5月8日の記念日
童画の日
カテゴリ
文化・芸術制定:長野県岡谷市イルフ童画館(1925年)
由来・理由
1925年(大正14年)5月8日、東京銀座の資生堂画廊で童画家・武井武雄の個展が開催され、この時初めて「童画」という言葉が使われた日を記念して制定された。
雑学・小話
武井武雄(1894-1983)は長野県諏訪郡岡谷町(現・岡谷市)出身の画家・版画家。当時、子ども向けの絵は「挿絵」「イラスト」として軽視されていたが、武井はこれを「童画」と命名し、芸術として確立させることに尽力した。彼の作品は大正・昭和の童話本・雑誌を飾り、独自のファンタジー世界観で多くの子どもたちを魅了した。ナンセンスな遊び心と東洋・西洋の要素を融合させた画風は現代でも高い評価を受けており、長野県岡谷市の「イルフ童画館」に多数の作品が収蔵されている。「童画」という概念を世に広めた点で、日本の絵本・アニメーション文化の源流のひとつとも言える。
文化・芸術の記念日が映すもの
文化・芸術の記念日は、作品や表現が生まれた瞬間、あるいはそれを支えた人々の功績を称えるために制定されています。音楽、文学、美術、伝統芸能など分野は幅広く、それぞれの記念日をたどると、その時代の空気や作り手の情熱が浮かび上がってきます。文化は一朝一夕には生まれず、多くの手によって受け継がれ、磨かれてきたものです。月を見上げて美しさを感じる心もまた、こうした文化的な感性の延長線上にあります。記念日をきっかけに、少し立ち止まって作品や表現に触れてみるのも良い時間の過ごし方です。
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