✦ ツキヨミ ✦

812日は何の日?

4件の記念日があります

世界ゾウの日自然・環境

由来・理由

野生のゾウが直面する危機への関心を高めることを目的に、映画製作者のパトリシア・シムズらとタイのゾウ再導入財団が中心となって創設し、2012年8月12日に第1回が実施された国際デー(World Elephant Day)。

雑学・小話

ゾウは陸上で最も大きな動物で、長い鼻を手のように器用に使い、高い知能と豊かな感情を持つことで知られる。仲間の死を悼むような行動をとることもあり、強い社会性と家族のきずなを持つ動物として、古くから人々の畏敬の対象となってきた。 一方で、ゾウは深刻な危機に直面している。象牙を目的とした密猟や、開発による生息地の減少によって、アフリカゾウ・アジアゾウともに生息数を大きく減らしてきた。世界ゾウの日は、こうした現状を広く知らせ、保護活動への支援や象牙取引の根絶を訴える日として、世界中の保護団体が連携して啓発を行っている。 アジアゾウは古くから人と深く関わり、農耕や運搬、宗教儀礼などで重要な役割を果たしてきた歴史を持つ。人間の暮らしと隣り合ってきたからこそ生じる軋轢もあり、ゾウと人がどう共存していくかは大きな課題だ。地球上の生きものの未来を、ゾウを通じて考える一日となっている。

ハイチュウの日食べ物・飲み物

制定:森永製菓(2004年)

由来・理由

「ハ(8)イ(1)チュウ(2)」の語呂合わせにちなみ、森永製菓が制定した。夏休みの行楽や帰省で家族が一緒に過ごす時間が長くなるこの時期の需要を盛り上げる狙いがあり、2004年(平成16年)に日本記念日協会へ認定・登録された。

雑学・小話

ハイチュウは、噛んで味わうソフトキャンディだ。フルーツの果汁感とやわらかな食感、噛むうちに広がる風味が特徴で、ストロベリーやグリーンアップルをはじめ数多くのフレーバーが展開されてきた。手軽に持ち運べて口の中で長く楽しめることから、行楽やドライブのお供として親しまれている。 誕生のきっかけには、「ガムのように噛みたいが、最後まで飲み込めるお菓子があればよい」という発想があったと言われる。噛んでいるうちに溶けてなくなるソフトキャンディとして開発され、ガムとキャンディの良さを兼ね備えた新しいお菓子として人気を広げた。 近年は海外でも「Hi-Chew」として知名度が高まり、アメリカなどで人気を集めている。日本生まれのソフトキャンディが国境を越えて愛されるようになった例のひとつだ。季節限定や地域限定のフレーバーも次々と登場し、選ぶ楽しさも魅力となっている。

太平洋横断記念日社会・国際

由来・理由

1962年(昭和37年)8月12日、当時23歳の堀江謙一が小型ヨット「マーメイド号」での太平洋単独横断に成功し、アメリカ・サンフランシスコに到着したことにちなむ。日本人として初めての快挙だった。

雑学・小話

堀江謙一は兵庫県西宮市を出港し、全長わずか約5.8メートルの小型ヨットで太平洋に乗り出した。約94日間、距離にして1万キロにおよぶ単独・無寄港の航海の末、サンフランシスコにたどり着いた。備えた物資は水20リットル、米40キロ、缶詰200個ほどという心もとないものだったという。 当時の日本ではヨットによる出入国が認められておらず、この航海は正式な手続きを経ない「密出国」の形となった。しかし、命がけの冒険を成し遂げた青年をサンフランシスコ市長は名誉市民として温かく迎え入れ、その勇気は国境を越えて称えられた。 この航海は『太平洋ひとりぼっち』として書籍化され、のちに映画にもなって多くの人を勇気づけた。堀江はその後も世代を重ねながら数々の単独航海に挑み続け、「生涯チャレンジャー」として知られる。ひとりの若者の無謀とも思える挑戦が、夢に向かう勇気の象徴として語り継がれている。

アルプスの少女ハイジの日文化・芸術

制定:株式会社サンクリエート(2010年)

由来・理由

「ハ(8)イ(1)ジ(2)」の語呂合わせにちなみ、『アルプスの少女ハイジ』の著作権管理などを手がける株式会社サンクリエートが2010年(平成22年)に制定し、日本記念日協会に認定・登録された。原作者ヨハンナ・シュピリの誕生日(6月12日)とは異なる、語呂合わせのみに基づく日付である。

雑学・小話

『アルプスの少女ハイジ』は、スイスの作家ヨハンナ・シュピリが1880〜1881年に発表した児童文学を原作とする物語だ。スイスの雄大なアルプスを舞台に、孤児の少女ハイジが祖父のアルムおんじや友だちのペーター、車いすの少女クララらと触れ合いながら、のびやかに成長していく姿が描かれる。 日本のテレビアニメは1974年(昭和49年)にフジテレビ系「カルピスまんが劇場」枠で全52話が放送された。演出を高畑勲、場面設定・画面構成を宮崎駿、作画監督を小田部羊一が務め、制作陣はスイスなど現地へロケハンに赴き、気候や暮らしぶりを取材して作品に反映させたとされる。澄んだ空気と山並み、草原を駆けるハイジ、ブランコの場面など、印象的な情景は世代を超えて多くの人の記憶に残っている。 ハイジの物語は、歩くことのできなかった少女クララが、アルプスの自然のなかで少しずつ健康を取り戻していく姿などを通して、人と自然との結びつきの大切さを伝えている。アルプスの風景への憧れをかきたて、スイスを身近に感じさせてくれる作品として、世界中で愛され続けている。

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