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610日の記念日

谷津干潟の日

カテゴリ

自然・環境制定:千葉県習志野市

由来・理由

1993年(平成5年)6月10日、千葉県習志野市の谷津干潟がラムサール条約(特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約)に登録されたことを記念して、習志野市が制定。

雑学・小話

谷津干潟はかつて東京湾の大規模な干潟の一部だったが、高度経済成長期の埋め立て・都市開発によって周囲の干潟がほぼすべて消滅し、住宅地に囲まれた孤島のように約40haの干潟だけが奇跡的に残った。毎年春と秋の渡り季節には、シベリア・アラスカなどから日本を経由して東南アジア・オーストラリアへ向かうシギやチドリ類の渡り鳥が、ここで羽を休め栄養を蓄えて旅を続ける。年間で約110種・多い年には3万羽以上が飛来するとされる。干潟は単なる泥地ではなく、カニ・ゴカイ・貝類などの底生生物が有機物を分解する「自然の浄化装置」として東京湾の水質を守る重要な役割を果たしている。ラムサール条約は1971年にイランのラムサールで採択された国際条約で、湿地の保護と持続的な利用を推進する。登録湿地は世界171か国・2,400か所以上(2024年時点)に上る。谷津干潟は都市の中に息づく「命のオアシス」として、環境学習の場としても多くの学校や家族連れに親しまれている。

自然・環境の記念日について

自然・環境に関する記念日は、地球の豊かさを守り、次の世代へ受け継いでいくための行動を呼びかけるものです。森や海、生き物、水、空気といったかけがえのない資源に目を向ける日、環境問題への理解を深める日、自然の恵みに感謝する日などがあります。多くは、関連する国際的な取り組みや、自然保護の歴史的な出来事にちなんで定められています。月の満ち欠けや潮の満ち引きが示すように、私たちの暮らしは大きな自然のリズムの中に組み込まれています。記念日をきっかけに、身近な自然に目を向けたり、暮らしの中の小さなエコを意識したりすることは、その大きな巡りへの敬意を取り戻す一歩です。自然とともに生きる感覚は、月を見上げる時間からも静かに育まれていきます。

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