9月30日は何の日?
5件の記念日があります
制定:国際翻訳者連盟(FIT)(1991年)
由来・理由
翻訳者の守護聖人とされる聖ヒエロニムス(347頃〜420年)の命日にちなむ。国際翻訳者連盟(FIT)が1991年に設定し、2017年の第71回国連総会で正式決議・採択された。
雑学・小話
聖ヒエロニムスはラテン語訳聖書「ウルガタ」の訳者として知られ、400年以上にわたりカトリック教会の公式聖典として使われ続けた翻訳の金字塔を残した。現代の翻訳・通訳業界は世界で約50万人の専門家が携わるとされ、グローバル化に伴い需要は拡大している。国連公用語は6言語(英語・フランス語・スペイン語・ロシア語・中国語・アラビア語)だが、国際会議での翻訳作業は「見えない橋渡し役」として世界の対話を支えている。日本翻訳連盟(JTF)もこの日を「翻訳の日」として認定し、様々な啓発イベントを行っている。
制定:日本クレーン協会・ボイラ・クレーン安全協会(1980年)
由来・理由
1972年(昭和47年)9月30日に「クレーン等安全規則」が公布・施行されたことを記念し、日本クレーン協会とボイラ・クレーン安全協会が1980年に制定。労働省の指導のもと両協会の記念日を統一した。
雑学・小話
クレーンは建設・製造・港湾などあらゆる産業を支える重機だが、ワイヤー切断・転倒・吊り荷落下など重大な労働災害が繰り返されてきた。1972年に施行されたクレーン等安全規則は運転資格・定期検査・作業方法を厳格に定め、業界の安全水準を大きく引き上げた。現在のクレーンは最大で1,200トン以上の超大型が存在し、原子力発電所の機器交換や海上風力発電の建設にも活用されている。この記念日は全国のクレーン安全大会やポスター・スローガン募集を通じ、安全意識の継続的な底上げを図っている。
制定:株式会社ドミノ・ピザ ジャパン(2020年)
由来・理由
1985年(昭和60年)9月30日、東京・恵比寿に日本初の宅配ピザ店「ドミノ・ピザ恵比寿店」がオープンした日にちなむ。ドミノ・ピザ ジャパンが創業35周年を機に2020年に制定し、日本記念日協会が認定した。
雑学・小話
日本1号店の開店当時、配達に使ったのは東京の狭い路地でも機動力を発揮できる専用三輪バイク「ドミノジャイロ」だった。当初は宅配ピザという文化自体が日本に存在せず、「宅配でピザを食べる」習慣を消費者に一から啓発する必要があった。日本市場向けに開発されたオリジナルメニューはツナスペシャル・照り焼きチキン・マヨポテなどで、これが今日の「ジャパナイズドピザ」の原点となった。現在は国内600店舗超を展開し、宅配ピザ市場最大手に成長している。
制定:ハウス食品株式会社
由来・理由
「ク(9)ミン(30)」の語呂合わせから、カレー・スパイス製品を手がけるハウス食品が制定し日本記念日協会が認定。スパイスの魅力を広く伝えることを目的とする。
雑学・小話
クミンはカレーの香りの最大の主役ともいわれるスパイスで、カレー粉に含まれる20〜30種のスパイスの中でも香りへの影響度が最も高いとされる。エジプト原産でセリ科の植物であり、エジプト古王国時代のパピルスにも記述が残る人類最古のスパイスの一つだ。植物学的には「種子」ではなく「果実」に分類され、中東・南アジア・中南米料理に広く使われている。スパイスカレーブームの波に乗り、家庭での単品スパイス使用が近年急増している。
制定:一般社団法人日本和栗協会(2024年)
由来・理由
和栗の旬が9月下旬〜10月にピークを迎えることと、「栗(9)・三者(3)—生産者・製菓事業者・消費者—をつなぐ輪(0)」という意味を込め、一般社団法人日本和栗協会が2024年に制定し日本記念日協会が認定。
雑学・小話
和栗(日本栗)は西洋栗・中国栗と比べて粒が大きく風味が豊かだが、渋皮が剥きにくいのが難点とされる。三大和栗ブランドは「丹波栗(兵庫)」「笠間栗(茨城)」「恵那栗(岐阜)」で、それぞれ独自の甘みと香りが評価される。栗は縄文時代から日本人の食料として重視されており、三内丸山遺跡(青森)では大規模な栗林が意図的に育てられていたことが発掘調査で判明している。モンブランなど洋菓子との相性も抜群で、毎年秋に全国の菓子店が競うように和栗スイーツを打ち出す。