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68日の記念日

成層圏発見の日

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文化・芸術

由来・理由

1902年(明治35年)6月8日、フランスの気象学者テスラン・ド・ボールが観測用気球を使った大気測定により、対流圏の上に「気温が一定の層(成層圏)」が存在することを初めて発見・報告したことに由来する。

雑学・小話

テスラン・ド・ボールは1890年代から観測用気球に気象測定器を搭載して大気の温度変化を調べていた。常識では「高くなるほど温度が下がる」と思われていたが、高度約10〜12kmを境に急に気温が一定になる層があることを発見し、これを「対流圏(troposphere)」と「成層圏(stratosphere)」と命名した。成層圏はオゾン(O₃)が集中する「オゾン層」を含んでおり、太陽から降り注ぐ有害な紫外線の大部分を吸収し、地球上の生命を守っている。1980年代にフロン(CFC)ガスによるオゾン層破壊が深刻な問題となったが、1987年の「モントリオール議定書」によってフロンの製造・使用が国際的に規制され、現在オゾン層は少しずつ回復しつつある。地球環境問題において「国際社会が協力して解決に成功した数少ない例」として評価されている。現代ではジェット旅客機が成層圏直下を飛行しており、テスラン・ド・ボールが観測用気球で飛ばした「空の世界」は今や何億もの人が利用する航路の舞台となっている。

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