまで樹立した2130試合の世界記録を破り、2131試合連続出場を達成した。その後も出場を重ね、最終的に2215試合の連続出場を記録。1996年6月14日にカル・リプケン・ジュニア(アメリカ)に抜かれるまで世界記録だった(衣笠自身もこの試合に来賓として招かれ、後にリプケンとは親友になったという)。1989年に現役引退後は野球解説者として長く活躍し、2004年に野球殿堂入りを果たした。2018年に71歳で逝去したが、「365日野球で飯を食わせてもらっている選手が、365日グラウンドに立つのは当たり前」という言葉は今も語り継がれている。ルー・ゲーリッグが筋萎縮性側索硬化症(ALS)により志半ばで引退を余儀なくされたことを思えば、健康であり続ける幸運と野球への敬意の両方を糧に戦い続けた衣笠の記録は、より深い輝きを放っている。「鉄人」という称号は単なるタフネスの象徴ではなく、野球に生涯を捧げた生き様そのものを体現している。
由来・理由
2010年(平成22年)6月13日、JAXA(宇宙航空研究開発機構)の小惑星探査機「はやぶさ」が7年間の宇宙の旅を終えて地球に帰還したことにちなむ。小惑星「イトカワ」の表面物質を収めたカプセルを持ち帰り、世界初の小惑星サンプルリターンを成功させた歴史的な日。2012年に日本記念日協会が認定。
雑学・小話
「はやぶさ」は2003年5月にM-Vロケットで打ち上げられ、小惑星「イトカワ」(直径約540メートル)への往復飛行に挑んだ。途中、イオンエンジンの故障・太陽フレアによる太陽電池損傷・燃料漏れ・通信途絶など数多くのトラブルに見舞われたが、JAXAの運用チームの粘り強い対応によって奇跡的に復活を遂げた。2005年11月にはイトカワへの着陸(タッチダウン)に成功し、表面物質のサンプル採取を試みた。2010年6月13日、大気圏に再突入した本体は燃え尽きながらも、オーストラリア・ウーメラ砂漠にカプセルを着地させることに成功。回収されたカプセルには微粒子1500個以上のイトカワ由来物質が確認され、2011年にはギネス世界記録に認定された。「はやぶさ」の帰還は日本中に感動を与え、複数の映画・ドキュメンタリーに描かれた。後継機「はやぶさ2」は2020年に小惑星「リュウグウ」のサンプルを持ち帰ることにも成功し、日本の宇宙探査技術の高さを世界に示した。
制定:公益社団法人「小さな親切」運動本部(1963年)
由来・理由
1963年(昭和38年)3月、東京大学の卒業式で茅誠司総長が「小さな親切を勇気を持ってやってほしい」と卒業告辞を述べたことがきっかけとなり、同年6月13日に茅ら8名の提唱者によって「小さな親切」運動本部が発足した。
雑学・小話
1963年3月、東京大学卒業式の告辞で茅誠司総長が語りかけた「小さな親切」の言葉は、高度経済成長期の日本社会に温かな反響を呼んだ。豊かさと引き換えに人々の連帯感や思いやりが薄れつつあるという時代の空気の中、茅総長の言葉に共鳴した有識者・市民が集まり、同年6月13日に運動が正式にスタートした。運動のスローガンは「できる親切はみんなでしよう それが社会の習慣となるように」で、日常のさりげない親切行為—席を譲る・荷物を持つ・落とし物を届けるなど—を讃え広める活動を続けてきた。全国の学校・企業・地域団体が参加し、「小さな親切作文コンクール」などを通じて子どもたちへの教育にも力を注いでいる。「大きな親切より小さな親切が大事」という発想は、「ランダム・アクト・オブ・カインドネス(無作為の親切行為)」という世界共通の思想とも共鳴する。見返りを求めない小さな行為の積み重ねが社会の信頼と安心を育てるという理念は、60年以上を経た現在も色あせることなく受け継がれている。
小さな親切運動スタートの日の単独ページを見る →制定:高知県園芸農業協同組合連合会
由来・理由
6月はみょうがの旬の時期で生産量が増えることと、「い(1)いみ(3)ょうが」の語呂合わせから、高知県園芸農業協同組合連合会が制定。日本記念日協会に認定・登録されており、全国1位の生産量を誇る高知県産みょうがのPRを目的とする。
雑学・小話
みょうが(茗荷)はショウガ科の多年草植物で、日本原産の香味野菜として古くから食べられてきた。食用とするのは地面から出る花穂(かほ)と呼ばれる部位で、シャキシャキとした食感と独特の清涼感ある香りが特徴だ。日本の全国生産量の約6〜7割を高知県が占めており、温暖な気候を活かしてハウスと露地栽培を組み合わせ、ほぼ年間を通じて出荷する体制が整っている。「みょうがを食べると物忘れする」という俗説があるが科学的根拠はなく、むしろアントシアニンや香り成分ミョウガアールなどが含まれ、抗酸化作用や食欲増進効果があるとされる。そうめんの薬味・冷やっこのトッピング・酢漬け(みょうがの甘酢漬け)・味噌汁の具など、夏の和食に欠かせない食材として親しまれてきた。英語に「みょうが」に対応する言葉はなく「Japanese ginger」と表現されることが多いが、その風味はショウガとは異なる。ユニークな日本固有の味覚として、近年は海外の日本食ファンにも注目されている。
由来・理由
アルファベット26文字中「F」が6番目、「M」が13番目であることに由来する語呂合わせの記念日。FM放送とは直接の関係はなく、制定者も不明とされる。
雑学・小話
この記念日自体はFM放送のPRを目的として制定されたものではないが、名称が重なることからFM放送の歴史とあわせて語られることが多い。FM(Frequency Modulation=周波数変調)放送はAMラジオに比べて高音質で電波ノイズの影響を受けにくいという特性を持つ。日本では1957年(昭和32年)に試験放送が開始され、本放送は1969年(昭和44年)にNHK-FMを皮切りに普及し始めた。FMの特徴は音楽を中心とした洗練されたプログラムと、DJのトークスタイルにある。1980〜90年代、FMラジオはJ-POPカルチャーの情報発信源として若者文化に深く根ざし、深夜のFM番組から流れる音楽をカセットテープに録音する「エアチェック」は当時の若者の定番の楽しみ方だった。FM雑誌(FMステーション・FMファンなど)も人気を集め、番組表と写真グラビアが載ったムック誌として書店を賑わせた。インターネット普及後はradiko(ラジコ)などのサービスでスマートフォンからも聴けるようになり、タイムフリー機能で過去の番組も楽しめるようになった。近年は地域FMの増加により地域密着型の情報提供・防災放送の役割も重視されている。映像が溢れる時代においても、「耳で楽しむ文化」としてのFMラジオは独自の魅力を保ち続けている。