9月26日の記念日
核兵器の全面的廃絶のための国際デー
カテゴリ
社会・国際制定:国連総会(2013年)
由来・理由
2013年12月の国連総会決議により制定。1983年9月26日、ソ連の早期警戒衛星システムが誤作動してアメリカからの核ミサイル攻撃を誤検知した「ペトロフ事件」の日にちなむ。核兵器の全廃と核軍縮への意識を世界に呼びかける国際デーとして設定された。
雑学・小話
1983年9月26日深夜、ソ連の当直将校スタニスラフ・ペトロフ中佐は早期警戒システムから「アメリカが核ミサイル5発を発射した」との警告を受けた。規則では即座に上官へ報告し反撃指令を仰ぐ状況だったが、「先制攻撃にたった5発はありえない」と直感し報告を見送った。後に衛星センサーの誤作動と判明し、彼の判断が全面核戦争を回避したとして「世界を救った男」と称えられた。しかし彼は軍規違反として冷遇され、この事実は1998年まで機密扱いだった。現在、世界には約12,500発の核弾頭が存在するとされ(2023年)、核廃絶への道のりはなお遠い。
社会・国際の記念日について
社会・国際に関する記念日は、平和・人権・教育・福祉・国際協力といった、よりよい社会を築くためのテーマを掲げています。国連をはじめとする国際機関が定めた世界規模の記念日も多く、世界中の人々が同じ日に同じ課題へ思いを寄せる機会となっています。日付は、歴史的な宣言や条約の採択日、象徴的な出来事にちなんで決められることがほとんどです。こうした記念日は、ふだんは遠く感じられる社会の課題を、自分ごととして考えるきっかけを与えてくれます。一人ひとりの小さな関心や行動が集まることで、社会は少しずつ変わっていきます。月が満ち欠けを繰り返しながら確かに巡るように、地道な歩みの積み重ねが、やがて大きな変化を生み出していくのです。
核兵器核廃絶国連国際デーペトロフ冷戦平和