8月5日の記念日
パピコの日
カテゴリ
由来・理由
「パピ(8)コ(5)」の語呂合わせにちなみ、江崎グリコ株式会社が2019年(令和元年)に制定し、一般社団法人日本記念日協会の認定を受けた記念日。2本1組の棒アイスを大切な人と分け合う「半分こ」の文化を広め、「わたしとあなた」の2人でパピコとともに前向きな気持ちも分け合ってほしいという願いを込め、共有と絆の喜びを伝えることを目的としている。
雑学・小話
パピコは1974年(昭和49年)に江崎グリコが発売した棒アイスで、当初は「乳酸ミルク」という名称で販売され、これが現在の定番フレーバー「ホワイトサワー」の原型となった。2本1組のツインパック形状は、同社が先行販売していたバーアイス「グリコWソーダアイス」を参考にしたもので、企画段階では1本容器も検討されたが「友達同士や親子で気軽に分け合える」商品を目指して2本連結の形に決まり、この構造は特許を取得している。「1本を自分で、もう1本を大切な人に」というコンセプトは発売当初からあり、半世紀にわたって「シェアするアイス」の代名詞として親しまれてきた。1977年には姉妹フレーバー「チョココーヒー」を発売し、当初の想定以上に中学生層の支持を集めて大ヒットとなった。同フレーバーは現在もパピコ全体売上の約半分を占める看板商品である。 発売当初のパピコはやや粗い氷菓の食感だったが、1998年に「なめらか食感」のフローズンスムージー製法へ改良したことで大人の購買層を取り込み、売上が大きく伸びた。江崎グリコによれば、パピコの累計販売数は2022年7月時点で38億個を超え、直近10年間で売上は約2倍に拡大している。CMにはAKB48メンバーや優香、TOKIO、吉岡里帆らが起用され、「大切な人とパピコを分け合う」という統一コンセプトのもとで長年親しまれてきた。 江崎グリコの創業者・江崎利一は1921年(大正10年)に大阪市西区で「合名会社江崎商店」を設立し、翌1922年(大正11年)2月11日、大阪・三越百貨店で牡蠣の煮汁から抽出した栄養素「グリコーゲン」を配合した栄養菓子「グリコ」を発売した。同社はこの発売日を自社の「創立記念日」と定めている。「一粒三百メートル」のキャッチコピーとともに健康的なお菓子のイメージを確立し、大阪・道頓堀のグリコサイン(初代は1935年〈昭和10年〉点灯)は、2014年に6代目としてLED化されながらも大阪を象徴する観光名所であり続けている。 パピコの日は単なる製品PRにとどまらず、「シェアする文化」の象徴としての提案でもある。SNS時代に大切な人とアイスを分け合う写真が投稿されるなど、現代のコミュニケーションの一形態として発展している。暑い夏に誰かと分け合うアイスには、言葉を超えたつながりの象徴が込められている。
出典
- 8月5日はパピコの日!大切な人とパピろう! - 江崎グリコのプレスリリース(共同通信PRワイヤー)
- パピコ - Wikipedia
- どの味が好き? 誕生から48年、アイスの定番「パピコ」が愛され続ける理由 - 現代ビジネス
- 江崎グリコ - Wikipedia
情報更新日:2026-09-14