5月27日の記念日
小松菜の日
カテゴリ
由来・理由
「こ(5)まつ(2)な(7)」の語呂合わせから、大阪府堺市の小松菜・菊菜生産者・有限会社しものファームが2006年に制定した記念日。日本記念日協会認定。小松菜の消費拡大と健康への貢献を広く伝えることを目的とする。
雑学・小話
小松菜(コマツナ)はアブラナ科の野菜で、江戸時代初期に現・東京都江戸川区(当時の小松川村周辺)で栽培が始まったとされる。第8代将軍・徳川吉宗が鷹狩りの際に立ち寄った村で雑煮に添えられたこの青菜を気に入り、産地の地名「小松川」にちなんで「小松菜」と命名したという逸話が伝わる。栄養面では、カルシウム含有量がほうれん草の約5倍とされ、鉄分・ビタミンCも豊富。シュウ酸が少ないためアク抜きが不要で、炒め物・お浸し・味噌汁・スムージーと幅広い料理に使える利便性の高さも特長だ。大阪・堺で生産する有限会社しものファームがこの記念日を制定したのは、西日本での小松菜の認知を高め、消費を拡大するためだ。収穫体験イベントや料理教室などを通じて、野菜嫌いの子どもにも小松菜の魅力を伝える取り組みを続けている。5月下旬は春収穫の最盛期にあたり、みずみずしい小松菜が市場に並ぶ季節でもある。
食べ物・飲み物の記念日について
食にまつわる記念日は、日本でもっとも数が多いジャンルのひとつです。語呂合わせで日付が決められたもの(たとえば「11(いい)」や「29(にく)」など)、旬の食材が出回る季節に合わせたもの、業界団体が消費拡大を願って制定したものなど、その成り立ちはさまざまです。背景には、その食材や料理がたどってきた歴史、産地の人々の思い、そして食文化を次の世代へ伝えたいという願いが込められています。記念日をきっかけにいつもの食卓を少し見直してみると、何気なく口にしているものの奥深さに気づくはずです。旬を意識して食材を選ぶことは、月のリズムに合わせた暮らしと同じように、自然の巡りと自分の体を結び直す小さな実践でもあります。