7月13日は何の日?
4件の記念日があります
由来・理由
1886年(明治19年)7月13日、勅令「本初子午線経度計算方及標準時ノ件」が公布され、兵庫県明石市を通る東経135度の子午線が日本標準時(JST)と定められた日。実際の使用開始は1888年1月1日から。
雑学・小話
東経135度が日本の標準時として選ばれた理由は、経度を15で割り切れるという数学的な合理性にある。経度15度ごとに1時間の時差が生じるため、135÷15=9となりグリニッジ標準時(UTC±0)からちょうど9時間差となる。明治政府が近代化の一環として時刻の統一を推進した結果、それまで地域ごとにまちまちだった「地方時」が廃止され、全国で同一の時間が使われるようになった。勅令公布から実施まで約1年半のラグがあったのは、告知と移行準備期間を設けたためとされる。現在、東経135度の子午線が通る明石市は「子午線のまち」として知られており、「明石市立天文科学館」では子午線の真上に時計塔が建っている。なお、日本と同じUTC+9を採用している国には韓国・北朝鮮・東ティモール・インドネシア(一部)などがあり、日本と時差のない「隣国」が複数存在する。
由来・理由
1974年(昭和49年)7月13日、ウィリアム・フリードキン監督の映画「エクソシスト」が日本で初公開され、オカルトブームの火付け役となったことに由来。配給収入27億3000万円(1974年の洋画配給収入1位)の大ヒットを記録し、日本のホラー・オカルト文化に大きな影響を与えた。
雑学・小話
「エクソシスト」はウィリアム・ピーター・ブラッティの同名小説を原作とし、悪魔に取り憑かれた少女と神父たちの戦いを描いたホラー映画。作者自身が脚色を担当し、第46回アカデミー賞で脚色賞と音響賞を受賞した名作でもある。1973年のアメリカ公開時から世界的センセーションを巻き起こし、劇場内での失神者・体調不良者が続出したとも報じられた。日本では翌1974年7月13日に公開されて配給収入27億3000万円を記録し、その年の洋画配給収入で1位となった。この成功をきっかけに日本でも悪魔・ゾンビ・宇宙人・UFOなどを題材にしたオカルト作品が相次いで製作・公開されるようになり、1970年代後半に「オカルトブーム」が到来した。また、この日が「13日の金曜日」ならぬ単に「13日」であったことも、不吉とされる数字「13」との偶然の一致として語られることがある。映画「13日の金曜日」(1980年)はこの流れを受けたホラー映画史の代表作で、西洋では「13」「金曜日」を不吉とする迷信が根強い。
制定:一般社団法人日本畜産副産物協会(2011年)
由来・理由
「な(7)い(1)ぞう(3)」=「内臓(もつ)」と読む語呂合わせから、一般社団法人日本畜産副産物協会が2011年に制定し日本記念日協会が認定。もつ焼きの美味しさや、動物から得られる資源の有効活用を広めることを目的とする。
雑学・小話
「もつ」はモツ(内臓)の略で、豚・牛・鶏の胃・腸・心臓・肝臓・肺などを指す総称。「ホルモン」とも呼ばれるこの食材は、かつては「捨てるもの(放るもん)」として廃棄されていたが、戦後の食糧難時代に「もったいない精神」から食用に転用されて広まったとされる。「ホルモン」の語源については諸説あり、ドイツ語の「Hormon(ホルモン)」説や、関西弁の「放るもん(捨てるもの)」が訛ったという説が有名だが、定説は確立していない。栄養面では、鉄分・ビタミンB群・亜鉛などが豊富で、夏の暑い時期の疲労回復や夏バテ対策としても重宝される。東京・下町の「もつ焼き」(串焼き)、福岡の「もつ鍋」、山形・群馬の「もつ煮」など、地域ごとに独自の調理法が根付いており、大衆的な居酒屋文化の担い手でもある。安価でコラーゲンも豊富なことから、健康志向の高まりとともに再評価が進んでいる。
制定:「生命尊重の日」実行委員会(1984年)
由来・理由
1948年(昭和23年)7月13日に優生保護法(現・母体保護法)が公布されたことを受け、1984年(昭和59年)に医師・法律家・教育者・主婦らで構成される「生命尊重の日」実行委員会が制定。生命の尊厳について社会全体で考える機会とすることを目的とする。
雑学・小話
優生保護法は1948年に制定された法律で、不妊手術や人工妊娠中絶に関する規定を設けたものだった。当初は優生思想(遺伝的に「不良」とされる子孫の出生を防ぐという考え方)に基づく色彩が強く、強制的な不妊手術が行われるケースもあったとされる。1991年(平成3年)の法改正で優生思想に基づく条項が削除され、法律名も「母体保護法」に改められた。その後、2019年(令和元年)には「旧優生保護法に基づく優生手術等を受けた者に対する一時金の支給等に関する法律」が成立し、強制手術を受けた被害者への補償が開始された。「生命尊重の日」は特定の政治的立場を支持するものではなく、医療・倫理・人権の観点から「生命とは何か」を考えるための記念日として位置づけられている。誕生から死に至るまでの生命の過程と、それを取り巻く社会的・倫理的問題について、幅広く考察する機会となっている。
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