6月3日の記念日
測量の日
カテゴリ
自然・環境制定:国土交通省(旧・建設省)(1989年)
由来・理由
1949年(昭和24年)6月3日に「測量法」(法律第188号)が公布されたことを記念して、1989年(平成元年)に建設省(現・国土交通省)が制定。測量の意義と重要性への国民の理解と関心を高めることを目的とし、各地でイベントや無料地図配布などが行われる。
雑学・小話
測量といえば江戸時代の伊能忠敬(いのう ただたか)が有名だ。55歳で家業を息子に譲ってから、彼が測量に乗り出した本来の目的は「日本地図を作ること」ではなく「地球の大きさ(緯度1度の距離)を測定すること」だった。1800年から17年間、10回にわたって日本全国を歩き続けた忠敬の測量値は、現代の計測値と比べた誤差がわずか0.1%という驚異的な精度だった。完成した「大日本沿海輿地全図」は忠敬の死後に弟子たちが仕上げ、1821年に幕府へ献上された。測量法が公布された昭和24年は、戦後の国土再建のために組織的な土地測量体制を整備する必要があった時代だ。現在は衛星測位システム(GPS・GNSS)の普及により精度は飛躍的に向上したが、斜面崩壊予測・洪水浸水想定区域・ハザードマップなど、測量データは防災の基盤として日々活用されている。地図は「国のインフラ」であり、測量の日はその礎を支える技術者たちへの感謝の日でもある。
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