6月6日の記念日
いけばなの日
カテゴリ
文化・芸術制定:公益財団法人日本いけばな芸術協会(2020年)
由来・理由
「稽古事は6歳の6月6日から始めると上達する」という古来の言い伝えにちなむ。いけばな芸術の普及と、花の命・自然への感謝を広く伝えることを目的に公益財団法人日本いけばな芸術協会が制定し、日本記念日協会認定。
雑学・小話
いけばなの起源は飛鳥時代にまで遡り、仏前に花を供える習慣が芸術へと昇華したとされる。15世紀に池坊専慶が「立花(たてはな)」様式を確立し、以降500年以上にわたって花道(かどう)として体系化されてきた。「いける」という動詞には、切り取られた花に「命を生かす」という意味が込められており、単なる装飾ではなく、植物との対話として捉える独特の哲学がある。日本美術の核心をなす「間(ま)」の概念——空白・余白・沈黙が持つ表現力——は、いけばなにおいて花と花のあいだの空間として具現化される。現在は池坊・草月流・小原流をはじめ50以上の流派があり、国内に300万人以上、世界100か国以上に愛好家がいる。海外では「Ikebana」の名でそのまま通じる言葉となり、日本の美意識を最も体感しやすい文化芸術のひとつとして親しまれている。
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