8月18日は何の日?
4件の記念日があります
由来・理由
1915年(大正4年)8月18日、大阪・豊中グラウンドで「第1回全国中等学校優勝野球大会」が開幕したことにちなむ。現在の全国高等学校野球選手権大会、いわゆる「夏の甲子園」の前身にあたる大会で、高校野球の歴史の出発点とされる。
雑学・小話
夏の風物詩として親しまれる「夏の甲子園」だが、その第1回大会は甲子園球場ではなく、大阪・豊中のグラウンドで開かれたとされる。1915年に始まったこの大会には、全国から地区予選を勝ち抜いた10校が出場した。記念すべき初代優勝校は京都二中(現在の鳥羽高校)で、延長13回の末にサヨナラ勝ちで頂点に立ったと伝えられる。 会場が現在の阪神甲子園球場に移ったのは、第10回大会からのことだ。甲子園球場は1924年に完成し、以来およそ100年にわたって球児たちの舞台となってきた。大会名が現行の「全国高等学校野球選手権大会」となったのは、戦後の学制改革を経た1948年とされる。 発祥の地である豊中グラウンドの跡地は、現在「高校野球発祥の地記念公園」として整備されている。炎天下で白球を追う選手たちの姿は、時代が変わっても多くの人の心を動かしてきた。この記念日は、100年を超えて受け継がれてきた高校野球の原点を思い起こさせてくれる。
制定:小林製薬株式会社(2017年)
由来・理由
歯間清掃具「糸ようじ」を製造・販売する小林製薬が制定。「歯(8)と歯(8)の間に糸(1)」が通っているように見えることから、8・1・8で8月18日とした語呂合わせにちなむ。同社の糸ようじが30周年を迎えた2017年に認定・登録された。
雑学・小話
歯と歯のすき間にたまった汚れは、歯ブラシだけでは落としにくいとされる。そこで役立つのが、デンタルフロスや糸ようじといった歯間清掃具だ。小林製薬の「糸ようじ」は1987年に登場し、持ち手のついた使いやすい形で広く親しまれてきたとされる。 虫歯や歯周病の多くは、歯と歯のあいだから始まるといわれる。歯ブラシが届きにくいその部分を清潔に保つことは、口の健康を守るうえで大切だと考えられている。1日1回でも歯間清掃を習慣にすることで、汚れの蓄積を防ぎやすくなるとされる。 「8(歯)・1(糸)・8(歯)」という語呂合わせは、歯と歯の間を糸が通る様子をそのまま数字に置き換えた、覚えやすい工夫といえる。この記念日は、つい後回しにしがちな歯間ケアを見直すきっかけになる。鏡の前に立ったとき、いつものブラッシングに一手間を加えてみるのもよいかもしれない。
由来・理由
「米」という漢字を分解すると「八」「十」「八」になり、合わせて「八十八」となることから、8月18日は「米の日」と呼ばれるようになったとされる。ただし、この呼び方を制定した団体や年は特定されておらず、日本記念日協会にも登録されていない発祥不明の呼び名である。米づくりには八十八もの手間がかかるという言い伝えも古くから知られ、この日は稲作の労苦とお米への感謝を重ねて振り返る日とされている。
雑学・小話
「米」という字の由来には諸説あり、稲穂の姿を表した象形文字だとする説のほか、米づくりに要する手間の多さを「八十八」という数字で表したとする説が知られている。もっとも、この「八十八」は文字どおり88の工程を数え上げたものではなく、日本語で「八」が漠然とした数の多さを表す語として使われてきたことから、「非常に手間がかかる」という意味を込めた表現だと考えられている。 米にまつわる記念日は8月18日だけではない。三重県は1978年(昭和53年)10月、毎月18日を「米食の日」に制定したとされ、当時広がりつつあった若者の米離れを防ぎ、米の消費拡大を図ることを目的に掲げていた。炊きたてのご飯を中心に汁物やおかずを組み合わせる和食の形は、こうした地道な働きかけの積み重ねの中で今日まで受け継がれてきたともいえる。 農林水産省の「令和6年度食料・農業・農村白書」によれば、2023年度(令和5年度)の1人当たり年間の米消費量は51.1kgで、前年度から0.2kg増加した。長く減少傾向が続いてきた米消費量が久しぶりに上向いた年でもある。この日をきっかけに、日々の食卓にのぼる一粒一粒の背景にある手間や歴史に、あらためて思いをはせてみたい。
米の日の単独ページを見る →制定:ビーフン協会(2006年)
由来・理由
ビーフンを漢字で「米粉」と書き、その原料である「米」の字が「八」「十」「八」に分解できることにちなむ。お米への感謝の気持ちと、ビーフンの栄養価や食感の良さを伝えることを目的に、ビーフン協会が制定し2006年に登録された。
雑学・小話
ビーフンは、うるち米を原料とする米粉から作られる麺で、中国南部や台湾、東南アジアなどで広く食べられてきたとされる。日本では焼きビーフンやスープビーフンとしておなじみで、つるりとした口当たりと、味がよくしみる点が魅力といえる。 日本でのビーフン作りは、戦後まもない時期に始まったと伝えられる。アジア各地でビーフンの味を覚えて引き揚げてきた人々の「もう一度食べたい」という声を受け、1950年ごろに神戸で国産ビーフンの製造が始まったとされる。異国の味が、人々の記憶とともに日本へ持ち込まれ、根づいていったといえる。 ビーフンは小麦の麺とは違った軽やかさがあり、野菜や肉、魚介と合わせやすい。乾麺として保存がきくため、常備しておけば手軽な一品にもなる。「米=八十八」の語呂から生まれたこの記念日は、お米から生まれた麺という、少し意外な組み合わせに目を向けるきっかけになる。