9月6日の記念日
黒の日(黒染め)
カテゴリ
文化・芸術制定:京都黒染工業協同組合(1988年)
由来・理由
「く(9)ろ(6)」の語呂合わせ。伝統的な黒染めの技術と魅力を広く伝えようと、京都黒染工業協同組合が創立40周年を機に制定した。
雑学・小話
黒染めは、白生地や色柄物を深い黒に染め上げる京都の伝統染色で、黒紋付や黒留袖といった礼装を支えてきた。一口に黒といっても、わずかな赤みや青みを含ませることで表情が変わり、職人は何度も染め重ねて深みのある漆黒を生み出す。あらゆる色を受け止める黒は、慶弔いずれの場にもふさわしい格をまとう色とされてきた。身近な装いの中にある「黒」の奥行きに、目を向けたくなる日。
文化・芸術の記念日について
文化・芸術に関する記念日は、音楽・文学・美術・伝統芸能・映画など、人の心を豊かにする営みを称えるために設けられています。歴史的な作品の発表日や、文化施設の開館日、ある芸術分野の発展に貢献した人物の誕生日などにちなむものが多く、その日付ひとつひとつに物語が宿っています。文化は、長い時間をかけて多くの人の手で受け継がれ、磨かれてきた人類の財産です。記念日を入り口に、ふだんあまり触れない分野の作品に出会ってみると、新しい感性の扉が開くかもしれません。月を眺めて季節の移ろいを感じる感性も、こうした文化への親しみと地続きのもの。日々の暮らしに芸術の彩りを添えることは、心の余白を育てる豊かな習慣です。
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