9月27日は何の日?
4件の記念日があります
制定:世界観光機関(UNWTO)(1979年)
由来・理由
1970年9月27日にWTO(世界観光機関)の設立憲章がメキシコシティで採択されたことにちなむ。1979年の第3回UNWTO総会において翌年からの実施が決議され、1980年に初回が開催された。観光が持つ経済・文化・社会的価値を国際社会に発信することを目的とする。
雑学・小話
世界観光機関(UNWTO)は2003年に国連専門機関となり、観光分野での持続可能な開発・責任ある観光・世界の人々の相互理解を推進している。この記念日は毎年テーマと開催国を変えながら各国でフォーラムやイベントが行われる。国際観光客数は2019年に約14億6,000万人(統計史上最多)を記録したが、2020年のコロナ禍で約2億4,000万人まで激減した。その後回復が進み、観光産業は世界のGDPの約10%・雇用の約10人に1人を支える一大産業として改めて注目されている。日本では2023年のインバウンド消費額が過去最高の5.8兆円に達した。
制定:黄ぶな推進協議会(2023年)
由来・理由
「き(9)ぶ(2)な(7)」の語呂合わせから、黄ぶな推進協議会(栃木県宇都宮市)が制定し2023年に日本記念日協会が認定。江戸時代から伝わる宇都宮の郷土玩具「黄ぶな」への関心を高め、地域文化を発信することを目的とする。
雑学・小話
黄ぶなは宇都宮市に伝わる張り子の郷土玩具。江戸時代に天然痘が流行した際、田川で釣れた黄色い鮒を病人に食べさせると回復したという言い伝えが起源とされる。鮒が手に入らなかった村人が張り子の「黄ぶな」を玄関や神棚に飾ったところ病にかからなかったと伝わり、厄除け・疫病退散の縁起物として根付いた。赤い顔にふっくらした黄色の胴体が特徴で、2020年の新型コロナウイルス流行を機に「疫病退散の縁起物」として改めて注目を集め、全国にその名が広まった。
制定:株式会社お菓子のみやきん(2020年)
由来・理由
1908年(明治41年)9月27日、皇太子(後の大正天皇)が青森県七戸町の種馬牧場を視察した際、供された酒まんじゅうを気に召し「駒饅頭」と命名した日にちなむ。この由来を持つ青森の老舗「お菓子のみやきん」が2020年に日本記念日協会の認定を受けた。
雑学・小話
青森県七戸町の「お菓子のみやきん」は1861年(文久元年)創業の老舗菓子店。同店の酒まんじゅうは1908年に七戸種馬牧場を訪れた皇太子の口に合い、その場で「駒饅頭」という名を賜ったとされる。七戸町は古くから馬産地として知られており、馬にちなんだ名前は地域の誇りとして今も引き継がれてきた。酒種独特のほんのりした風味と柔らかな皮が特徴の菓子だったが、同店は他社との競合や原材料の高騰により2025年2月18日付で事業を停止しており、現在は購入できない状態にある。
制定:長野県(2024年)
由来・理由
2014年(平成26年)9月27日に御嶽山で発生した水蒸気爆発を風化させないため、長野県が2024年に制定し日本記念日協会が認定。死者58名・行方不明者5名を出した戦後最悪の火山災害を教訓とし、火山防災意識の普及を目的とする。
雑学・小話
2014年9月27日午前11時52分、快晴の秋山日和のなか御嶽山(長野・岐阜県境、標高3,067m)で突然の水蒸気爆発が発生した。事前の明確な噴火兆候が乏しく、紅葉シーズンで多くの登山者が山頂付近に集まっていたため被害が拡大。大きな噴石が半径約1kmに飛散し、死者58名・行方不明者5名・負傷者61名という戦後最悪の火山災害となった。この経験を踏まえ、気象庁は火山監視体制を強化し情報発信システムを改良した。日本には111の活火山があり(気象庁選定)、この記念日は火山と共存する防災意識を後世に伝える場として設けられた。