9月29日は何の日?
5件の記念日があります
制定:日本招猫倶楽部(1995年)
由来・理由
「来(9)る福(29)」の語呂合わせから、日本招猫倶楽部が1995年に制定し日本記念日協会が認定。福を招くとされる招き猫への関心を高め、その文化を広めることを目的とする。
雑学・小話
招き猫は江戸時代末期から明治時代にかけて普及した縁起物で、右手を上げると金運、左手を上げると客(縁)を招くとされる。1997年頃を境に、右手上げと左手上げの販売比率が「右1:左9」から「右7:左3」へと逆転したという調査がある。元々は「お客さんを呼ぶ」ことが商売の基本だったが、バブル崩壊後に「まずは金運を」と意識が変わったとも言われる。三重県伊勢市おかげ横丁では毎年「来る福招き猫まつり」が開催され、全国の招き猫コレクターが集結する。
制定:世界心臓連盟(World Heart Federation)(1999年)
由来・理由
WHF(世界心臓連盟)がWHOとともに1999年に設立を発表し、2000年に初開催。当初は「9月最終日曜日」だったが、日付変動により認知度が上がりにくいとの判断から2011年に9月29日へ固定化された。
雑学・小話
心臓・血管疾患(CVD)は世界の死亡原因の第1位で、毎年約1,790万人が命を落とすとされる(WHO統計)。日本でも心疾患は死亡原因の第2位で、年間約20万人が亡くなっている。世界心臓の日は生活習慣の見直しを呼びかける啓発活動の場として、150か国以上で記念イベントが行われる。「あなたの心臓のために力を使う(Use Heart)」をテーマに、禁煙・運動・食生活改善が三本柱として提唱されている。
制定:三重県洋菓子協会(2002年)
由来・理由
フランスでは菓子職人の守護聖人とされる大天使ミカエル(Saint-Michel)の祝日「ミカエルマス」が9月29日であることに由来。三重県洋菓子協会が2002年に制定した。語呂合わせではなくヨーロッパのキリスト教文化的根拠に基づく記念日。
雑学・小話
フランスの伝統銘菓「ガレット・サン=ミシェル」も大天使ミカエルに由来し、その名を冠した修道院「モン・サン=ミシェル」は世界遺産として知られる。日本の洋菓子文化は明治期の西洋化政策と、大正〜昭和期に渡欧した菓子職人たちが技術を持ち帰ったことで急速に発展した。現在の日本の洋菓子は素材の繊細さや見た目の美しさで世界的評価が高く、「ジャポナイズ(日本化)」された独自の洋菓子文化を確立している。
制定:日本接着剤工業会(2010年)
由来・理由
「くっ(9)つ(2)く(9)」の語呂合わせから、日本接着剤工業会が2010年に制定し日本記念日協会が認定。「人と人をくっつける、人と暮らしをくっつける」という理念のもと、接着技術への関心を高めることを目的とする。
雑学・小話
接着剤は古代エジプトで動物の骨や皮から煮出したゼラチン系接着剤が木工家具や船の建造に使われていた歴史を持つ。現代では自動車・航空機・電子機器・医療機器など幅広い産業で不可欠な存在だ。ボーイング787などの航空機では機体重量の約50%を炭素繊維強化プラスチック(CFRP)が占め、金属部品との接合に高性能接着剤が多用されている。接着技術は溶接・ボルト締結に比べて軽量化・応力分散・異素材接合が可能という利点があり、ものづくり産業の根幹を支えている。
制定:全国クリーニング生活衛生同業組合連合会(1982年)
由来・理由
「ク(9)リーニング(29)」の語呂合わせから、全国クリーニング生活衛生同業組合連合会が1982年に制定し2025年に日本記念日協会が認定。秋の衣替えシーズンにあわせ、クリーニング技術と加盟店の魅力を消費者に伝えることを目的とする。
雑学・小話
日本のクリーニング産業は1887年(明治20年)に横浜で西洋式洗濯法が伝わったことで始まったとされる。現在は全国に約10万店舗があるとされるが、高機能洗濯機の普及・コインランドリーの増加・「洗えるスーツ」などのアパレル技術革新により市場は縮小傾向にある。一方でダウンジャケット・着物・革製品など家庭洗濯では対応困難な衣類のプロケアニーズは根強く、特殊染み抜きや風合い復元技術は今も職人の技として重視されている。