5月19日の記念日
香育の日
カテゴリ
自然・環境制定:公益社団法人日本アロマ環境協会(AEAJ)(2012年)
由来・理由
新緑の季節である5月と、「育(いく)」の語呂を合わせ、子どもたちへの植物の香り体験を通じた教育活動「香育」を普及・啓発することを目的に、公益社団法人日本アロマ環境協会(AEAJ)が2012年に5月19日を「香育の日」と制定した。
雑学・小話
香育(こういく)は、植物由来の精油の香りに触れることを通じて、子どもたちの嗅覚や感性を育む体験教育の取り組みだ。視覚や聴覚に比べて日常では意識されにくい嗅覚に光を当て、豊かな感受性や自然・植物への関心を育むことをねらいとしている。AEAJは学校や地域施設、家庭など様々な場で香育プログラムを展開しており、2020年には新型コロナウイルスの影響で休校が続く子どもたちに向け、認定アロマテラピーインストラクターによる動画講座「香育チャンネル」をオンラインで配信した。東京学芸大学附属世田谷小学校教諭・沼田晶弘氏による「におい?かおり?どっち?」という授業や、精油を使った手作りソープなどのクラフト講座も公開され、自宅にいながら香りを学べる機会として注目を集めた。嗅覚は脳の中でも感情や記憶に関わる部位に直接働きかけるとされ、ある香りをきっかけに昔の記憶が鮮やかによみがえる現象は「プルースト効果」と呼ばれる。植物が香りを放つのは、害虫を遠ざけたり、受粉を助ける昆虫を引き寄せたりするための生存戦略のひとつとされており、香育を通じてこうした植物の知恵や生態系への理解を深めることも期待されている。
アロマ香り嗅覚教育精油自然