7月25日の記念日
体外受精の日
カテゴリ
由来・理由
1978年(昭和53年)7月25日、イギリス・オールダム総合病院で世界初の体外受精児ルイーズ・ジョイ・ブラウンが誕生したことに由来する。ケンブリッジ大学のロバート・エドワーズ教授と婦人科医パトリック・ステップトーが12年にわたる研究の末に実現した医学的偉業。
雑学・小話
ルイーズ・ブラウンの母レズリーは卵管の異常により9年間子どもを授かれなかった。エドワーズとステップトーはその問題を体外で受精させてから子宮に戻すという手法で解決し、1977年11月に採取した卵子を体外受精させ、受精卵を子宮に移植した。1978年7月25日午後11時47分、ルイーズは体重2,608gで誕生した。 ステップトーは「全世界の人々と喜びを分かち合う」という思いからミドルネームに「Joy(喜び)」をつけることを提案したとされる。ロバート・エドワーズはこの功績により2010年にノーベル生理学・医学賞を受賞した。 世界初の体外受精から現在まで、この技術によって誕生した子どもは世界で1,000万人を超えると推計されている。不妊治療の選択肢を広げ、多くのカップルに子どもを持つ機会をもたらした歴史的な医学の進歩だ。
健康・医療の記念日が伝えること
健康・医療にまつわる記念日は、専門家だけでなく私たち一人ひとりが自分の体と向き合うためのきっかけとして生まれています。特定の病気の啓発や検診の呼びかけ、心身のケアへの気づきを促す日など、その目的はさまざまですが、共通しているのは「気づいたときが始め時」というメッセージです。忙しい毎日の中では、体の小さなサインを見逃してしまいがちです。月の満ち欠けが静かに体調のリズムと重なると言われるように、自分のペースを大切にしながら整えていく姿勢が、長く健やかに過ごすための土台になります。