6月29日の記念日
ビートルズの日
カテゴリ
由来・理由
1966年(昭和41年)6月29日、イギリスのロックグループ「ザ・ビートルズ」が初来日し、羽田空港に到着した。翌6月30日から東京・日本武道館で3日間5回の公演を行ったことにちなみ、EMIミュージック・ジャパンが「ビートルズの日」として制定した。
雑学・小話
ビートルズ来日は昭和日本の若者文化を揺るがす大事件だった。武道館での公演には「武道の聖地を芸能に使うな」という抗議が相次ぎ、公演中は3,000人以上の警官が会場を警備する物々しい雰囲気だった。一方、公演のチケットは瞬く間に売り切れ、学校をさぼって駆けつけた高校生ら6,520人が補導されたが、ケガ人は一人も出なかったという。来日公演でのビートルズの演奏と存在感は、日本の若者のファッション・音楽・価値観に絶大な影響を与え、翌年以降にGS(グループサウンズ)ブームを巻き起こす火付け役となった。実はこの日本ツアーを含む1966年のワールドツアーが、事実上ザ・ビートルズとして最後の有観客ツアーとなった。以後ビートルズはスタジオ作業に専念し、1970年の解散まで来日を含む大規模なライブ公演を一度も行わなかった。
文化・芸術の記念日について
文化・芸術に関する記念日は、音楽・文学・美術・伝統芸能・映画など、人の心を豊かにする営みを称えるために設けられています。歴史的な作品の発表日や、文化施設の開館日、ある芸術分野の発展に貢献した人物の誕生日などにちなむものが多く、その日付ひとつひとつに物語が宿っています。文化は、長い時間をかけて多くの人の手で受け継がれ、磨かれてきた人類の財産です。記念日を入り口に、ふだんあまり触れない分野の作品に出会ってみると、新しい感性の扉が開くかもしれません。月を眺めて季節の移ろいを感じる感性も、こうした文化への親しみと地続きのもの。日々の暮らしに芸術の彩りを添えることは、心の余白を育てる豊かな習慣です。