5月30日の記念日
消費者の日
カテゴリ
由来・理由
1968年(昭和43年)5月30日、消費者保護基本法(現・消費者基本法)が公布・施行されたことを記念して設けられた記念日。国・地方公共団体・事業者それぞれの消費者保護の責務を初めて法律で定めた歴史的な日として啓発活動が行われる。
雑学・小話
消費者保護基本法は、高度経済成長期に急増した欠陥商品・誇大広告・悪質訪問販売などの消費者被害に対応するため制定された。それ以前、消費者は事業者に対して圧倒的に弱い立場に置かれており、被害を受けても救済を求める手段が乏しかった。法律の制定により、国・地方公共団体・事業者それぞれに消費者保護の責務が明文化された画期的な立法だった。2004年(平成16年)には「保護」から「自立支援」へと理念を転換した消費者基本法に全面改正され、消費者の権利が明記された。さらに2009年(平成21年)には消費者庁・消費者委員会が設置され、製品安全・食品表示・特定商取引法など幅広い分野を一元的に所管する体制が整備された。現代では、オンラインショッピングトラブル・フィッシング詐欺・サブスクリプション解約問題など新たな消費者被害への対応も課題となっており、この記念日は消費者自身が権利と知識を持つ重要性を再認識する機会となっている。
社会・国際の記念日が問うもの
社会・国際の記念日は、遠く感じられがちな世界の課題を、身近なものとして考え直すきっかけになります。国際協力や人権擁護といったテーマは、一人の力では大きく動かせないように思えますが、記念日を通じて多くの人が同じ日に思いを寄せることで、確かなうねりが生まれます。由来をたどると、歴史の転換点となった出来事に行き着くことも少なくありません。月の満ち欠けが世界共通の自然現象であるように、こうした記念日もまた、国や文化を超えて人々をゆるやかにつなげています。
同じ日の記念日