6月12日の記念日
児童労働反対世界デー
カテゴリ
由来・理由
2002年、ILO(国際労働機関)が制定した国際デー。子どもの可能性・尊厳・自由を奪い教育を受ける機会を妨げる児童労働の撤廃を世界に訴えることを目的とする。1999年に採択されたILO第182号条約(最悪の形態の児童労働の即時撤廃を求める条約)の精神を広く伝える。
雑学・小話
世界には今なお1億6000万人以上の子どもたちが児童労働に従事しているとされる(ILO・ユニセフ「児童労働:2020年世界推計」)。内訳は男児9700万人・女児6300万人で、世界の子どものおよそ10人に1人にあたる。児童労働人口は2000年から2016年にかけて9400万人減少していたが、2020年推計ではこの4年間で840万人増加し、20年ぶりに反転したことが明らかになった。危険有害労働に従事する5〜17歳の子どもも2016年から650万人増え7900万人に達しているという。農業・漁業・工場労働・家事労働・採掘業など多様な形態があり、特にサブサハラアフリカでの増加が顕著とされる。「最悪の形態」には奴隷的慣行・子ども兵士・売春・薬物取引への強制関与なども含まれる。 ILOは1973年に就業最低年齢に関する第138号条約を、1999年に最悪形態の即時撤廃を求める第182号条約を採択し、法整備を各国に促してきた。同条約は2020年8月4日、トンガの批准によりILO加盟187か国すべてが批准する「普遍的批准」を達成し、ILOの条約史上最も早く批准が進んだ条約となったとされる。国連は2021年を「児童労働撤廃のための国際年」に指定し、2025年までのあらゆる形態の児童労働撤廃を各国に呼びかけた。法律と現実の乖離は大きく、貧困や教育アクセス不足が根絶への障壁となっている。毎年6月12日には世界各地でキャンペーンが開かれ、フェアトレードなど消費者の意識向上にも貢献している。
出典
- ILO launches first \'World Day Against Child Labour\' 12 June 2002 - International Labour Organization
- ILO Child Labour Convention achieves universal ratification
- Child labour rises to 160 million – first increase in two decades | UNICEF
- 2021 declared International Year for the Elimination of Child Labour | ILO
情報更新日:2026-09-12