9月25日の記念日
10円カレーの日
カテゴリ
由来・理由
1971年11月、沖縄返還協定反対デモの混乱で火炎瓶を受け全焼した日比谷松本楼が、1973年9月25日に3代目建物として再建オープンした。支援してくれた人々への感謝を込め、通常1,250円のハイカラビーフカレーを1日限り10円で提供する「10円カレーチャリティ」を始めたことが由来。
雑学・小話
日比谷松本楼は1903年(明治36年)創業の老舗洋食店。関東大震災(1923年)で一度焼失し再建されたが、1971年11月19日のデモ隊による火炎瓶で2代目建物が全焼するという2度目の受難に見舞われた。再建を支えたのは国内外から寄せられた1,500件超の励ましの声だった。10円という価格は「無料ではお客様としてもてなせない」という店主の矜持から生まれたとされる。チャリティで集まった寄付金は交通遺児育英会や日本ユニセフ協会などに寄贈されてきた。毎年この日には長蛇の列ができる伝統イベントとして現在も続いており、東日本大震災の際には義援金にも充てられた。
食べ物・飲み物の記念日について
食にまつわる記念日は、日本でもっとも数が多いジャンルのひとつです。語呂合わせで日付が決められたもの(たとえば「11(いい)」や「29(にく)」など)、旬の食材が出回る季節に合わせたもの、業界団体が消費拡大を願って制定したものなど、その成り立ちはさまざまです。背景には、その食材や料理がたどってきた歴史、産地の人々の思い、そして食文化を次の世代へ伝えたいという願いが込められています。記念日をきっかけにいつもの食卓を少し見直してみると、何気なく口にしているものの奥深さに気づくはずです。旬を意識して食材を選ぶことは、月のリズムに合わせた暮らしと同じように、自然の巡りと自分の体を結び直す小さな実践でもあります。
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