8月11日の記念日
ガンバレの日
カテゴリ
由来・理由
1936年(昭和11年)8月11日のベルリンオリンピックで、競泳女子200m平泳ぎの前畑秀子が日本人女性初の金メダルを獲得し、その模様をNHKの河西三省アナウンサーが「前畑ガンバレ」と連呼して実況したことにちなむ。和歌山県橋本市の前畑秀子・古川勝顕彰活動委員会が制定し、2023年(令和5年)に日本記念日協会に認定・登録された。
雑学・小話
前畑秀子は和歌山県出身の競泳選手で、1932年のロサンゼルス五輪では惜しくも銀メダルに終わった。雪辱を期して臨んだ1936年のベルリン五輪・女子200m平泳ぎで、地元ドイツの選手と最後まで競り合い、わずかな差で優勝。日本人女性として初のオリンピック金メダリストとなった。 このレースは、日本初のオリンピックラジオ実況中継として伝えられた。NHKの河西三省アナウンサーは興奮のあまり「前畑ガンバレ!前畑ガンバレ!」と数十回にわたって連呼し、勝利が決まると「勝った!」と絶叫した。日本時間では真夜中だったにもかかわらず、多くの人がラジオの前で固唾をのんで聴き入ったと伝えられる。 この実況は、スポーツ放送の枠を超えて人々の記憶に刻まれ、「ガンバレ」という応援の言葉を象徴する出来事として語り継がれている。誰かを懸命に応援する気持ちの尊さを思い出す日として、記念日に込められた意味は色あせていない。
文化・芸術の記念日について
文化・芸術に関する記念日は、音楽・文学・美術・伝統芸能・映画など、人の心を豊かにする営みを称えるために設けられています。歴史的な作品の発表日や、文化施設の開館日、ある芸術分野の発展に貢献した人物の誕生日などにちなむものが多く、その日付ひとつひとつに物語が宿っています。文化は、長い時間をかけて多くの人の手で受け継がれ、磨かれてきた人類の財産です。記念日を入り口に、ふだんあまり触れない分野の作品に出会ってみると、新しい感性の扉が開くかもしれません。月を眺めて季節の移ろいを感じる感性も、こうした文化への親しみと地続きのもの。日々の暮らしに芸術の彩りを添えることは、心の余白を育てる豊かな習慣です。