6月10日の記念日
ミルクキャラメルの日
カテゴリ
由来・理由
1913年(大正2年)6月10日、森永製菓が「森永ミルクキャラメル」を初めて発売したことに由来。当初は1粒5厘のバラ売りだったが、翌1914年に現在の箱入り携帯用スタイルが登場した。2000年に日本記念日協会に登録。
雑学・小話
森永製菓の創業者・森永太一郎は、1888年(明治21年)に渡米してキャンディ製造を学び、「日本人にも洋菓子を食べさせたい」という夢を抱いて帰国、1899年に東京で創業した。ミルクキャラメルはその夢を結晶化した代表作で、発売から110年以上を経た現在も黄色い箱のパッケージがほぼ変わらないまま店頭に並ぶ。キャラメルは砂糖・水飴・ミルク・バターを140〜165℃で加熱して作られる。この温度域で起きる「メイラード反応」と「カラメル化」という化学変化が、独特のこんがりとした風味と琥珀色を生み出す。第二次世界大戦中の物資不足でいったん製造が困難になったが、戦後に再開されると子どもたちにとっての「甘い記憶」として復活した。小さな一粒に込められた甘さが、時代を超えて人々の心を慰め続けてきた。現在では抹茶・いちごなど期間限定フレーバーも展開されているが、定番のミルクキャラメルが変わらぬ主役であり続けている。
食の記念日が伝えるもの
食べ物の記念日は、語呂合わせや旬の時期、業界団体の発足など、多彩な理由から生まれています。数ある記念日の中でも食に関するものは特に種類が豊富で、それだけ食が私たちの暮らしに深く根づいている証でもあります。記念日として意識されることで、当たり前になっていた食材や料理の背景にある物語に光が当たります。月が満ち欠けを繰り返しながら季節を巡らせるように、食もまた四季の移ろいとともに表情を変えていきます。今日の記念日を入り口に、いつもの食事を少し違った視点で楽しんでみてください。