6月29日の記念日
星の王子さまの日
カテゴリ
由来・理由
フランスの作家・飛行士アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリの誕生日(1900年6月29日)にちなむ。1999年(平成11年)6月29日、生誕100周年の記念日に世界初の記念館「箱根サン=テグジュペリ 星の王子さまミュージアム」(神奈川県箱根町)が開館し、この日が「星の王子さまの日」として記念された(同館は2023年3月31日に閉館)。
雑学・小話
アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ(1900〜1944年)はフランス・リヨン出身の貴族の家系に生まれ、作家であるとともに実際に飛行機を操縦する飛行士だった。1920〜30年代に郵便飛行のパイロットとして南米・北アフリカなどを飛び回り、その体験を元にした冒険小説で文学的地位を確立した。代表作『星の王子さま』(1943年)は砂漠に不時着した飛行士と不思議な王子の出会いを描いた寓話で、「大切なものは目に見えない」という言葉で知られる。現在290以上の言語・方言に翻訳され、世界で最も多く読まれた本の一つとされる。第二次世界大戦中は偵察飛行のパイロットとして活動し、1944年7月31日の任務飛行から帰還せず消息を絶った。死の謎は長らく不明だったが、2000年代に地中海で機体の残骸が発見された。
文化・芸術の記念日が映すもの
文化・芸術の記念日は、作品や表現が生まれた瞬間、あるいはそれを支えた人々の功績を称えるために制定されています。音楽、文学、美術、伝統芸能など分野は幅広く、それぞれの記念日をたどると、その時代の空気や作り手の情熱が浮かび上がってきます。文化は一朝一夕には生まれず、多くの手によって受け継がれ、磨かれてきたものです。月を見上げて美しさを感じる心もまた、こうした文化的な感性の延長線上にあります。記念日をきっかけに、少し立ち止まって作品や表現に触れてみるのも良い時間の過ごし方です。