6月14日は何の日?
5件の記念日があります
制定:WHO・国際赤十字・赤新月社連盟・国際献血者組織連盟・国際輸血学会(2004年)
由来・理由
ABO式血液型を発見してノーベル生理学・医学賞を受賞したカール・ラントシュタイナー(1868年6月14日生まれ)の誕生日にちなみ、2004年にWHO・国際赤十字・赤新月社連盟・国際献血者組織連盟・国際輸血学会の4団体が制定した国際デー。
雑学・小話
カール・ラントシュタイナーはオーストリア出身の病理学者で、1900年にABO式血液型を発見した。それまで輸血は血液型の不適合による致死的な副作用が頻発する危険な処置だったが、ラントシュタイナーの発見により安全な輸血が可能になり、無数の命が救われた。この功績で1930年にノーベル生理学・医学賞を受賞している。世界献血者デーは、自発的・無報酬で献血を行う献血者に感謝を伝え、新たな献血者を増やすための啓発を行う国際デーだ。日本では日本赤十字社が献血事業を推進しており、年間約500万人が献血に協力している。血液は人工的に製造できず、常に新鮮な供給が必要だ。赤血球の有効期限は採血後約21日、血小板は4日と短く、途切れない献血協力が求められる。全国のショッピングモールや街角の献血バスに足を運ぶことが、見知らぬ誰かの命をつなぐ直接的な行動となる。
由来・理由
1914年(大正3年)6月14日、オリンピックの創設者クーベルタン男爵が発案した五輪旗(5色の輪がつながるデザイン)が制定されたことにちなむ。
雑学・小話
五輪旗はピエール・ド・クーベルタン男爵がオリンピック復興20周年記念として発案したもので、白地に青・黄・黒・緑・赤の5色の輪が連なるデザインだ。5つの輪はヨーロッパ・南北アメリカ・アフリカ・アジア・オセアニアの五大陸を表し、世界中の人々の結合と連帯を象徴している。第1次世界大戦の影響で1916年大会が中止されたため、五輪旗が初めて掲げられたのは1920年のアントワープ大会だった。1896年に近代オリンピックを復興させたクーベルタンは「スポーツを通じて心身ともに均整のとれた若者を育成し、世界平和に貢献する」という哲学を持ち、その理念は現在のオリンピック憲章にも息づいている。五輪マークが実際に5大陸を表すとする解釈のほか、世界のすべての国旗の色が5色と白地に含まれるという説明も広まっているが、後者はクーベルタン自身の意図とは異なる後世の解釈とも指摘されている。いずれにしても五輪旗は世界で最も広く認知される国際シンボルの一つとなり、開会式での掲揚は今も世界的な感動を呼ぶ。
制定:日本認知症予防学会
由来・理由
アルツハイマー病を発見したドイツの医学者アロイス・アルツハイマー博士の誕生日(1864年6月14日)にちなみ、日本認知症予防学会が制定。認知症予防の重要性を広く社会に伝えることを目的とする。
雑学・小話
アロイス・アルツハイマーは1864年にドイツで生まれた神経病理学者だ。1906年、彼は認知機能が著しく低下した患者の脳を解剖し、神経細胞の脱落とアミロイドβタンパク質の沈着(老人斑)・タウタンパク質の凝集(神経原線維変化)という特徴的な病理変化を発見・報告した。これが今日「アルツハイマー病」と呼ばれる疾患の発見である。現在、世界の認知症患者は約5500万人とされ(WHO推計)、そのうちアルツハイマー病が原因のものが約60〜70%を占める。日本では65歳以上の高齢者の約5人に1人が認知症にあたるとされ、社会的な課題となっている。認知症は完全な治療法がまだ確立されていないが、予防・進行遅延には有酸素運動・バランスのとれた食事(地中海食など)・社会的交流・知的活動の維持が有効とされる。「脳の健康貯金」という概念のもと、若年期からの生活習慣改善が認知症リスクを下げるという認識が広まりつつある。
制定:株式会社エスワイフード(2007年)
由来・理由
1981年(昭和56年)6月14日、愛知県名古屋市で「やきとり山ちゃん」(現・世界の山ちゃん)の1号店が開業したことに由来。「世界の山ちゃん」を展開する株式会社エスワイフードが2007年に制定し、日本記念日協会が認定。手羽先に感謝を込めて祝う日。
雑学・小話
「世界の山ちゃん」の創業者・山本重雄は1981年6月14日に名古屋・栄の一角に小さな居酒屋を開いた。看板メニューは独自の秘伝スパイスをまぶして揚げた「幻の手羽先」で、パリパリした食感と風味豊かなスパイスが名古屋の食通の間で評判を呼んだ。店名が「世界の山ちゃん」に改称されたのは、スタッフが電話口でふざけてその名を名乗ったことを創業者が「夢があっていい」と評価したことがきっかけとされる。名古屋では手羽先の唐揚げが「名古屋めし」の代表格として定着し、世界の山ちゃんのほか「風来坊」も名古屋手羽先文化を牽引してきた。手羽先は鶏の翼の先端部分でコラーゲンが豊富でうまみが強い。骨が多く食べにくいという難点があるが、「骨を引き抜く独特の食べ方」が広まっており、山ちゃんでは食べ方カードを配布している。現在は全国と海外にも店舗を展開し、名古屋発の手羽先文化は全国区となった。
手羽先記念日の単独ページを見る →由来・理由
1777年6月14日、アメリカ大陸会議が赤・白のストライプと青地の星を用いた「星条旗」をアメリカ合衆国の国旗として制定したことにちなむ。1916年にウィルソン大統領が「フラッグデー(Flag Day)」として宣言し、アメリカでは毎年6月14日がこの日として知られる。
雑学・小話
1777年6月14日、フィラデルフィアで開かれたアメリカ大陸会議が「13本の赤白のストライプと、青地に13個の星を配した旗」を国旗として採択した。当時の13のストライプと13の星は、イギリスから独立した13植民地を象徴していた。旗を縫った人物としてベッツィー・ロスという女性が有名だが、この逸話の歴史的根拠は曖昧で後世の神話化という見方もある。その後アメリカが州を増やすたびに星の数が増え、現在の50個の星(50州)の配置は1960年のハワイ州加盟後に確定した。日本では「フラッグデー」の認知度は高くないが、アメリカでは国旗を各家庭で掲げてパレードを行う伝統がある。ジョン・フィリップ・スーザが作曲した「星条旗よ永遠なれ(Stars and Stripes Forever)」はアメリカ愛国心を象徴する音楽として知られ、アメリカ議会によって法的な国の行進曲に指定されている。