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63日の記念日

いのりの日

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社会・国際制定:長崎県島原市(1998年)

由来・理由

1991年(平成3年)6月3日16時08分、長崎県島原半島の雲仙普賢岳で大規模な火砕流が発生し、消防団員・警察官・報道関係者・火山学者ら43名が死亡・行方不明となった。噴火災害の教訓を風化させないため、1998年に島原市が「いのりの日」と制定。毎年16時08分に島原市内でサイレンが鳴り、黙祷が捧げられる。

雑学・小話

1991年の雲仙普賢岳噴火活動は前年から続いており、当日も観測・撮影のために多くの人々が「定点」と呼ばれる撮影ポイントに集まっていた。フランス人火山学者のモーリス・クラフトとカティア・クラフト夫妻は定点よりさらに山側に進んで火砕流を正面から撮影しようとしていた。モーリスはその前日、取材カメラに「私は火山で死ぬかもしれないが、それを恐れていない」と語っていた。夫妻はこれまで世界175か所の活火山を踏査し、火山噴火の啓発映像を制作してきたプロフェッショナルだったが、この日の火砕流に巻き込まれ命を落とした。一方、夫妻が完成させていたフィリピン・ピナトゥボ山の噴火リスク啓発ビデオが直前に活用されたことで、同年6月15日に起きたピナトゥボ山大噴火では事前避難が進み多くの命が救われたとされる。島原市の「いのりの日」は犠牲者への追悼とともに、火山と共に生きる地域の覚悟と防災の誓いを示す記念日だ。

雲仙普賢岳火砕流島原火山防災追悼
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