10月30日の記念日
初恋の日
カテゴリ
文化・芸術制定:中棚荘(1999年)
由来・理由
1896年(明治29年)10月30日、島崎藤村が文芸雑誌「文学界」46号に詩集「こひぐさ」の一編として「初恋」を発表したことにちなみ、藤村ゆかりの宿である長野県小諸市の「中棚荘」が1999年(平成11年)に制定したとされる記念日。
雑学・小話
「初恋」は「まだあげ初めし前髪の 林檎のもとに見えしとき」で始まる詩で、みずみずしい恋心を歌った作品として広く知られているといわれる。島崎藤村は1899年(明治32年)から約7年間、私塾「小諸義塾」の教師として小諸に滞在し、この地で数々の詩や小説の着想を得たとされる。中棚荘は藤村が足しげく通ったとされる温泉宿で、10月から5月にかけてはリンゴを浮かべた「初恋りんご風呂」を楽しめることでも知られる。同宿はこの記念日にあわせて「初恋はがき大賞」を毎年開催し、初恋の思い出を綴ったはがきを募集しているという。
文化・芸術の記念日について
文化・芸術に関する記念日は、音楽・文学・美術・伝統芸能・映画など、人の心を豊かにする営みを称えるために設けられています。歴史的な作品の発表日や、文化施設の開館日、ある芸術分野の発展に貢献した人物の誕生日などにちなむものが多く、その日付ひとつひとつに物語が宿っています。文化は、長い時間をかけて多くの人の手で受け継がれ、磨かれてきた人類の財産です。記念日を入り口に、ふだんあまり触れない分野の作品に出会ってみると、新しい感性の扉が開くかもしれません。月を眺めて季節の移ろいを感じる感性も、こうした文化への親しみと地続きのもの。日々の暮らしに芸術の彩りを添えることは、心の余白を育てる豊かな習慣です。
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