5月9日の記念日
黒板の日
カテゴリ
文化・芸術制定:全国黒板工業連盟(2000年)
由来・理由
「こ(5)く(9)ばん」と読む語呂合わせと、1872年(明治5年)5月頃にアメリカから黒板が初めて輸入されたことにちなんで、全国黒板工業連盟が創立50周年を記念して2000年に制定した。
雑学・小話
日本の黒板産業は「緑色の黒板」という独自進化を遂げており、目に優しい緑色の面は日本のメーカーが考案したとされる(元々は黒かった)。黒板はその後ホワイトボードに置き換えられ、さらに電子黒板(インタラクティブホワイトボード)へと変遷しているが、チョークの書き心地や消す動作がもたらす「黒板文化」は根強く残る。卒業式の「黒板アート」は全国の学校で受け継がれる日本独自の風習で、クラス全員が寄せ書き・イラストで黒板を飾る様子はSNSでも毎年話題となる。「黒板」という言葉自体は矛盾しているが、この不思議な名前が日本語として定着した経緯も語源学的には興味深い。
文化・芸術の記念日について
文化・芸術に関する記念日は、音楽・文学・美術・伝統芸能・映画など、人の心を豊かにする営みを称えるために設けられています。歴史的な作品の発表日や、文化施設の開館日、ある芸術分野の発展に貢献した人物の誕生日などにちなむものが多く、その日付ひとつひとつに物語が宿っています。文化は、長い時間をかけて多くの人の手で受け継がれ、磨かれてきた人類の財産です。記念日を入り口に、ふだんあまり触れない分野の作品に出会ってみると、新しい感性の扉が開くかもしれません。月を眺めて季節の移ろいを感じる感性も、こうした文化への親しみと地続きのもの。日々の暮らしに芸術の彩りを添えることは、心の余白を育てる豊かな習慣です。
黒板学校教育チョーク卒業式