5月20日の記念日
成田空港開港記念日
カテゴリ
由来・理由
1978年(昭和53年)5月20日、千葉県成田市に「新東京国際空港」(現・成田国際空港)が開港したことを記念する日。1966年(昭和41年)の閣議決定から12年の歳月を経て実現した開港は、日本における国際航空輸送の新たな玄関口の誕生を意味し、以後の日本の国際化を大きく後押しすることになった。
雑学・小話
成田空港の歴史は激しい紛争と共にある。空港建設地とされた千葉県成田市三里塚地区の農家や住民による反対運動(三里塚闘争)は長期化し、国と支援する新左翼党派との間で流血事件も起きた。1978年3月、開港の約2か月前に反対派ゲリラが空港の管制塔に侵入し、通信機器を破壊する事件が発生。当初予定されていた3月30日の開港は延期を余儀なくされ、厳重な警備体制が敷かれた5月20日にずれ込んだ。開港式典は機動隊に囲まれた中で行われ、滑走路も本来2本あるべきところを1本のみで出発するという異例の形だった。それでも成田空港はその後、アジアの主要ハブとして発展を続け、2000年代以降は第2ターミナル・第3ターミナルの整備も進んだ。現在は年間旅客数数千万人を誇り、インバウンド観光の拡大とともに日本の国際航空交通の中心的役割を担い続けている。なお、成田空港問題は長期的な対話の末、段階的に農家との和解が進められた経緯がある。
世界とつながる記念日
社会・国際に関する記念日は、世界中の人々が同じ課題に目を向けるために制定された、いわば「地球規模の呼びかけ」です。平和、人権、教育、福祉といったテーマは国境を越えて共通する願いであり、国連をはじめとする国際機関が主導して定めたものが多く見られます。歴史的な宣言や条約の採択日が由来になっていることも多く、日付そのものに重みがあります。月が満ち欠けを繰り返しながらも確かに巡り続けるように、社会の課題も一朝一夕には解決しませんが、地道な歩みが未来を変えていきます。