5月21日の記念日
世界文化多様性デー
カテゴリ
社会・国際制定:国連総会(2002年)
由来・理由
2001年11月にユネスコが採択した「文化的多様性に関する世界宣言」を受け、2002年の国連総会で5月21日を「対話と発展のための世界文化多様性デー」として制定した国際デー。文化の多様性が平和・持続的発展の源泉であることを世界に伝えることを目的とする。
雑学・小話
ユネスコによると、世界には約7,000の言語と数千の固有文化が存在するとされる。文化の多様性は生物多様性と同様、人類の長期的な生存と繁栄にとって不可欠な資源と考えられており、文化的画一化(グローバル化による均質化)への懸念から制定された側面がある。また、異文化間の対話(インターカルチュラル・ダイアローグ)が紛争予防や相互理解につながるという考え方が背景にある。ユネスコは2005年に「文化的表現の多様性の保護及び促進に関する条約」を採択し、各国が固有の文化を守り発展させる権利を国際的に認めた。この記念日には世界各地でコンサート・展示・文化交流プログラムなどが開催される。在留外国人が増加する日本においても多文化共生の理念を体現する取り組みが広がっており、この記念日はその重要性を改めて確認する機会となっている。
社会・国際の記念日が問うもの
社会・国際の記念日は、遠く感じられがちな世界の課題を、身近なものとして考え直すきっかけになります。国際協力や人権擁護といったテーマは、一人の力では大きく動かせないように思えますが、記念日を通じて多くの人が同じ日に思いを寄せることで、確かなうねりが生まれます。由来をたどると、歴史の転換点となった出来事に行き着くことも少なくありません。月の満ち欠けが世界共通の自然現象であるように、こうした記念日もまた、国や文化を超えて人々をゆるやかにつなげています。
文化多様性国際デーユネスコ多文化共生対話国際社会